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AI森リン「森リー」
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★4月18日から新しい森リン点になっています。
AI森リン「森リー」
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日本の普通の書きことばは、高度に抽象的な概念の表記に不可欠とされる漢字の地位が絶対的に高い。それに比べてカタカナは、ガチャガチャ、ドタバタなど、出来事そのままをむき出しにした、いわば幼稚園文字である。漢字の音をカタカナで写し、それでも押し通そうとするならば、強い抵抗に出会うであろう。一面的なオリジナル性の上にできた二つの言語間の交流は、たいていは一方の側の、ときには双方に側からの独善にもとずくまがい物であるのが普通だ。だからこそ、言葉には愛があるということを理解する必要がある。私は、自分の発する言葉に思いやりや愛情を込められるような生き方がしたい。 そのための方法としては第一に、相手の気持ちを考えて言葉を選ぶことだ。私の友達には、成績のよいこと、勉強が究極に嫌いな子がいる。私は、なかなかよい成績は取れないが、あきらめずに頑張っている方なので、成績の良い子とよく話をする。 「今回点数結構上がった!」 と言ってくると、 「すごいな!どうやって勉強してるん?!」 と聞き返したりする。一方、究極の勉強嫌いの子は、私が九十点を超えるようなテストでも、三十点台を取っている。そして私に言ってくる。 「今回もテスト、意味が分からへんかったぁ。もう、どうしよう・・・・・・。」 と落胆するのだ。私は内心、「今回はワークさえ見直していれば、いつも以上の点数は取れるだろう。」と思っていても、 「そうなんや。あきらめずに頑張ろ!私も頑張るから。」 と返す。人それぞれ、立場の違いがあるから、それに応じた愛情や思いやりのある言葉づかいは大切である。また、相手の名前をしっかり覚え、趣味や特技などを知っておくことで、より相手のことを考えて話しやすくなる。私も中学一年生の時、校門前で挨拶をしていた三年生の先輩に声をかけられた。 「三輪さん!卓球部やんな。卓球部は朝練無いんやね。練習頑張って。」 どうしてそこまで知っているのか不思議に思ったが、それ以上に嬉しさが心の底からこみ上げてきた。相手の気持ちに合わせて言葉を選ぶことで、お互い気持ちよく話すことができる。また、相手の情報を沢山持っているほうが、適切な言葉を選びやすくなるはずだ。 第二の方法としては、相手の文化や言葉を尊重することだ。昨年、朝の連続テレビ小説をきっかけに、東北の、「じぇじぇじぇ」という方言が、日本国中で大流行した。テレビで放送される前まで、実は東北ではこの方言を恥ずかしく思っていた人もいたらしい。しかし、テレビをきっかけに大流行して自分たちの文化が評価され、認められると、自身をもって話せるようになったらしい。伝記の中では、広大な帝国を開いたモンゴルのフビライの話がある。フビライは、それぞれの地域の文化をそのまま残し、生かしていく政策を取ったために、征服された地域からの反感が比較的少なかったと言われている。これに対して、征服地域の言語や名前などを無理やりに変えるような同化政策を取った日本は、今でも中国や韓国で評判が悪い。相手の文化や言葉を大切にすることでよい関係を保つことができる。 確かに、合理的に物事を進めるためには、言葉を記号として扱うほうが便利な場合もある。しかし、私たちは言葉に愛を込めるような生き方も忘れてはならないだろう。「家とは、外から見るためのものではなく、中で住むためのものである。」という名言があるように、私は言葉を外から見るための符号ではなく、心を通わせるため、コミュニケーションを交わすために大切に使っていけるような生き方がしたい。
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