AI森リン「森リー」

題名：名前：

「情報」、「知識」、「知恵」、この3つの言葉は似ているようで、違う意味を持つ。ただ何かを聞いただけなら、それは「情報」、それをはっきりと理解して、自分のものにしたら「知識」、それをさらに自分の人生経験に照らし合わせて吟味することによってようやく「知恵」となる。世の中には、この3種類のうちの1種類のみで会話する人がいて、情報ばかり持っている人と知恵ばかり持っている人とでは、後者の方が魅力的な人だというのが筆者の意見である。それに対し、マニュアル、つまり情報を頭に詰め込んで仕事をする人が、今の若い世代には多く、頭、つまり知恵を働かせて仕事をする人が少ないという現状がある。
　確かに、人は知恵を大切にするべきと言う意見はある。私も実際理科で科学反応式を勉強していたときに、式の初めにつくに2 H2Oの2のような数字の役割を理解しようとせずに、多数の化学反応式を闇雲に覚えようと試みたことがある。もちろんこの計画はとても無謀で失敗したが、知恵を働かせ、今まで算数で習った掛け算を割合の考え方と照らし合わせればすぐに理由がわかったのかもしれないとも思った。この時に知恵の大切さを実感した。
　しかし、もともと情報や知識を持っておくことも大切である。知恵と言えば、知恵の輪という遊びがある。私は知恵の輪に7歳の頃に挑戦した。輪っかがのほどき方は知っているのにも関わらずうまいほどき方が思いつかず不思議だった。その当時2歳だった弟も知恵の輪を触っていた。その時、私は弟は輪っかのほどける仕組みを知らないからできないだけで、それさえ知っていれば、解ける実力があるのかもしれないと考えた。知恵と言うのは筆者が説明しているようにもともと持っている情報を知識として自分のものにし、それをさらに自分の人生経験をもとに考えたものである。つまりもともと情報や知識がない人はいくら考えることができても知恵の言葉を吐けないのだと思った。
　しかし、大切なのは、「情報」か「知識」か「知恵」かということではなく、それらを何に使いたいのかと言う目的である。もしそれがなければいくら新しいことを知ってもいくら考えても無駄になってしまう。まさに「骨折り損のくたびれ儲け」だ。筆者が文章で説明しているような、テレビや雑誌で聞いた情報を左から右へ流している人はその類に入るだろう。とはいえ、私たちは若者も近年、意味もなくインターネットに入り浸るなどの情報の摂取の仕方が問題となっている。これからは情報、知識、知恵をバランスよく摂取できるように心がけていきたいと思う。

山年月週
生徒コード：パスワード：
講師コード：パスワード：