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AI森リン「森リー」
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AI森リン「森リー」
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私たちは何をするにしろ、そうしたら失敗するか、ということを知っていて失敗することは滅多にない。しかし、人間は失敗をする。次に同じことをする時、「また、失敗するかもしれない」と思うと、本当に失敗する。失敗を重ねることによって、次第に成功に近づいてゆくのが脳の働きである。ところが、失敗を恐れると脳も人間も発展しない。「失敗」という言葉のために、以前以上に失敗するというのは、言葉を持っている人間の特徴とも言える。私たちは自己暗示によって行動しているとも言える。 確かに、言葉が行動にプラスの影響を与える面はある。 初秋に合唱コンクールがあった。私たちのクラスの自由曲は「ヒカリ」という表現力が外せない曲だった。ヒカリは悲しげな歌詞と曲から始まり、最後はのびのびとした歌い方をし、最初よりも明るく終わる。歌詞があまりにも孤独なことから自由曲を選ぶ時、ヒカリともっと明るい曲で意見が分かれた。しかし、先生たちからも「この曲が合いそう」とヒカリを推され、最終的にこの曲に決まった。練習し始めた時は、私の予想通り難しかった。しかしそのような難しさに悩む時間も省いて最優秀金賞を取りたいがために、みんなでものすごく練習した。2年生は3クラスあり、私たち2年3組は途中までの練習で簡単に言うとライバルの2年2組に負けていた。2年2組は私の通う学校に1人しかいない音楽の先生が担任しているクラスだ。正直、1組と3組は音楽の担任の先生のクラスである2組が羨ましいと誰もが言った。だからこそ私たちは一気に燃えた。「今年は2組に絶対に勝つぞ‼︎」と。合唱コンクール当日、みんなで 「この調子だとどこのクラスにもにも絶対勝てるよ!だから最優秀金賞を目指そう!」 と気合を高めた。結果、私たちは目指していた最優秀金賞を取る事ができた。あの優勝トロフィーに自分たちの名前が入ると思うとみんな嬉しくてたまらなかった。このことから、言葉が行動にプラスの面を与えるのは本当なのだろうと思った。 しかし、言葉が行動のブレーキになることもある。例えば文化や常識を押し付けることによって起こる場合がある。本で読んだ話だが、「女性はそんな仕事をするものじゃない」「その年齢では遅すぎるよ」など、社会の常識や固定観念が自分の周りで広がってしまうことでその人は自分が常識を知らない、自分はこのような事が似合わないとマイナスなことを思い行動の制限につながる。結果、自分の可能性を狭めたり、本来自分のやりたい事をできないことがある。と言う例だ。また、他にも否定的なフィードバックなどがその例の1つとなる。子どもが絵を描いて親に見せたときに、「なんか変だね」とか「もっと上手に描いて」と言われると、自信を失って絵を描くことをやめてしまうことがある。特に子供にとって親の意見は考えを左右させるものとなるから、否定的に言われると、子どもの行動意欲を削ぎ、挑戦する気持ちを止めてしまう。このような例があるから言葉一つ一つが行動のブレーキになるのだ。 確かに言葉には大きな力がある。言葉を発したり、聞いたりすることは1人で考え込むより印象に残る効果があるとよく聞く。言葉1つ1つで人の考え、行動を左右させることに間違えはないと思う。しかし、大事なことは時には言葉でしか伝えることのできないことだってあるが、あの大きな言葉だけでは人間に伝えきることはできず、刺激を与えたり、体験をさせたりしないと伝わらないこともあると言うことだ。経験は、最良の教師であるという名言があるようにいくら耳にタコができるくらい聞いても、1回だけでも体験することによって印象に残るのだ。言葉も体験もどちらも大きな力を持っていて、使い方によっては良い面にも悪い面にも向かう。だからこそ言葉が与える影響は大きいのだ。
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