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AI森リン「森リー」
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★4月18日から新しい森リン点になっています。
AI森リン「森リー」
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日本人はもっぱら、うるさいことやごちゃごちゃしているものは嫌いだ。そういった傾向が言語に影響し、細かいことは省略されてきた。だから、お互いに以心伝心の術に長けるようになったのだ。その淡泊好みの達人たちが考え出した詩形が和歌や俳句であり、非常に短いため、あまり世界に類を見ない。「目に青葉 山ほととぎす はつ鰹」という句がある。この句が表現したいというものを理屈で説明することは難しい。短い言葉に言い表せないものを凝縮している。また、芭蕉は「言いおほせて何かある」と言ったそうだ。完結した表現、整いすぎた言葉は詩にならないことを端的に述べている。日本人は「言いおほせない」ためには論理でもなんでも犠牲をかえりみないのだ。私は、直感的なコミュニケーションの取り方に賛成する。 その1つ目の理由は、相手の言いたいことを読み取ろうとすることで配慮や思いやりの心が育つからだ。遠回しな表現や曖昧な言い方をすることで、相手に配慮し、対立を避ける傾向が強まる。京ことばは、すべてを言い切らず、相手の察しに任せる表現が多く使われる。例えば、「おいでやす」と店頭で声をかけるそうだが、これは単なる歓迎の言葉でもなく、「どうぞお入りください」と言い切るのでもない。相手が自然と動くことを期待する表現だ。また、「ぶぶ漬け」はお茶漬けという意味なのだが遠回しに「もうそろそろお引き取りください」という婉曲な表現として使われることがある。京都では、強引に勧めるよりも、相手の意向を尊重しつつ誘導するのが美徳とされるようだ。 その2つ目の理由は、1つの単語から想像することで創造力が豊かになるからだ。いろいろなキーワードからアイデアを生み出したり、キーワード同士をくっつけて相手に伝えたりすることができる。短い単語やキーワード中心のスライドと、長い文章が並んでいるスライドがあるとする。安田社の研究によると、文章が詰まったスライドよりも、キーワード中心のスライドの方が理解度が約20~30%向上する、とされている。もしそれがスライドではなく広告だとすると印刷費も安く、理解度も高まるので一石二鳥だ。このようなことから私は、効果的に短い言葉を使うことは大切だと思う。 確かに、物事を理屈で考えることも大切だ。物事を論理的に整理し、根拠に基づいた判断を下すことができる。感情や直感に流されて判断を下すと、後で後悔することがある。例えば、テスト前に遊んでしまってテスト当日にいい結果が出ない、というようなことがある。しかし、直感的に言葉を選んで会話することで、余計な説明を省き、瞬時にお互いの意図や感情を理解できるというメリットがある。要するに会話が弾みやすくなるのだ。また、柔らかい表現を使うことで、私たちの語彙が広がったという事実がある。英語の「Excuse me,」は日本語では「失礼します」「すみません」「お邪魔します」などと多様な言い回しがある。このような多様で短く、伝わりやすい言葉を効果的に使うことが大切だと私は思う。
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