あおらえさん、中学1年生とは思えないほど、深い
洞察を持った作文をありがとうございます。
まず、作文の構成が非常に良く、序論、本論、結論の流れがはっきりしています。
序論で躾の重要性について
触れ、本論ではその具体的な効果と必要性を、様々な研究結果を引用して説明している点が素晴らしいです。
例えば、「国際NGOセーブザチルドレンの行った調査によると、しつけがしっかりしている家庭の子供はそうでない子供に比べて学業成績が約10%高い」という具体的なデータの使用は、説得力を増しています。
また、結論で「躾は叡智であり、その逆もしかりである」との名言を引用し、自己の考えをまとめ上げる手法は、読者に強い印象を残します。
◎名言がよく書けています:「躾は叡智であり、その逆もしかりである」。
◎データがよく書けています:「国際NGOセーブザチルドレンの行った調査によると、しつけがしっかりしている家庭の子供はそうでない子供に比べて学業成績が約10%高い」。
【
項目評価】
-構成:非常に良い
-データの使用:優れている
-名言の引用:効果的
【
語彙力評価】
-字数が1200字以上書けています:達成
-難しい言葉がよく使われています:達成
全体を通して、非常に理解が深く、論理的な展開が見られる素晴らしい作文です。これからもこの調子で学び続けてください。
作文字数1247字 |
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目標字数1200字 |
総合点 84 点 |
思考語彙 75 点 |
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| 表 現 語 彙 91 点
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知識語彙 92 点 |
■思考語彙 37個
いると,は思う,。しかし,のため,あれば, 第,いるから,躾によって,止めよう,あろう,あるはず,あるから,は思う, 第,躾によって,できるから,よると,よると,た場合,はすなわち,よれば,みると, 確か,するべき,役に立つ可能,あるため,だろう,。しかし,躾によって,と考える,続くべき,と思う,思うため,すぎざる,すぎざる,、つまり,子供に対して,
■知識語彙 74種
一生懸命,一端,不利,乳幼児,人間,伝統,体罰,先生,全員,利害,厳格,叡智,古典,可能,同級生,国際,基本,場合,大事,大切,子供,学校,学業,家庭,平和,幸福,幼少,形成,得意,愛情,感情,成績,成長,指標,挨拶,排除,方向,日本,時点,本能,機能,法人,独立,独自,理性,産業,発展,的確,研究,研究所,社交,社会,筑波大学,精神,素質,経済,結果,結論,統制,能力,自分,自尊,行政,観点,言葉,調査,謝罪,返事,進化,適当,適応,重要,関係,風潮,
■表現語彙 128種
けんか,ここ,こと,そう,それ,たち,たび,ため,つけ,とき,はず,ほう,もの,よう,わがまま,アメリカ,クラス,サピエンス,ホモ,一,一生懸命,一端,三つ,不利,乳幼児,二,人,人間,今,他,伝統,体罰,何,個々人,先生,全員,利害,医,厳格,叡智,古典,可能,同級生,国際,基本,場合,塾,大事,大切,子,子供,学校,学業,家庭,対,差,平和,幸福,幼少,形成,得意,性,愛情,感情,成績,成長,手,指標,挨拶,排除,教え,方向,日本,昔,時点,期,本能,機能,歳,法人,点,独立,独自,理性,生まれつき,産業,発展,的,的確,研究,研究所,確か,社交,社会,神,私,科,等,筑波大学,精神,素質,経済,結果,結論,統制,群れ,考え方,能力,自分,自尊,行政,親,観点,言葉,誰,調査,謝罪,躾,返事,逆,進化,適当,適応,重要,関係,面,風潮,%,
■文化語彙 37種
くれる,しかる,しつける,すぎる,せる,できる,ほめる,もたらす,もつ,よる,られる,れる,伸ばす,信じる,入れる,出る,叱る,含む,導ける,役に立つ,感じる,担う,持つ,教える,暮らす,止める,比べる,生まれる,着く,築く,続く,考える,聞く,育つ,育てる,行う,遂げる,
適当な躾
中1 あおらえ(aorae)
2025年2月1日
本質的な問題にどう気づくのかというと、その人の素質によるもので、家庭内での躾など様々な要素がある。躾なしに育ったのでは、あることを感じ、ある方向にもっていく機能や考え方が生まれてこない。本能的にわがままな感情と理性というものが家庭の躾のようなものからでも生まれてくる。日本でも昔は伝統的な家庭の教えがあり、厳しく躾をしていて、それが人間形成の一端を担っていた。今は子供を塾等に行かせ、それを一生懸命に育てていると親は思っている。しかし、人間形成の大事な点は、人間的な感情だ。親対子の愛情は古典的、本能的なもののためどのような家庭でも愛情があれば幸福で、そこで良い人間性が育つ。従って愛情のある躾は大切だ。
第一に、人間は基本的に群れで暮らしているからだ。愛情のある躾によって、群れで暮らすにあたり重要な社交性を手に入れる。私の学校では誰かがけんかになりそうになるたびに、他の人たちが止めようとする。それは、自分の利害に関係なく、群れで暮らすという観点から平和でいたいというものであろう。またほとんどの人は幼少期に挨拶や返事をしろ、と言われたことがあるはずだ。学校ではクラスのほぼ全員が挨拶をしている。先生にも同級生にも、である。また、何か悪いことをしてそれに築いたときは謝罪するような風潮になっている。それは人間が群れで暮らすにあたり、躾として群れから排除されないよう教えられたものであるからであると私は思っている。
第二に、愛情のある躾によって成長できるからだ。国際NGOセーブザチルドレンの行った調査によると、しつけがしっかりしている家庭の子供はそうでない子供に比べて学業成績が約10%高いという結果が出ている。しかしながら、独立行政法人経済産業研究所の行った調査によると厳格な躾が行われた場合、子供が12歳の時点で自尊感情が15%ほど低いという結果が出ている。それはすなわち社会への適応能力で不利になるということだ。愛情的な躾という面で、筑波大学の研究によればほめるほうが、叱るほうよりも社会能力の指標でみると10%ほどの差が乳幼児で着いたそうだ。この三つの研究による結果から、躾、特に愛情にある躾は大切であるという結論を導ける。
確かに、個々人の生まれつき持っている素質も大切にするべきである。それは役に立つ可能性もあるため、独自で伸ばして得意になっていくのもよいだろう。しかし、「躾は叡智であり、その逆もしかりである」というアメリカの精神科医M.スコット・ペックの言葉がある。ホモサピエンスは昔から神を信じていたと聞いたことがあるが、躾によって群れを統制し、また平和にしたことでここまで発展し、進化を遂げてきたのだと考えている。そのような発展はこれからも続くべきであると思うため、体罰など厳しすぎずにまた甘すぎずに、的確な、適当な躾、つまり家庭に幸福をもたらしてもくれる愛情を含んだしつけを子供に対して行うことが大切であると感じる。