あかれりさん、作文の提出ありがとうございます。
まず、テーマ選びが非常に興味深く、日常生活や政治の場面で見られる多数決と全会
一致の使い方について具体的な例を挙げて説明されています。文章を通じて、多数決の利点と限界、そして全会
一致の重要性をバランスよく述べ、それぞれの方法が持つ意義を理解しやすくしています。
特に、日本の伝統的な意思決定方法に
触れた部分は、文化的背景を
考慮に入れた深い
洞察を感じさせます。また、引用された名言「
賢明な決定とは、多数の声に耳を
傾けつつ、全員が納得できる道を探ることである。」と「もっとも価値のある決定は、その結論ではなく、それに至る議論な中にある。」は、論点を際立たせるのに効果的でした。
◎名言がよく書けています。
「
賢明な決定とは、多数の声に耳を
傾けつつ、全員が納得できる道を探ることである。」「もっとも価値のある決定は、その結論ではなく、それに至る議論な中にある。」
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項目評価
-字数が1200字以上書けています。
-難しい言葉がよく使われています。
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語彙力評価
あかれりさんの
語彙力は高いです。複雑な
概念を説明するのに適した専門的な言葉を適切に使用しており、文章の理解を助けています。全体的に、読み手に対する説明が
丁寧でわかりやすく、非常に読みやすい作文です。引き続き、さまざまな表現を学び、用いることでさらなる向上が期待されます。
作文字数1360字 |
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目標字数1200字 |
総合点 87 点 |
思考語彙 72 点 |
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| 表 現 語 彙 95 点
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知識語彙 96 点 |
■思考語彙 27個
確か,だろう,。例えば,行くと,ないため,にくいかも,を考える,国民によって,られるため,だろう,だろう,言えば,多数決によって,といえ, しかし,すれば,言い換えれば,。しかし,決めざる,ことによって,多いはず,たから,からこそ,n確か,。しかし,すぎざる,と考える,
■知識語彙 79種
一致,並立,事例,人生,代表,以上,会議,伝統,使用,価値,全会,全体,全員,出席,出来事,勝手,半分,印象,原則,去年,友人,友達,反対,可決,否決,国会,国民,基準,場面,多数,多数決,大切,室内,家来,市長,征伐,想像,意味,意見,抵抗,採決,政治,方法,方針,日本,日本人,昔話,最後,最終,有名,未満,桃太郎,比例,決定,物事,知事,簡単,納得,組織,結局,結果,結論,自分,衆議院,言葉,記憶,誤解,議員,議席,議論,責任,賛成,賢明,身近,退治,運営,過程,選挙,都道府県,
■表現語彙 136種
あまり,かたち,こと,これ,すべて,そば,それ,たち,ため,ところ,はず,みなさん,みんな,もの,やり方,よう,わけ,グループ,ゴー,ヶ月,一,一つ,一致,上,並立,中,事例,人,人生,今,代表,以上,会議,伝統,何,使用,価値,全会,全体,全員,出席,出来事,分の,制,力,勝手,区,半分,印象,原則,去年,友人,友達,反対,可決,否決,国,国会,国民,基準,場,場面,声,多数,多数決,大切,室内,家来,市長,征伐,想像,意味,意見,抵抗,採決,政治,方,方法,方針,日,日本,日本人,昔,昔話,時,最後,最終,有名,未満,村,桃太郎,比例,決定,派,点,為,物事,的,皆,知事,確か,私,簡単,納得,組織,結局,結果,結論,者,耳,自分,衆議院,見出し,言葉,記憶,話,話し合い,誤解,議員,議席,議論,責任,賛成,賢明,身の回り,身近,退治,遊び,運営,過程,道,選挙,都道府県,間,鬼,鬼ごっこ,
■文化語彙 41種
あわせる,いえる,かんがえる,くれる,しまう,しれる,すぎる,できる,とる,なす,ふりまく,やる,られる,れる,使う,傾ける,出す,分かれる,割り切る,取り組む,取る,向かう,感じる,持つ,採る,探る,求める,決まる,決める,生きる,用いる,答える,続ける,考える,聞く,至る,行う,言い換える,通る,遊ぶ,避ける,
意見の尊重
中3 あかれり(akareri)
2025年2月1日
テレビの時局討論会などを聞いていると、司会者が、「イエスかノーかで答えてください」と言っているのに、長々と意見を述べる論者が多い。自分の心中を尋ねてみて百対ゼロの確信でイエスが言える場合もあれば、五十五対四十五でからくもイエスに傾いている場合もある。もかかわらず、「イエス」と答えたとたん、すべて百対ゼロのイエスのような印象をふりまくことになってしまう。その誤解を避けるあまり、簡単に答えることができない。
確かに多数決で物事を決めることも悪いことではない。多数決は身の回りのあらゆる場面で使う採決方法だろう。例えば友人間である。グループで遊ぶ話になった時グループの一人が何をして遊ぶかなど勝手に決めることは少ない。遊ぶ友達たちにドッチボールがいい人、鬼ごっこがいい人、室内遊びがいい人などと聞き結局は多数決で決まることがほとんどである。また、多数決は政治の場でも広く用いられている。有名なところで行くと、国会で行われる会議である。出席議員の何分の何賛成だったら、可決され、結果がその基準未満だとしたら否決される。これは私たちのすぐそばにある事例でないため想像しにくいかもしれない。では、選挙を考えてみてほしい。衆議院選挙や都道府県知事、市長など政治の責任者は国民によって決められるため身近なものだろう。去年も衆議院の選挙などが行われたのは記憶に新しいだろう。詳しく言えば衆議院選挙は小選挙区比例代表並立制がとられている為すべての議席が多数決で決まるわけではないが半分以上の議席は多数決によって取られている。このように国全体として多数決が使われている点から多数決を使用して物事を決めることは悪くないことだといえる。
しかし全会一致の採決をとることも大切だ。多数決をすれば必ず賛成派反対派に分かれる。言い換えれば必ず自分の意見が通らない人もいるということだ。しかし全会一致の採決をとることでそのような人を出すことは少なくなる。日本では昔全員一致を組織運営の原則とするという伝統もあった。村の方針を決める話し合いなどでは、多数決で決めずに何日も何ヶ月も話し合いを続けることによって最終的に全員一致になるまで話をするというやり方が採られていたようである。みなさんの中にも、「多数決で決めたことなら反対者がいてもゴー」という割り切り方に抵抗を感じる人が多いはずだ。日本人は、「一応、かたちの上だけでもみんなが賛成してくれなきゃ」というメンタリティを持っているとかんがえることができる。昔話の桃太郎でも桃太郎と家来たちが全員一致で鬼征伐に向かったからこそ力をあわせて鬼を退治することができたのだ。皆の意見を一つにして一つの出来事に取り組んだというわけだ。
確かに「賢明な決定とは、多数の声に耳を傾けつつ、全員が納得できる道を探ることである。」という言葉があるように多数決で物事を決めることも全会一致の採決が良いこともある。しかし「もっとも価値のある決定は、その結論ではなく、それに至る議論な中にある。」という言葉があるよう最も大切なことは良い結果だけを求めすぎずにその過程を大切にすることである。人生も最後だけでなく今まで生きてきたことに意味があると考え、やることなすことに価値を見出し生きていきたい。