失敗は成功の元
小3 いち(itiiti)
2025年2月3日
このお話を読んで一番感心したのは、パストゥールさんが自分の失敗を次に繋げようと考えて行動したことです。
夏の休暇ですっかり忘れていた培養液を捨てるのはもったいないと思ったらしく、ニワトリに注射として使うように助手に命じました。すると、ニワトリが病気にかからないという発見につながりました。
さらに、実験を繰り返して、とても強力な培養液の注射を新たに作り出しました。その培養液の注射を初めて受けたニワトリは病気にかかり、古い培養液の注射を受けていたニワトリは病気にかかりませんでした。
この話を聞いたとき、僕はマインクラフトのゾンビのことを思い浮かべました。
ゾンビは、無防備のまま日光を浴びると燃えてしまいます。けれども、防具をつけて日光を浴びると燃えません。これは、培養液の実験と似ているなと思いました。
こんなに凄い発見をした人でも、ばいよう液のことをすっかり忘れていたところは、僕と同じような普通の人間らしさがあって親しみを感じました。でも、そこで終わらず、次に繋げる力は、すごいことだと思います。バレーボールに力を注いでいる僕で言うと、もしレシーブを一本ミスしてもスパイクを二本次に決めれば、ミスをカバーできるので、失敗しても冷静に次のプレーに集中することが大切なのだと思いました。
僕と同じように、小学生の頃バレーボールをしていたお父さんにも似た話がないか聞きました。お父さんのバレーボールチームは、サーブをただ強く打つ練習をするのではなく、ペットボトルをコートの隅に置いてそこにボールを当てる練習をしていたそうです。その当時、お父さんは心の中で、「なんでこんなしんどい練習をしなければならないんだろう?何の意味があるのだろう。」と思っていたらしいです。ですが、全国大会に出場をした時監督に、「サーブでここをねらえ。」と言われ、ピンポイントに狙って15点決めることができ、その時ようやくこの練習の意味が分かったそうです。
僕は先週の試合で、サーブを7点決めました。つい半年前までは、サーブを1点決めることも難しかったので、7点連続で決められた時はまるで誰かに体を操縦されたような気分でした。でもまだ15点連続は決めたことがありません。そう思うと、僕の練習はお父さんの頃の練習に比べて甘いのかもしれません。時間を見つけてお父さんの頃の練習メニューを体験してみて、僕もお父さんのようにサーブをコントロールできる選手になりたいです。
自分で失敗だと思っていても、いろいろな方法で試してみれば成功につながるのだなぁとパストゥールさんの話を読んで思いました。