あえひのさん、今回の作文ではマラソン大会の熱い(あつい)体験(たいけん)がとても生き生きと伝わっ(つたわっ)てきて、読んでいてわくわくしました。
特に(とくに)、家族みんなで参加(さんか)している様子や、お父さんとの競争(きょうそう)、それに対するあなたの思いが丁寧(ていねい)に綴られていて、家族の絆を感じることができましたね。
また、母親の健康(けんこう)のための努力(どりょく)や、マラソンに対する複雑(ふくざつ)感情(かんじょう)理解(りかい)でき、人物の背景(はいけい)に深みが増し(まし)ています。

あえひのさんがマラソンを楽しむ様子を、自分の足が「自転車になったみたい」や「羽が生えたみたい」と表現(ひょうげん)している点が印象(いんしょう)(てき)でした。
これらの表現(ひょうげん)は、マラソンの爽快(そうかい)感をとても良く(よく)表していて、読者にもその速さや楽しさが伝わり(つたわり)ます。

また、競争(きょうそう)緊張(きんちょう)感や達成(たっせい)感についても、具体(てき)なシーン描写(びょうしゃ)が多く、大会の雰囲気(ふんいき)やあなたの感情(かんじょう)の動きが目に浮かぶ(うかぶ)ようです。
最後(さいご)に川の風を感じながらのラストスパートは、とても画(てき)で美しい締めくくり(しめくくり)でした。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-テーマの表現(ひょうげん):非常(ひじょう)良い(よい)
-表現(ひょうげん)のわかりやすさ:良い(よい)
-感情(かんじょう)描写(びょうしゃ):非常(ひじょう)良い(よい)
-語彙(ごい)の使用:良い(よい)

◎たとえがうまく使われています。「まるで足が自転車になったみたい」「まるで羽が生えたみたい」

 構成(こうせい)◎ 題材(だいざい)◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:1150字/800字
思考点:62点
知識(ちしき)点:58点
表現(ひょうげん)点:67点
総合(そうごう)点:63点
(新しい森リンで(かり)の点数を出しています)

 


■思考語彙 20個
できるので,付くと,走ると,なるから,のため,すると,するらしい,と思う,すれば,ないので,あるので,走ろう,すると,た場合,と思う,思うから,この場合,と思う,くれるから,と思う,

■知識語彙 28種
健康,全力,努力,半年,参加,収縮,場合,大会,子供,小学,年生,応援,普段,最初,最後,最近,月例,競争,筋肉,結果,緊張,自然,自転車,運動,達成,酸素,醍醐味,間際,

■表現語彙 85種
いし,こと,これ,そう,ため,とき,ところ,みたい,よう,エネルギー,キロ,ゴール,ストレス,タイム,ダイエット,ダッシュ,ペース,マラソン,メートル,ラストスパート,一,三,二,五,人,今,係,俺,健康,僕,全力,六,分,前,努力,十,半年,参加,収縮,四,場合,声,大会,好き,子供,小学,川,年生,後,応援,息,感,時,普段,最初,最後,最近,月例,楽,母,気,気持ち,流,父,百,秒,競争,筋肉,結果,緊張,羽,胸,自然,自転車,血,誰,足,運動,達成,部,酸素,醍醐味,間際,際,風,

■文化語彙 29種
あがる,かかる,かける,がんばる,くれる,せる,できる,なくなる,られる,れる,上げる,付く,伸びる,使う,切れる,動く,吹く,増える,抜かす,生える,疲れる,終わる,続ける,縮まる,聞く,裏切る,走る,返す,追い抜く,

 

はあはあ(清書)
   小4 あえひの(aehino)  2025年2月4日

 「はあはあ」

今僕が走っているのは、横浜月例マラソンという大会だ。この大会は、神奈川県横浜市神奈川区新横浜駅の近くの川沿いでやっている。このマラソンは、僕も、父も母も家族みんなで走っている。母は最近朝走るようになって、どんどんタイムが伸びている。でも、僕はいつも気になることがある。それは、父が僕にとって、尋常じゃなく速いことだ。父には、どう頑張っても勝てない。父は、全体的に運動神経がいい。卓球も、サッカーも、バスケまで全部僕の上位互換だ。父は何でも練習をしているから勝てないけど、二十年後に父がお年寄りになったら、僕は三十歳だから勝てるのではないかと思う。自分でも少しセコイと思っている。父には勝てないけど、僕にとって走ることは楽しいことだ。なぜなら、走るとどんどん景色が飛んで行って面白いし、一キロマラソンを走り終わった後は達成感があって楽しい。五十メートルや百メートル走も全力ダッシュができるので気持ちいい。僕は走るとき、まるで足が自転車になったみたいに楽に動きます。そして、まるで羽が生えたみたいで気が付くとビューンといなくなるし、走り終わった後も全く息が切れていないのが凄い、と母に言われた。



 母に聞いたところ、母は走ると胸が苦しくなるから、走るのはあまり好きではないと言った。それでも最近は健康とダイエットのために走ることにしたそうだ。走るのは「有酸素運動」と言って、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことを言うそうだ。有酸素運動をすると、ダイエットになるだけではなく、ストレスがなくなったり、血流が良くなったりするらしい。母は最初、一キロ十分かかっていたけど、半年走り続けて今は一キロ六分四十秒まで縮まった。母は半年で三分二十秒も伸びていて凄いと思う。やっぱり、努力は人を裏切らない。父は、努力すれば速くなると言っていた。



 月例マラソンは子供の部があって、その部は小学六年生までが参加できる。普段一人で走るときは誰にも見られていないので緊張感がないが、マラソン大会は緊張感があるので「もっと早く走ろう」という気持ちになり、タイムが伸びる。前に走っている人を追い抜かそうとすると自然とペースがあがり、抜かした後も、抜かし返されないようにペースを上げて、結果どんどん速くなる。僕が抜かされた場合も、抜かし返したいと思うから、この場合も速くなる。これが競争の醍醐味だと思う。ゴール間際に川の風がそよそよと吹いてきて、とても気持ちいい。最後は応援してくれる人も増えてきて、係の人も、がんばれと声をかけてくれるから、俺ならできる!と思い、ラストスパートをかける。その時はラストスパートができても、ゴールした後は疲れる。

「はあはあ」