良いやつか悪いやつか分からない蚊
   小4 あきよさ(akiyosa)  2025年2月3日

 血を吸う蚊は、メスです。オスは血を吸わず、樹にたまった水を吸ったり熟した果物の液を吸うだけです。メスは卵を発達させたり、卵を産む時、水の上に浮かべる卵がばらばらにならないように、卵をくっつけるために、動物の血液を利用するのです。それでも刺されれば不快ですから、追いはらわれます。まして、ヒトからヒトへ血液を吸うたびに、病原体を持っていたヒトのウイルス(日本脳炎ウイルスとかマラリア原虫)などを媒介するとなれば、それがコガタアカイエカやハマダラカにかぎられてといってもカ全体がわる者にされてしまいます。ところで、あの小さなカが飛んでいる時には、ブーンという耳ざわりなおとがします。夏の夜、寝ているところでは気になる羽音ですが、あれは仲間に自分の場所を知らせる音です。

 この文章を読んで一番びっくりしたのは、

カを研究している人たちは、一日のうちに一回カのかごの中にうでを入れて何百匹ものカに血を吸われるのを我慢できるのだということです。

 私はこの文章を読んでも蚊は悪だと思います。なぜなら、二千二十三年の夏に庭で私と妹がプールを出して遊んでいたら、たくさんの蚊に襲われたからです。蚊に血を吸われた後は、私の両うで両あしはまるで病気みたいにはれていました。

わたしは、お母さんに

「ママは、蚊は好き。」

と聞くとお母さんが

「好きじゃないけど、役に立つと良い奴に見えるかも。例えば、かの赤ちゃん(ボウフラ)をメダカの餌として使えると聞いたときは、早く蚊が卵を生んでくれないかなぁ、とワクワクしたよ。」

「確かに。」

と納得しました。

「完全な悪はいないからね。」

「そうだね。私にとっては蚊は嫌な存在としか思っていいなかったけど、お母さんにとっては役立っていたんだね。」

とうれしくなりました。けれど人間って身勝手だなぁと思いました。

 蚊は今まで、悪だと思っていたけれど役に立つと印象が変わって良い奴に見えてきました。けれど、蚊に血を吸われるとかゆくなるのは事実なので蚊は良い奴か悪い奴かはわかんないなぁ~とメダカの水槽を見ました。