僕の友達
   小4 あけしよ(akesiyo)  2025年2月4日

僕の友達

「魚が飼いたい。」

二年生のある日お父さんが突然言い出しました。僕は魚が好きなので、すぐに 「いいよ。」 と言いました。そしてその年の、クリスマスプレゼントに水槽を頼みました。

 水槽が届いてから一週間後、準備が始まりました。仙台駅の近くの熱帯魚専門店に行って、水草と流木を買いました。それからいろいろな魚を買いましたが、一番好きな魚は、一年後になって、やっと水槽に入れることができました。その魚は、お店にいた最後の一匹でした。ヒレがまるでペンギンの羽の様だったので、「オウサマペンギン」と名前を付けました。今でもまだ、元気に泳いでいます。

 お母さんは、子供の頃に犬と猫を飼っていて、最初はととも嫌だったけど、だんだん好きになっていったそうです。お母さんのお姉ちゃんが動物好きで、動物保護センターからもらってきました。その犬は、病気を持っていたので、治すまでがとても大変だったと言っていました。でも、沢山世話をしているうちに、好きになったそうです。

 僕は魚を飼う前から好きだけど、お母さんは飼ってから好きになりました。そういう人もいるんだと新しい発見がありました。でも、確かに、僕も魚に名前を付けたら、前より好きになって仲良くなった気がします。お父さんも魚が好きで、僕が 「遊ぼうよ。」 と言っても 「今、水替えしているから後で。」 とめんどくさそうに言うし、 「まだ水替え終わらないの。」 とねだりながら言っても 「今、終わるから。」 と適当に返事をするけど、それから三十分たってもまだ終わりません。遊んでくれないのは嫌だけど、魚に夢中になっているお父さんはすごいと思います。僕も世話をしたら、もっと好きになれるかな、と考えている時は楽しいです。