カは害虫か
   小4 あえたし(aetasi)  2025年2月4日

   血を吸うカはメスです。じっさい血をすわないカもいますし、ヒトとまったく関係のないカのほうが多いのです。病気のもとがないかぎりカはけっしてこわい虫なんかではありません。

   ぼくがこの話を読んで一番おどろいたことは血を吸わないカもいるということです。

   夏休みに祖母の家の近くの公園に遊びに行った時だ。公園の中にブルーベリーの木があって、沢山の実がなっている。ぼくはうれしくて、さっそく摘みにかかった。ぼくは黒い実を見つけると、体を木の中につっこんで、ぜったいにゲットする。でも、がさごそするのに夢中でカがくるのに気がつかなかった。

   半分ぐらいつみ終わって足を見ると20匹ぐらいのカがうろちょろしていた。ぼくは足をふりまわすとカはぜんぶぺちゃんこになった。ぼくは安心してブルーベリーの袋が7分目ぐらいなったとき、またカが三匹来た。どうやらここは数えきれないほどのカのすみからしい。まるでここはカの工場みたいで、次から次へとカが大量生産されているようだ。ぼくはもう面倒だと思い、帰ることにした。

   地球上でもっとも多くの人間の命をうばっている生物は何だと思いますか。ライオンでしょうか、それともサメでしょうか。ぼくの持っている危険生物の図鑑によれば、答えは「カ」です。

   カによって死亡する人間は年間約72万人におよびます。刺されたことが直接の死因ではなく、力が媒介したマラリアによる死者がほとんどです。一年間にライオンが殺す人間は百人ほど、サメはもっと少なく約数十人ほど。だから私たちの身近にいるカは危険生物とよべるのだ。

   シンガポールに住んでいる友達から、シンガポールではカを防ぐため厳しい法りつがあると聞いた。例えば、植木鉢の受け皿に水があると調査隊が来て、見つけられると罰金がある。台湾の南部では公園などの消毒の日がある。

   ぼくは、カはたくさんの人を殺すけど、こわいのは病気でカではないので害虫ではないと思う。でも人間にも利益がないので、益虫でもない、「ふつうの虫」なのだと考えた。