感謝を伝える方法
   小6 みお(aemio)  2025年3月1日

 遠くでアラームの音が聞こえる。私はとっさに目を覚ました。

学校があると思ったが夏休みだったことを思い出し、ベッドに戻ろうかと考えた。しかし、早起きをしてみたいと思ったのと、宿題を進めなければならないのとで、無理に朝早く起きる必要はなかったが、頑張って早起きをした。いつもはまだ寝ている時間である。宿題をしている途中、窓の外に目を向けると弟が学校で育て、持ち帰ってきたアサガオと私が種から育てたフウセンカズラの花がかわいく咲いていた。フウセンカズラの花はほぼいつでも見ることができるが、朝顔の花は朝早い方がみずみずしく新鮮だ。私は今まで枯れかけた花しか見たことがなかった。私はその日、「早起きは三文の徳」というものが本当に存在するのだと気づいた。そしてこれからも夏休みだけでなく学校がある日も頑張って早起きをして習慣づけようと思った。

私は先週の日曜日のマラソン大会に弟と参加した。学年によって走る距離は違うが、5、6年生は校庭を一周、学校の外を3周の1.8キロを走る。途中で急カーブや坂があり、少しだけスピードが落ちてしまったがペースをほぼ変えずに走り切ることができた。コースの最後ではいろんな人から声援があり、まるで自分が大勢の観客の前で、ステージに立っているようだった。結果は5、6年生の女子一位で、表彰式でメダルをもらった。あきらめずにがんばったおかげだなと思い、とてもうれしかった。私は本気を出して走ったからこそ、走り終わった後、清々しい気持ちになれたんだなと思った。しかしそれだけではないと思った。なぜなら、私たちがマラソン大会に参加できたのは、地域の人やPTAの人たちが前から準備してきてくれたからだし、当日、手伝ってくれたり応援してくれたりしたからだ。だから私は手伝ってくれたひとたちにお礼を言わなければならないと思った。

私の母は仕事で、海外の人とコミュニケーションを取るために英語の勉強をかんばったそうだ。母は中学生の頃から英語を続けている。私が一年生のときに旅行にいったアメリカで、母が英語で誰かと話しているのを見てあんなきれいな英語を話せるようになりたいと思い、今、英語の勉強を頑張っている。英語が話せれば日本語だけが話せるときよりも出会いが広がり、人との関わりが増える。だから私はこれからも英語の勉強を頑張っていこうと思う。

頑張るということは人間にとって周りの人たちが自分や自分たちのために頑張れる場を作ってくれているということである。だから私たちはその人たちに感謝しなければならない。感謝の気持ちを伝える方法はたくさんある。一つは自分の最高のパフォーマンスをすることだ。なぜなら、自分が用意した場を満足に使ってくれることは誰だって嬉しいからだ。また、帰るときに「ありがとうございました」などと言葉で伝えることもできる。私はこれから、自分にあった感謝の表現の仕方で相手に感謝を伝えていきたいと思う。