りょうまくん、こんにちは。いい作品で、高得点をマークしています。
 ある意味の「狂気(きょうき)」は人を成長させます。「鋭い(するどい)刃物(はもの)ほど安全である」に気づいたのは鋭い(するどい)と思います。
 天才と称さ(しょうさ)れる人物、アインシュタインやエジソンに肉薄(にくはく)したいものです。いわゆる「狂気(きょうき)」の必然性に気づかされますね。
 また、単調、平凡(へいぼん)は成長の妨げ(さまたげ)です。世の中「推し活」というものがあるようです。これも、程度をわきまえた付き合いが良い効果を導きます。
 狂気(きょうき)という没入(ぼつにゅう)も味方にして、自分の成長につなげたいですね。

<<え2007/254み>>


あうほかさん、作文の内容が非常に深く考えられており、多角的な視点から「狂気(きょうき)」というテーマを扱っ(あつかっ)ている点が素晴らしいですね。
特に、「天才と狂人(きょうじん)の境界について」の考察が興味深く、読み手に多くの考えを促し(うながし)ています。
例えば、アインシュタインやエジソンのエピソードを引用することで、偉人(いじん)たちの狂気(きょうき)じみた行動が実は彼ら(かれら)の天才性の一部であることを示しています。

また、狂気(きょうき)の持つリスクについてもしっかりと書かれており、バランスの取れた議論になっています。
狂気(きょうき)抑え(おさえ)て冷静に判断すること」と「狂気(きょうき)抑え(おさえ)ずに自分の長所を伸ばす(のばす)こと」の両方が重要であるという結論は、論理的で説得力があります。

言葉の選び方も、テーマに合っていて印象的です。
全体を通して、中学1年生の作文としては非常に高いレベルにあると感じます。
今後もこのような洞察(どうさつ)力と表現力を生かして、さらに多くのテーマに挑戦(ちょうせん)してみてください。

◎複数の理由がよく書けています。
「第一の理由は、世の中の偉人(いじん)には変わっている人が多いからだ。」
「第二の理由は、逆に狂気(きょうき)を全く抑え(おさえ)られないと、自分も周りにもいいことが無いからだ。」

◎名言がよく書けています。
鋭い(するどい)刃物(はもの)ほど安全である」という名言がある通り、ほどほどの狂気(きょうき)が必要なのである。

◎データがよく書けています。
「テレビを見すぎる子言葉の発達に遅れ(おくれ)というデータでは、テレビを見すぎるほど、言葉の発達に遅れ(おくれ)が生じることが示されている。」

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1220字/1200字
思考点:90点
知識点:80点
表現点:78点
総合点:85点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)

 


■思考語彙 37個
。しかし,られざる,と思う,よく考える,みれば,なければ,なければ,選ぶべき,なるべき,。しかし,と考える,進むべき, 第,多いから,。例えば,たらしい,なければ,。むしろ,と思う,といえ,だろう, 第,ないと,無いから,られざる,いると,しまう可能,。もちろん,は言える,。しかし,なければ,感じるかも,は思う,られざる, 確か,抑えざる,。しかし,

■知識語彙 57種
不思議,不足,人間,他人,代償,体内,偉人,充満,冷静,刃物,判断,勉強,動因,友人,反省,可能,名言,問題,大切,天才,奇妙,子供,安全,完璧,容易,展開,平和,強烈,影響,必要,悪影響,持続,掃除,料理,時間,有名,欠点,正気,灰皿,狂人,狂気,理由,生活,疑問,発達,睡眠,結論,腹痛,自分,自然,行動,言葉,起伏,迷惑,追求,連続,長所,

■表現語彙 105種
いつか,きっかけ,こと,ころ,せい,そう,それ,たち,どこ,なん,もの,よう,アインシュタイン,エピソード,ガス,ゲーム,ストーリー,スープ,テレビ,データ,ヘリウム,一,一つ,不思議,不足,世の中,二,人,人間,今,他人,代償,体,体内,偉人,僕,充満,冷静,刃物,判断,勉強,動因,化,友人,反省,可能,名言,周り,問題,大切,天才,奇妙,姿,子,子供,安全,完璧,容易,展開,己,平和,強烈,影響,必要,性,悪影響,我々,持続,掃除,料理,時,時間,有名,欠点,欲,正気,灰皿,狂人,狂気,理由,生活,疑問,発達,的,睡眠,確か,私,空,結論,腹痛,自分,自然,薬,行動,言葉,訳,起伏,迷惑,追求,逆,通り,連続,遅れ,長所,頭,

■文化語彙 45種
いえる,いける,おく,おこす,かける,しまう,しる,しれる,すぎる,せる,できる,なれる,もがく,やる,られる,れる,伸ばす,作る,使う,入れる,分かる,削る,及ぼす,変わる,嫌がる,導く,居る,当たる,感じる,打ち込める,払う,抑える,生じる,知る,示す,考える,至る,苦しむ,言える,進む,選ぶ,避ける,陥る,飛べる,飲む,

 

天才とは
   中1 あうほか(auhoka)  2025年3月1日

  天才とは、狂気が持続しない狂人かもしれないし、狂人とは狂気が持続している天才化もしれない。しかし、人間というものは狂気なしには居られぬものだ。我々が正気だと思っている生活も、よく考えてみれば狂気の起伏の連続であり、狂気なくして生活は展開しないこともあるということは、奇妙なことだ。容易に陥りやすい狂気を避けなければならないし、他人を狂気に導くようなことは避けなければならない。私たちは苦しい平和を選ぶべきだ。そして、冷静と反省は最も人間的な行動の動因となるべきものだ。しかし、狂気を己の自然の姿と考えて、進むべきだ。人間には、ある程度狂気が必要である。

 第一の理由は、世の中の偉人には変わっている人が多いからだ。例えば、アインシュタイン。アインシュタインは天才として知られているが、料理や掃除などは全くできなかったそうだ。なんでも、灰皿にスープを入れて飲んでいたというストーリーもある。また、あの有名なエジソンも、子供のころ、どうやったら人間は空を飛べるか、という疑問を追求し、ヘリウムガスで空を飛べるという結論に至ったそうだ。そして、体内にガスが充満する薬を作り、さっそく友人に飲ませたそうだ。友人は嫌がっていたそうだが、無理やり飲ませたらしい。その友人は、強烈な腹痛をおこしもがき苦しんだそうだ。完璧でなければ偉人になれない訳ではない。むしろ、偉人というのはどこかに欠点があるものだ。偉人には、こんな不思議なエピソードがある人がかなり多い。そもそも欠点のない人間なんていないと思うが、一つのことに狂気といえるほど打ち込めるような人が、偉人になるのではないだろうか。

 第二の理由は、逆に狂気を全く抑えられないと、自分も周りにもいいことが無いからだ。勉強でもゲームでも、狂気を抑えられずに睡眠時間を削ってずっとやっていると、睡眠不足で体に悪影響を及ぼす。それに、睡眠不足の影響でイライラして周りに当たってしまう可能性もある。そうしたら、周りにも迷惑をかけてしまう。テレビを見すぎる子言葉の発達に遅れというデータでは、テレビを見すぎるほど、言葉の発達に遅れが生じることが示されている。もちろん、テレビは今まで知らなかったことをしるきっかけになるし、一概に悪いこととは言えない。しかし、睡眠時間ややらなければいけないことに使う時間まで使ってしまうのは問題なのだ。狂気という言葉を使っているせいで分かりにくく感じるかもしれないが、要は欲を抑えられるかどうかだと僕は思う。欲を抑えられず、したいことだけしてしまっていたらその時はよくても、いつか必ずその代償を払うことになる。そのことを常に頭に入れておくことが大切なのである。

 確かに、狂気を抑えて冷静に判断することも大切だし、逆に狂気を抑えずに自分の長所を伸ばしていくことも大切だ。しかし、「鋭い刃物ほど安全である」という名言がある通り、ほどほどの狂気が必要なのである。