あかまなさん、作文の提出ありがとうございます。今回の作文では、昔話の持つ意義や価値(かち)について深く掘り下げ(ほりさげ)、自分自身の体験を交えながら素晴らしく語られており、とても読み応えがありました。

特に印象的だったのは、あかまなさんが幼い(おさない)(ころ)に母親から読んでもらった絵本の話や、バレエの発表会で「かぐや(ひめ)」を演じた体験を通じて、日本の昔話の重要性を感じている点です。これにより、作文に説得力と生活からの具体性が加わり、よりリアルで共感しやすい内容となっています。

また、「人間にとって昔話とは、ただ聞いて楽しい、というだけのお話ではなく昔話から人生の生き方や、人としてのきれいな心をはぐくむことができる物である」という視点(してん)は、昔話の教育的な価値(かち)をうまく表現しており、読者にとって考えさせる部分が多く含ま(ふくま)れています。

次に、昔話の内容を詳細(しょうさい)に説明する部分では、情景がvividly描か(えがか)れており、物語の世界に引き込ま(ひきこま)れるような表現がされていました。これは作文の魅力(みりょく)をさらに高める要素となっています。

総じて、昔話の価値(かち)を多角的に捉え(とらえ)、自分自身の経験と結びつけながら書かれたこの作文は、非常に完成度が高いと感じます。今後もこのような深い思考を持ち続け、表現していくことを期待しています。

一般(いっぱん)化の主題がよく書けています。「人間にとって昔話とは、ただ聞いて楽しい、というだけのお話ではなく昔話から人生の生き方や、人としてのきれいな心をはぐくむことができる物である」 森リン評価 昔話は、教科書 he 03月2週 あかまな
字数/基準字数:
1264字/1200字
思考点:72点
知識点:64点
表現点:81点
文化点:107点
総合点:79点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
文化点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙 26個 72点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙36種66個55%64点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙110種206個53%81点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
文化語彙54種67個81%107点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1264字
 72点
 64点
 81点
 107点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 文化語彙

 


■思考語彙 26個
すれば,声によって,だろう,おこう,ことによって,に思える,思えるから,者にとって,と思う,しよう,ほると,せよう,ほると,つくと,まくと,欲張らざる,いえば,と思う,を思う,だろう,と思う,たから,人間にとって,昔話こそ,は思う,あるはず,

■知識語彙 36種
人形,人生,人間,作品,価値,場所,大切,大判,夫婦,子犬,小判,想像,意味,感謝,文学,日本,昔話,時代,正直,毎晩,洋風,満開,演目,物語,独特,理解,発表,簡単,絵本,自分,興味,衣装,表現,説明,財宝,金銀,

■表現語彙 110種
あら,おじいさん,お話,きれい,くるみ,ここ,こと,ことば,さ,さん,じいさん,すじ,そこ,それ,たくさん,たち,ともども,なり,はじめ,はず,はな,ばら,もち,もの,よう,ら,わが子,わり,ゴミ,シロ,バレエ,ワン,一つ,中,二,人,人形,人生,人間,今,会,作品,価値,六,前,口,名付け,和,場所,声,大切,大判,夫婦,好き,姫,子犬,小判,年,度,心,想像,意味,感謝,才,文学,新た,旅,日,日本,昔話,時代,暮,木,本,桜,欲張り,正直,母,毎晩,気持ち,泉,洋,洋風,満開,演目,激,灰,物,物語,独特,理解,生き方,畑,発表,的,私,空,簡単,絵本,者,聞き手,自分,臼,興味,衣装,表現,語り手,説明,財宝,金銀,

■文化語彙 54種
うえる,うかべる,うったえる,うるおす,おく,おどる,かえる,かぐ,かれる,がる,くれる,さける,しまう,ずる,せる,つかう,つく,できる,はぐくむ,ほる,ほれる,まく,またす,もつ,もやす,もらう,れる,わかる,作り上げる,作る,出る,出来る,切る,助ける,咲く,始める,学べる,弱る,思える,掘り出す,探す,楽しむ,欲張る,残る,殺す,生きる,着る,示す,聞く,育てる,親しむ,語る,読む,鳴く,

 

昔話は、教科書
   小6 あかまな(akamana)  2025年3月2日

 私たちは、お話を文学、文学のうちでも、文学によらず、声によって伝達される文学、と考えている。口承文学ということばもありますが、そういうかたいことばをさけるとすれば、文学作品を、語り手がおもに声によって表現し、それを聞き手ともども楽しむことだといってもよいだろう。そして文学的に価値のある作品とは、「私たちの心を楽しませ、人間についての私たちの理解を助けてくれるもの」と表現しておこう。昔話に親しむことによって、「物語」やそれを「語る」ことの意味が少しずっわかってくるように思えるからだ。お話に興味をもつ者にとっては、昔話は、たえずそこに自分をうるおしにかえっていかなければららない泉のようなものだと思う。



 私は0才から六才まで毎晩、母に絵本を読んで

もらっていた。私の好きな絵本は、「バムとケ口の空の旅」、「はじめてのおつかい」などをはじめとして昔話の「はなさかじいさん」も私の好きな本の一つである。はなさかじいさんのあらすじを簡単に説明しよう。ある日、弱った子犬を助けた優しい老夫婦は、シロと名付けわが子のように可愛がって育てていた。ある日シロが「ここほれワンワン」と鳴き始める。そしておじいさんが畑をほると、大判小判がザクザクと掘り出されてきたのだ。それを見ていたとなりの欲張り老夫婦はシロに財宝を探させようとするも、シロが示した場所をほるとゴミばかり。激度した欲張り老夫婦はシロを殺してしまう。そして優しい老夫婦がシロのお暮にうえた木がどんどん大きくなり、欲張り老夫婦がその木を切ってしまう。その木で優しいおじいさんが臼を作りもちをつくと、なんと臼から金銀財宝があるれ出てきた。だがまたしても欲張り夫婦がもやしてしまい残ったのは、灰だけ。その灰でかれにに灰をまくと、なんと満開の桜が咲いた。というお話である。このお話から欲張らずに生きることの大切さや、優しい心で生きる、という大切なことを学べた。



 母の、昔話で好きなお話は「かぐや姫」といっていた。私は二年前バレエの発表会でかぐや姫の演目をしたことがある。バレエといえばチュチュ、という洋のお人形さんがきているような衣装を想像する人が多いと思う。それと同時に、バレエの演目も、洋風のコッペリアやくるみわり人形などを思いうかべる人も多いだろう。そのような中で二年前、かぐや姫、という日本の昔話の演目をすることが出来たのは、とてもうれしかったし、とても独特であったと思う。なぜなら、バレエの衣装であるチュチュではなく「和」の衣装を着ておどったからだ。今までにない新たな演目を昔話から作り上げたのである。



 人間にとって昔話とは、ただ聞いて楽しい、というだけのお話ではなく昔話から人生の生き方や、人としてのきれいな心をはぐくむことができる物である。そして昔話こそ今の時代にとても大切なことをうったえているのではないかと、私は思う。正直に生きることの大切さや、感謝の気持ちの大切さなど昔話から学べることはたくさんあるはずだ。