こんにちは、優乙ちゃん(^o^) 何事も法律に則って判断すればよしとする社会は心の拠り所がない、冷たい印象があるね。何がいちばん大切なことか本質を見間違えないことが大切だね。嘘だって悪いとされているけれど相手を傷つけないための嘘もあるものね。共同体的意識は本当に必要だと思うよ。
<<え2004/161み>>一段落目: 要約と主題<<え8004み>>を書けました。明確でいいね。
<<え2004/162み>>二段落目: 方法①は本当の善悪を見極めることとしたね<<え8001み>>。続く実例①では体験に基づいて具体的に書けていたよ<<え8002み>>。規則遵守主義の優乙ちゃんにとってもよい気づきになったようだね。
<<え2004/163み>>三段落目: 方法②は法律執行側に立ったものだったね<<え8001み>>。トリノの条例には驚いたけれど実例としては非常に興味深かった<<え8002み>>。たしかに動物愛護は大切だけど、人間目線からの法律ありきではなく、動物目線も求められるよね。
<<え2004/164み>>四段落目: 反対理解、名言<<え8003み>>、主題<<え8004み>>としっかりまとめられました。たしかに法律があることで社会の秩序は保たれているけれど、人と人との関わりは法律という物差しだけでははかれない部分が多くあることを理解していきたいね。
<<え2021/52み>>
あえももさん、作文の提出ありがとうございます。
共同体と法的社会の関係についてとても興味深く読ませていただきました。
あなたの作文は、歴史的な背景と現代の事例を結びつけることで、テーマに深みを与えています。
特に孔子の例を引用することで、共同体的意識がどのように歴史的に形成されてきたかがよく理解できます。
また、自身の学校での具体的なエピソードを交えることで、読者にとって親しみやすく、理解しやすい内容となっています。
「家の批評ができるのは、建築家ではなくそこに住む人である。」という引用も、共同体意識の重要性を強調するのに効果的です。
これにより、読者は共同体内での個々の役割と責任について考えるきっかけを得ることができます。
全体を通して、共同体と法の間のバランスをどのように取るかという難しい問題を、具体的な事例と理論的な背景を交えながら考察しており、非常に考えさせられる作文でした。
◎名言がよく書けています。「家の批評ができるのは、建築家ではなくそこに住む人である。」
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1655字/1200字
思考点:87点
知識点:99点
表現点:106点
総合点:90点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)
■思考語彙 35個
見つかれば,なければ,。勿論,見つかれば,たため,止めよう,は確か,。しかし,するため,そう考える,考えると,だろう,ないはず,すべき,と考える, 第,。例えば,なければ,は勿論,見つかると,いるから,あろう,だろう,。しかし,だろう,。勿論,犬にとって,。しかし,と考える, 確か,高まれば,。しかし,。しかし,がなぜ,まで考える,
■知識語彙 82種
不愉快,事前,人間,今回,仕事,他人,以上,仲間,住所,住民,何事,使用,個人,優先,共同,制定,動物,友達,地域,執行,大切,妥当,学校,安堵,実家,実施,建築,当日,徒歩,必要,悪気,悪行,情報,意識,愛犬,愛護,批評,指導,教師,散歩,方法,日本円,本来,条例,校内,校則,概念,正式,決断,法律,法的,減少,無事,理由,生徒,生活,番号,確認,禁止,精神,終了,罰金,自分,苦手,行動,行為,規則,規律,記入,記載,諸国,近所,通報,連行,運命,違反,適切,重要,雰囲気,電話,非行,順守,
■表現語彙 155種
あたふた,いくら,うち,ここ,こと,そこ,その後,それ,たち,ため,とき,はず,もの,よう,イタリア,スタイル,スマ,スマート,タイミング,トイレ,トリノ,フォン,ホ,メモ,メリット,ユーロ,ヨーロッパ,一,万,三,不愉快,事前,二,五,人,人々,人間,今,今回,仕事,他人,以上,仲間,件,住所,住民,体,何,何事,使用,個人,優先,八,共同,兼ね合い,円,制定,前,動物,友達,回,地域,執行,大切,妥当,学校,安堵,実家,実施,室,害,家,年,度,建築,当日,後,徒歩,心,必要,急,性,悪気,悪行,情報,意識,愛犬,愛護,批評,指導,教師,散歩,数,方,方法,日,日本円,明らか,朝,本来,条例,校内,校則,検,概念,欄,正式,気,気持ち,気疲れ,決断,法律,法的,減少,無事,犬,理由,生徒,生活,番号,百,的,確か,確認,禁止,私,等,精神,終了,罰金,者,自分,苦手,英,行動,行為,規則,規律,記入,記載,誰,諸国,近所,通報,連行,運命,違反,適切,重要,雰囲気,雷,電話,非行,順守,顔,
■文化語彙 33種
く,しまう,できる,やる,られる,れる,下す,乱れる,付きまとう,住む,使う,入る,出す,参る,喚く,守る,定める,忘れる,思い出す,戻る,手放す,持つ,止める,科する,考える,耐える,行う,見つかる,見つける,試みる,調べる,進む,高まる,
共同体的意識を持つ
中3 あえもも(aemomo)
2025年3月1日
今日では、道徳的共同体をつぶしてきた法的社会が国家となっている。共同体の本質は感覚であるから、情が尊ばれる。一方、法は、情に流されないための努力が必要だ。現代人は、この両者間をゆれている。しかし、孔子はそうではなかった。彼は、父の犯罪を証言した子どもを批判するというような、共同体的意識からなる道徳政治の組織的理論化や、理論的指導を行った。彼の時代は、各種共同体が機能しており、犯罪が起こっても、その罰を決めるのは、共同体をリードする道徳にどうそむいているかという点であった。そのため、共同体の有力者が罪を犯し裁かれるとき、その人の部下は、法優先の公の立場からは指弾されても、同じ共同体のメンバーからは賞賛される。このように、法的社会と道徳的共同体との関係は、いまもって善悪の判断のむつかしい問題を抱えているのである。このことから私は、共同体的意識をもった生き方をしたい。
その方法としては第一に、他人の行動から、本当の善悪を見極めることだ。私の学校では、スマートフォンを校内で使用することが固く禁じられている。もし、使用していることが教師に見つかれば、即生徒指導室へ連行される。数年前、校内で英検が実施されたときのことだ。私たちは、英検の記入欄に実家の住所、電話番号等の個人情報を記載する必要があり、事前に個人情報をメモしてこなければならなかった。当日の朝、友達が「個人情報メモしてくるのを忘れた!」と急に思い出してように喚き、「トイレで、スマホ使って電話番号調べてくる!」と言い出した。勿論ここは、校内である。この行為が見つかれば、後は、教師からの雷に耐える運命だ。私は、規律を順守しないことが苦手だったため、何とか友達の行動を止めようと試みた。ところが、私があたふたしているうちに、友達は、いつの間にか安堵した顔でトイレから戻ってきた。どうやら上手くいったようだ。その後も何事も無く、英検は無事終了した。スマートフォンを校内で使用することは確かに禁止だ。しかし、この校則は、学校の雰囲気が乱れないようにするために制定されてものである。そう考えると、今回の件は、本来の校則違反には入らないだろう。友達も悪気があってやった行為ではないはずだ。こうした、悪気の無い、もしくは、他人への害が無い規則違反に関しては、共同体意識をもって行動すべきだと考える。
第二の方法としては、法律を執行した人の人間性も重要だということだ。例えば、イタリアの「トリノ」という地域で制定された条例に、「犬の散歩を一日三回以上行わなければならない。」というものがある。散歩は勿論徒歩で、違反が見つかると、五百ユーロ、日本円で約八万円罰金が科せられる。この条例制定の理由は、ヨーロッパ諸国の人々に、動物愛護の精神が進んでいるからであろうが、特にこの地域の条例制定者は、犬への愛護心が人一倍強かったのだろう。しかし、一日三回というのは、仕事や自分の生活スタイルとの兼ね合いがかなり厳しい。私も、このような条例が制定されたら、いくらかわいい愛犬も手放す決断を下すだろう。また、違反している人を見つけられるのは、近所の住民である。誰が何回犬の散歩をしているのか確認していたら、気疲れをして参ってしまう。勿論、明らかに条例を順守する気のない人を通報するのは、犬にとって大きなメリットだ。しかし、ここは、共同体的意識を優先することが大切だと考える。
確かに、法的意識が高まれば、非行数は減少する。しかし、「家の批評ができるのは、建築家ではなくそこに住む人である。」というように、共同体的意識を持つ方が、仲間を守ることができる。私は、今まで、正式に定められた規則を守ることが何よりも妥当だという概念に付きまとわれ、少しでも違反している人を見る度に不愉快な気持ちになっていた。しかし、これからは、それを違反することがなぜ、悪行とされているのかまで考え、共同体的意識を適切なタイミングで持ってくことのできる人間になりたい。