世界の常識
   小5 みさ(misa)  2025年3月3日

 昔、ジョージ・ダーウィンという人の説で、月は地球の一部からちぎれて飛び出してできたものだと思われていた。しかし、今ではこの説はすっかりなくなってしまった。今はと言うと、月は地球の兄弟だと考えられるようになっていったのだ。しかしウェーゲナーという学者はダーウィンの息子と逆で、最初は黙殺されていたが、近頃になると大陸移動説というものが正しいことが証明された。正しいと思ってもちがうこと、間違っていると言われても正しいことがある。単なる思い付きであっても科学者や科学界に提唱していってほしいと考えている。

 確かに、正しいものでも違うとねじ伏せられ、間違った理論が社会に認められることがある。例えば、植物性脂肪から作られるマーガリンは、動物性脂肪から作られるバターよりも健康に良いと思われていた。しかし、マーガリンに使われているトランス脂肪酸は心臓疾患や現代病の原因になる可能性が指摘され始め、定説は覆った。また、地球温暖化も嘘ではないかと言われている。その理由として、環境省は北極の氷が溶けているため海面上昇するのではないかと懸念されている。しかし、北極は海水が凍っているだけで、コップから水が溢れないように温暖化で海水面が上昇しているのは間違いと言える。本当の説はまだ分からないが、本当にそうなのかと見定めることが今後重要になってくるだろう。今はそういった勘違いしている人が多いためあまり問題視されていないかもしれないが、よく考えてみると、間違った情報を鵜呑みにしてしまうのは世界の問題と言えるだろう。

しかし、中には間違っていると証明された説を未だに信じている人がいる。ヨーロッパのある人は、地球が丸いと宇宙から見て証明されたのに地球は平たい円であると思っている人がいる。なぜなら、地面が平であるからというのだ。地球は実際には丸いが、私たちが普段見ている範囲が狭いため、地面は平らに感じられているだけである。地球の半径は約6,400キロメートルもあるが、私たちが目にする範囲はせいぜい数キロしかないため、地面が平らに見えるのだ。なぜそういった情報を信じているのかと言うと、恐らく人によって正しいことの基準が違うためだろう。正しいとは簡単にいうと、人はどれだけ本当のことを知ることができるのか、どのように認識ができるのかということだ。だから、自分が認めるまで正しいこととは言えないのだろう。

こういう世界で生きるにあたって一番大切なのは、自分の考えも大切にしながら周りの説も取り入れていくことである。たとえば、誰かと考えを共有するときは自分にしかない個性的なことを中心に発信していくべきだ。一方相手からも個性的な考えをもらい、他の人からの普通と自分の普通を取り入れることも大事なのかもしれない。しかし、相手の意見にとらわれるのではなく他の人の意見として取り入れることが今重要なことだと私は考えている。私は世間の常識を変えていきたい。