みささん、こんにちは。今回の作文について講評(こうひょう)させていただきますね。
まず、科学的な理論(りろん)が時間とともにどのように変わっていくか、というテーマ選びが非常(ひじょう)興味深い(きょうみぶかい)です。古い理論(りろん)と新しい発見がどのように交錯(こうさく)しているのかを例示(れいじ)しながら、科学の進歩や社会の受け入れ方について深く考察している点が素晴らしい(すばらしい)です。

また、ジョージ・ダーウィンやウェーゲナーの逸話(いつわ)を取り入れることで、科学の歴史における人物の影響(えいきょう)を具体的に示し(しめし)ており、作文が一層(いっそう)理解(りかい)しやすくなっています。科学的な事実だけでなく、それに対する社会の反応(はんのう)個人(こじん)の信念も織り(おり)交ぜることで、多角的な視点(してん)からテーマを掘り下げ(ほりさげ)ています。

文章構成(こうせい)についても、理論(りろん)変遷(へんせん)していく様子を段階(だんかい)的に説明しており、読み手が内容(ないよう)を追いやすい構成(こうせい)となっています。用語の説明も適切(てきせつ)で、小学5年生の作文としては高い理解(りかい)力と表現(ひょうげん)力が見られます。

ただし、地球温暖(おんだん)化の部分での説明はやや誤解(ごかい)招く(まねく)可能(かのう)(せい)がありますので、科学的な根拠(こんきょ)基づい(もとづい)正確(せいかく)情報(じょうほう)提供(ていきょう)することが重要です。今後の課題として、情報(じょうほう)正確(せいかく)(せい)をさらに深めることが挙げられるでしょう。

総じて(そうじて)、みささんの作文は非常(ひじょう)に考えさせられる内容(ないよう)であり、科学と社会の関わりについて深く考察している点が評価(ひょうか)できます。今後もこのような批判(ひはん)的思考を大切にして、さまざまなテーマに挑戦(ちょうせん)してみてください。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-テーマの選定:優秀(ゆうしゅう)
-内容(ないよう)理解(りかい)度:優秀(ゆうしゅう)
-表現(ひょうげん)力:良好
-情報(じょうほう)正確(せいかく)(せい):改善(かいぜん)が必要

「地球は実際(じっさい)には丸いが、(わたし)たちが普段(ふだん)見ている範囲(はんい)狭い(せまい)ため、地面は平らに感じられているだけである」◎たとえがうまく使われています。 森リン評価 世界の常識 ne 03月3週 みさ
字数/基準字数:
1228字/1000字
思考点:90点
知識点:77点
表現点:73点
文化点:65点
総合点:76点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
文化点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙 37個 90点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙53種79個67%77点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙96種160個60%73点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
文化語彙29種54個54%65点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1228字
 90点
 77点
 73点
 65点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 文化語彙

 


■思考語彙 36個
と考える, 確か,。例えば,と思う,。しかし,なる可能,いるため,。しかし,と言える,だろう,多いため,ないかも,よく考える,みると,と言える,だろう,丸いと,と思う,あるから,狭いため,ないため,。なぜ,言うと,人によって,違うため,だろう,いうと,。だから,は言える,だろう,。たとえば,いくべき,。一方,のかも,。しかし,は考える,

■知識語彙 53種
一番,上昇,世界,世間,中心,今後,個性,健康,共有,動物,北極,半径,原因,可能,問題,地球,地面,基準,大事,大切,宇宙,定説,常識,心臓,情報,意見,懸念,指摘,提唱,普段,普通,本当,植物,海水,海面,温暖,現代病,理由,理論,環境省,疾患,発信,相手,社会,科学,範囲,簡単,脂肪,脂肪酸,自分,証明,認識,重要,

■表現語彙 96種
こと,たち,ため,とき,どれ,もの,よう,キロ,キロメートル,コップ,トランス,バター,マーガリン,ヨーロッパ,一番,上昇,世界,世間,中,中心,人,今,今後,他,個性,健康,共有,円,動物,勘違い,化,北極,半径,原因,可能,周り,問題,嘘,地球,地面,基準,大事,大切,宇宙,定説,常識,平,平ら,心臓,性,情報,意見,懸念,指摘,提唱,数,普段,普通,本当,植物,水,氷,海水,海面,温暖,現代病,理由,理論,環境省,界,疾患,発信,的,目,相手,確か,社会,私,科学,範囲,簡単,考え,者,脂肪,脂肪酸,自分,視,証明,認識,説,誰,重要,間違い,面,鵜呑み,,,

■文化語彙 29種
しまう,しれる,できる,とらわれる,ねじ伏せる,もらう,られる,れる,作る,使う,信じる,凍る,分かる,取り入れる,変える,始める,感じる,溢れる,溶ける,生きる,知る,考える,覆う,見える,見定める,言える,認める,違う,間違う,

 

世界の常識
   小5 みさ(misa)  2025年3月3日

 昔、ジョージ・ダーウィンという人の説で、月は地球の一部からちぎれて飛び出してできたものだと思われていた。しかし、今ではこの説はすっかりなくなってしまった。今はと言うと、月は地球の兄弟だと考えられるようになっていったのだ。しかしウェーゲナーという学者はダーウィンの息子と逆で、最初は黙殺されていたが、近頃になると大陸移動説というものが正しいことが証明された。正しいと思ってもちがうこと、間違っていると言われても正しいことがある。単なる思い付きであっても科学者や科学界に提唱していってほしいと考えている。

 確かに、正しいものでも違うとねじ伏せられ、間違った理論が社会に認められることがある。例えば、植物性脂肪から作られるマーガリンは、動物性脂肪から作られるバターよりも健康に良いと思われていた。しかし、マーガリンに使われているトランス脂肪酸は心臓疾患や現代病の原因になる可能性が指摘され始め、定説は覆った。また、地球温暖化も嘘ではないかと言われている。その理由として、環境省は北極の氷が溶けているため海面上昇するのではないかと懸念されている。しかし、北極は海水が凍っているだけで、コップから水が溢れないように温暖化で海水面が上昇しているのは間違いと言える。本当の説はまだ分からないが、本当にそうなのかと見定めることが今後重要になってくるだろう。今はそういった勘違いしている人が多いためあまり問題視されていないかもしれないが、よく考えてみると、間違った情報を鵜呑みにしてしまうのは世界の問題と言えるだろう。

しかし、中には間違っていると証明された説を未だに信じている人がいる。ヨーロッパのある人は、地球が丸いと宇宙から見て証明されたのに地球は平たい円であると思っている人がいる。なぜなら、地面が平であるからというのだ。地球は実際には丸いが、私たちが普段見ている範囲が狭いため、地面は平らに感じられているだけである。地球の半径は約6,400キロメートルもあるが、私たちが目にする範囲はせいぜい数キロしかないため、地面が平らに見えるのだ。なぜそういった情報を信じているのかと言うと、恐らく人によって正しいことの基準が違うためだろう。正しいとは簡単にいうと、人はどれだけ本当のことを知ることができるのか、どのように認識ができるのかということだ。だから、自分が認めるまで正しいこととは言えないのだろう。

こういう世界で生きるにあたって一番大切なのは、自分の考えも大切にしながら周りの説も取り入れていくことである。たとえば、誰かと考えを共有するときは自分にしかない個性的なことを中心に発信していくべきだ。一方相手からも個性的な考えをもらい、他の人からの普通と自分の普通を取り入れることも大事なのかもしれない。しかし、相手の意見にとらわれるのではなく他の人の意見として取り入れることが今重要なことだと私は考えている。私は世間の常識を変えていきたい。