あかたよさん、今回の作文「愛情(あいじょう)いっぱいのお弁当(べんとう)」を読ませていただきました。とても心温まる内容(ないよう)で、読んでいるこちらもお母さんの愛情(あいじょう)を感じることができました。

まず、お弁当(べんとう)に対する深い愛情(あいじょう)表現(ひょうげん)する言葉が随所(ずいしょ)散りばめ(ちりばめ)られていて、その気持ちがとてもよく伝わっ(つたわっ)てきます。特に(とくに)、お母さんが作るカレーがどれだけおいしいか、そしてそれがどのようにあかたよさんの心を支え(ささえ)ているかが感じられました。また、お母さんの顔を思い出すことで、(いや)なことを忘れ(わすれ)られるという部分は、お弁当(べんとう)を通じてお母さんの支え(ささえ)を感じている様子が伝わっ(つたわっ)てきて、読む人の心にも響く(ひびく)でしょう。

作文の中で、「手作り弁当(べんとう)携帯(けいたい)充電(じゅうでん)()のようで、すごいパワーで(ぼく)の心と体を支え(ささえ)てくれている」と表現(ひょうげん)されている部分は、お弁当(べんとう)という具体(てき)なものを通じて、心情(しんじょう)をうまく表現(ひょうげん)しています。これはとても印象(いんしょう)(てき)比喩(ひゆ)で、作文の内容(ないよう)をより一層(いっそう)豊か(ゆたか)にしています。

結び(むすび)の部分で、お母さんへの感謝(かんしゃ)の気持ちを表しているのも素晴らしい(すばらしい)です。これからもその感謝(かんしゃ)の心を忘れ(わすれ)ずに、毎日のお弁当(べんとう)を楽しんでくださいね。

全体を通して、感情(かんじょう)豊か(ゆたか)で具体(てき)描写(びょうしゃ)が多く、読み手にしっかりと伝わる(つたわる)作文です。素敵(すてき)な作文をありがとうございました。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
1.表現(ひょうげん)豊か(ゆたか)さ:◎
2.感情(かんじょう)伝わり(つたわり)やすさ:◎
3.構成(こうせい)明快(めいかい)さ:○
4.説得(せっとく)力:○

◎たとえがうまく使われています。「手作り弁当(べんとう)携帯(けいたい)充電(じゅうでん)()のようで、すごいパワーで(ぼく)の心と体を支え(ささえ)てくれている」という表現(ひょうげん)印象(いんしょう)(てき)です。 森リン評価 愛情いっぱいの手作り弁当 te 03月2週 あかたよ
字数/基準字数:
1168字/800字
思考点:68点
知識点:52点
表現点:57点
文化点:67点
総合点:61点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
文化点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙 24個 68点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙21種36個58%52点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙67種112個60%57点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
文化語彙30種48個63%67点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1168字
 68点
 52点
 57点
 67点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 文化語彙

 


■思考語彙 24個
思い出すと,れると,多いので,を考える,くれから,残さざる,残さざる,ないと,多いので,たかも,ません,と思う,。どうして,いうと,ないから,と思う,のかも,と思う,続くので,ですので,のかも,ません,。だから,と思う,

■知識語彙 21種
一番,体験,充電,勉強,午後,子供,学校,工夫,幼稚園,弁当,愛情,感謝,携帯,料理,時間,栄養,毎日,笑顔,給食,配膳,集中,

■表現語彙 67種
あたり,いっぱい,おかげ,おばさん,お母さん,お腹,こと,ごちそうさま,そう,それ,におい,ひと,ふた,ぼく,まま,よう,アイディア,ニコニコ,パワー,一,一番,中,人,他,休み,体,体験,僕,充電,割,勉強,午後,器,好き,好き嫌い,嫌,子供,学校,工夫,年,幼稚園,度,弁当,心,愛情,感謝,手,手作り,携帯,料理,昼休み,時,時間,栄養,楽しみ,毎日,気持ち,為,目,笑顔,給食,配膳,集中,頃,頭,顔,香り,

■文化語彙 30種
あわせる,くれる,しれる,たれる,できる,なれる,られる,れる,作る,出来る,困る,忘れる,思い出す,思い出せる,支える,教える,残す,満たす,漂う,終わる,続く,考える,聞く,誘う,踏ん張る,迎える,閉じる,開ける,頑張る,食べる,

 

愛情いっぱいの手作り弁当
   小4 あかたよ(akatayo)  2025年3月2日

 愛情いっぱいのお弁当



「今日のおかずは、大好きなカレーだ!」

ニタニタしながら、ぼくはお弁当のふたを開けました。僕の学校では毎日お弁当を持参しています。幼稚園の時からお母さんが作ってくれた手作り弁当を食べ続けて今年で8年目になりました。ですので、今までに一度も給食を食べたことがありません。給食は一度くらいは食べてみたいと思うけど、やっぱりお弁当が好きです。お母さんの手作り弁当はおいしいし安心して食べれるからです。



お弁当のメニューで一番好きなのはカレーです。

どうして好きかというと、一晩おいたカレーは味がなじんでより一層おいしくなるからです。それに苦手なニンジンもカレーなら食べることができるし、野菜の栄養も取れるからです。食べながらお母さんの顔を思い出すこともあります。どんなときかというと、嫌なことがあった時です。でもお母さんの顔を思い出すと嫌だったことをスーッと忘れられます。そして愛情でいっぱいに満たされると午後からもうひと踏ん張り頑張ることができます。それから、僕は好き嫌いが割と多いので、お母さんが僕の為に栄養を考えながら、食べれるように工夫をしてくれから、残さず食べることが出来ます。他の学校の給食では残さず食べないと休み時間になれないということを聞いたことがありますが、もし僕が毎日給食だったら、好き嫌いが多いので食べることが出来なくてお昼休みが無かったかもしれません。でもお母さんのアイディア弁当のおかげでいつも一番に食べ終わって楽しい昼休みを迎えることが出来ています。手作り弁当は携帯の充電器のようで、すごいパワーで僕の心と体を支えてくれていると思います。



「お母さんは子供の頃、給食がとっても楽しみだったわよ。どうしてかというと、3時間目あたりから学校中に料理のにおいが漂ってきて待ち遠しくてソワソワしていたの。香りに誘われてお腹はグーグーなるし、いつもヨダレがたれそうになっていたわ。頭の中は給食でいっぱいね。」

ニコニコしながら楽しそうに教えてくれました。ぼくはそれを聞いて、勉強に集中できないから困ると思いました。ふたを開けるまで香りが漂わないお弁当でよかったのかもしれないなと思いました。



幼稚園から8年目の手作り弁当は、まだまだこれからも続くので楽しみでいっぱいです。ですので、このまま一度も給食を食べないのかもしれません。だから、一度くらいは給食の配膳を体験してみたいし、給食おばさんっていう人を見てみたいと思います。でもぼくは、やっぱりお母さんの笑顔を思い出せる愛情いっぱいのお弁当が好きです。毎日作ってくれるお母さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ごちそうさまと手をあわせながら、ぼくはそっとお弁当のふたを閉じました。