近所の(さくら)のつぼみはまだ固そうです。ここから一気に春めいてくるでしょうか。

       <<え2010/223み>>


みささん、今回の作文において、さまざまな事例を用いて「正しい」とされている情報(じょうほう)が実は間違い(まちがい)である可能(かのう)(せい)指摘(してき)し、それに対する自身の考えをしっかりと述べる(のべる)ことができています。
特に、マーガリンとバター、地球温暖(おんだん)化の例を出して、一般(いっぱん)に受け入れられている説と異なる(ことなる)視点(してん)提示(ていじ)した点は非常(ひじょう)興味深い(きょうみぶかい)です。
また、サケやフラミンゴの色に関する誤解(ごかい)解く(とく)あたりは、科学的な事実と日常(にちじょう)の観察が交錯(こうさく)する面白さがあります。
さらに、個人(こじん)認識(にんしき)と世間一般(いっぱん)認識(にんしき)違い(ちがい)について考察し、それに基づく(もとづく)自己(じこ)のスタンスを明確(めいかく)にする部分は、深い思考力が感じられます。

このように多角的な視点(してん)から問題を捉え(とらえ)、自分なりの解釈(かいしゃく)を加える力は、これからの学びにおいて非常(ひじょう)に役立つでしょう。
今後も様々な情報(じょうほう)触れ(ふれ)ながら、自分だけの意見を持ち続けることが重要です。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-内容(ないよう)豊富(ほうふ)さ:★★★★☆
-論理(ろんり)的思考:★★★★☆
-表現(ひょうげん)の多様(せい):★★★★☆
-独自(どくじ)(せい)創造(そうぞう)(せい):★★★★★

「マーガリンは、動物(せい)脂肪(しぼう)から作られるバターよりも健康に良いと思われていた」◎たとえがうまく使われています。

内容(ないよう)★ 構成(こうせい)◎ 題材◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:1368字/1000字
思考点:93点
知識(ちしき)点:68点
表現(ひょうげん)点:71点
総合(そうごう)点:73点
(新しい森リンで(かり)の点数を出しています)

 


■思考語彙 39個
かも,よく考える,みると,と言える,だろう, しかし,丸いと,と思う,あるから,狭いため,ないため,。なぜ,だろう,人によって,違うため,だろう,いうと,。だから,は言える,だろう,と思う,見えるため,と思う,。しかし,いるため,魚らしい,白色らしい,と思う,種類らしい,違うらしい,すると,だろう,。たとえば,いくべき,。一方,のかも,。しかし,は考える,なければ,

■知識語彙 41種
一番,世界,世間,中心,個性,共有,共通,半径,問題,地球,地面,基準,大事,大切,宇宙,家族,寿司,常識,干物,強調,性質,情報,意見,普段,普通,本当,物質,独特,発信,白色,白身,相手,種類,範囲,簡単,自分,証明,認識,赤身,遺伝子,重要,

■表現語彙 92種
いま,こと,これ,さけ,それ,たち,ため,とき,どれ,もの,よう,アメリカ,エビ,カニ,キロ,キロメートル,サケ,サーモン,ニジマス,フラミンゴ,ヨーロッパ,一番,世界,世間,中,中心,人,他,個性,共有,共通,円,勘違い,半径,周り,問題,地球,地面,基準,外,大事,大切,宇宙,家族,寿司,常識,干物,平,平ら,強調,性質,情報,意見,数,普段,普通,本当,焼き魚,熊,物質,独特,生,発信,白色,白身,的,目,相手,私,科,種類,範囲,簡単,考え,自分,色,見た目,証明,話,認識,説,誰,赤,赤身,身,違い,遺伝子,重要,顔,魚,鵜呑み,,,

■文化語彙 28種
いける,しまう,しれる,できる,とらわれる,もらう,られる,れる,似る,信じる,取り入れる,含む,変える,感じる,扱う,焼く,狩る,生きる,知る,考える,見える,言える,認める,調べる,違う,間違う,馴染む,驚く,

 

世界の常識
   小5 みさ(misa)  2025年3月4日

 社会では、正しいものでも違うとねじ伏せられ、間違った理論が社会に認められることがある。例えば、植物性脂肪から作られるマーガリンは、動物性脂肪から作られるバターよりも健康に良いと思われていた。しかし、マーガリンに使われているトランス脂肪酸は心臓疾患や現代病の原因になる可能性が指摘され始め、定説は覆った。また、地球温暖化も嘘ではないかと囁かれている。その理由として、環境省は北極の氷が溶けているため海面上昇するのではないかと懸念しているらしいが、北極は海水が凍っているだけで、コップから水が溢れないように温暖化で海水面が上昇していることはないのだ。そのため環境省は間違いと言える。本当の説はまだ分からないが、本当にあっているのかと見定めることが今後重要になってくるだろう。今はそういった勘違いしている人が多いためあまり問題視されていないかもしれないが、よく考えてみると、間違った情報を鵜呑みにしてしまうのは世界の問題と言えるだろう。

 しかし、中には間違っていると証明された説を未だに信じている人がいる。ヨーロッパのある人は、地球が丸いと宇宙から見て証明されたのに地球は平たい円であると思っている人がいる。なぜなら、地面が平であるからというのだ。地球は実際には丸いが、私たちが普段見ている範囲が狭いため、地面は平らに感じられているだけである。地球の半径は約6,400キロメートルもあるが、私たちが目にする範囲はせいぜい数キロしかないため、地面が平らに見えるのだ。なぜそういった情報を信じてしまうのだろうか。それは恐らく、人によって「正しい」ことの基準が違うためだろう。正しいとは簡単にいうと、人はどれだけ本当のことを知ることができるのか、どのように認識ができるのかということだ。だから、自分が認めるまで正しいこととは言えないのだろう。

 私も正しいと思ったことが間違っていたことがある。焼き魚や干物として扱われるサケは身の色が赤く見えるためいままで赤身の魚だと思っていた。しかし、カニやエビなどアスタキサンチンという物質が含まれているため赤に見えるのであって、本当は白身魚らしい。これの性質はフラミンゴも同じであって、フラミンゴの本当の色は白色らしい。他にもサケとサーモンは生か焼いたかの違いだと思っていたが、サケとサーモンはまた違う種類らしい。実は、お寿司として馴染んでいたサーモンはサケではなくニジマス科で遺伝子も結構違うらしい。ニジマスというものを調べてみたが、見た目はさけに似ている独特な顔で熊に狩られてそうだった。この話を家族にするととても驚かれた。勘違いは世界共通なのだろう。

 こういう世界で生きるにあたって一番大切なのは、自分の考えも大切にしながら周りの説も取り入れていくことである。たとえば、誰かと考えを共有するときは自分にしかない個性的なことを中心に発信していくべきだ。一方相手からも個性的な考えをもらい、他の人からの普通と自分の普通を取り入れることも大事なのかもしれない。しかし、相手の意見にとらわれるのではなく他の人の意見として取り入れることが今重要なことだと私は考えている。アメリカなど、外の世界で生きていくには自分の考えを強調しなければ生きていけない。私はそんな世間の常識を変えていきたい。