こんにちは、優乙ちゃん(^o^) 合理性や効率性偏重の社会になると、人間関係の希薄化が加速度的に進み、丁寧に日々の暮らしを送ることもなく、心も荒んでしまうだろうね。非合理性、非効率性に焦点をあてて人間いかにして生きていくべきかという原点にしっかり立ち返りたいね。
<<え2004/161み>>一段落目:要約と主題を書けたね<<え8004み>>。
<<え2004/162み>>二段落目:体験に基づいた実例なので非常に具体的でいい<<え8002み>>。そして方法①をしっかり裏づけられたね<<え8001み>>。自分がしたいことを大切にするのは必要なことね。
<<え2004/163み>>三段落目:丁寧な暮らしぶりからは正反対の環境が身近にあることに愕然とするね<<え8002み>>。たしかに簡単楽ちん時短などのキーワードはよく耳にするけれど、それが当たり前になってしまったら・・・と考えるとぞっとするよね。
<<え2004/164み>>四段落目:反対意見、名言<<え8003み>>、主題<<え8004み>>としっかりまとめられたね。合理性を追求しすぎるとかえって人は不幸になりそう。血の通った、温もりのある暮らしをするには「火」のような存在は欠かせないね。
<<え2016/174pみ>>
あえももさん、作文の提出ありがとうございます。火を中心にした社交の形態としてのイロリや暖炉を取り上げ、東西の文化における共通点と相違点を深く考察した点が非常に興味深く読めました。特に、火が人間の関係性にどのように影響を与えるかという視点は、読者に新たな視角を提供するものでした。
また、自分自身の生き方について具体的な方法を述べる部分では、六曜を例に挙げつつ、個人の感性と社会的習慣のバランスを考える姿勢がうかがえました。これにより、読者は単なる事実の列挙ではなく、あえももさんの個人的な価値観や選択についても理解することができます。
「限られた人生で、大事なことは、『何をするか』ではなく『何をしないか』である。」という引用も、選択の重要性を強調しており、文章全体の主張を支える強力なものとなっています。このように名言を活用することで、主張に説得力が増しています。
全体を通して、文体も非常に読みやすく、論点が明確であるため、理解しやすい文章となっています。今後もこのような視点で物事を捉え、深く考察する力をさらに伸ばしていくと良いでしょう。
◎名言がよく書けています。「限られた人生で、大事なことは、『何をするか』ではなく『何をしないか』である。」
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1645字/1200字
思考点:65点
知識点:95点
表現点:97点
総合点:89点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)
■思考語彙 22個
と思う,たから,。しかし,頼らざる,すると, 第,違えば,人にとって,だろう,多いため,するため,と言える,のかも,。しかし,惜しまざる, 確か,。しかし,れざる,そのため,れざる,だから,からこそ,
■知識語彙 77種
世帯,主婦,人生,人間,仏滅,他人,仰天,任務,使用,優先,冠婚葬祭,効率,合理,名称,名言,問題,塩梅,変遷,外観,多忙,大事,大人,大切,大安,失敗,家族,影響,情報,惣菜,意味,感性,感謝,手間,料理,新品,方法,最近,本来,根拠,格安,欲求,歴史,毎日,満腹,無駄,物事,特別,現代,生活,用途,画期的,着用,短時間,社会,祖母,縁起,自分,自身,苦痛,行事,行動,視点,記載,購入,軽減,近年,連絡,選択,重要,関係,関心,非合理,順序,風潮,食事,食品,食器,
■表現語彙 139種
うえ,お菓子,こと,これ,さ,それ,ため,まま,もの,よう,インターネット,カレンダー,コツ,スマ,パック,ホ,メディア,レシピ,一,一人暮らし,世の中,世帯,中,主婦,二,人,人生,人間,今,仏滅,他人,仰天,任務,何,使い捨て,使用,優先,六,冠婚葬祭,初,初め,効率,合理,名称,名言,周り,問題,塩梅,変遷,外観,多忙,大事,大人,大切,大安,失敗,子ども,家族,当たり前,形,影響,心,性,情報,惣菜,意味,感性,感謝,我が家,手間,料理,新品,方,方法,日,最近,服,本,本来,枠,根拠,格安,様々,欲求,歴史,母,毎日,気,気持ち,洗い物,満腹,火,無駄,物,物事,特別,現代,生活,用途,画期的,的,皿,着用,知り合い,短時間,確か,社会,祖母,私,空き,紙,縁起,習わし,耳,自分,自身,苦痛,行事,行動,視点,記載,豊か,質,購入,身,軽減,近年,連絡,選択,重要,関係,関心,非合理,頃,順序,風潮,食事,食品,食器,
■文化語彙 52種
あふれる,かんがえる,しれる,つく,できる,なくなる,られる,れる,上がる,使う,出す,出る,出回る,分かる,加える,卸す,取り上げる,取る,合う,合わせる,向き合う,外す,始める,富む,惑わす,惜しむ,感じる,持つ,控える,来す,決める,沿う,流す,満たす,片付く,生きる,生まれる,盛り付ける,着る,磨く,繋がる,芽生える,行う,言える,通う,進む,過ごす,違う,限る,集める,頼る,食べる,
非合理的に生きる
中3 あえもも(aemomo)
2025年3月2日
イロリの社交は、家族結合の社交であった。客人も、おなじ火をかこむことで他人ではなくなる。火は人間を近づけるのである。イロリの社交の四辺には、座る場所が決められており、それぞれの座に座って、イロリをかこみ、世間話をしていた。火は、家庭の健在をしめす象徴でもあるのだ。これは、西洋でも考えられる。西洋の家には、たいてい暖炉がある。イロリと暖炉は、社会構造は違うものの、おなじ火のぬくもりと光を受けることのできる場を家庭の象徴とすることは、おそらく東西共有なのである。火が人間を接近させ、親密さを強める効果をもっていることをわれわれは直観的に知っている。人間の火の管理は、暖房、照明、調理などの物理現象においてだけでなく、火をめぐる人間集団の管理をもふくむのであった。このことから私は、人間の感性を大事にした非合理的な生き方をしたい。
その方法としては第一に、自分自身の欲求を大事にすることだ。私はカレンダーを見るとき、日付の確認と共に、「六曜」が気になる。「六曜」は、十四世紀ごろに伝来されたと言われる古い歴史があるが、名称や順序が変遷されながらも、今もなお、カレンダーには記載されてあるものが多い。我が家では、冠婚葬祭などの特別な行事を、六曜に沿って行う習わしがあり、その影響で、家族は、新品の物を使い始める日まで、六曜を気にして「大安」に卸すようになった。私も、つい最近までは、新服の初の着用日は「仏滅」ではない日と決めていた。これには、大した根拠はない。ただ縁起が良い日に合わせることに失敗はないと思っていたからである。しかし、この頃の私は、六曜に頼らず、自分の欲求を優先して新服を卸す日を選択するようになった。すると、今までの、新服を着たい日に着用できない、という苦痛がなくなった。このように、生活していくうえでは、物事の重要性、他人との関係性などの塩梅を上手くかんがえながら、自身から生まれ出る欲求も無駄にしないことが大切だ。
第二の方法は、少々の手間も惜しまないことだ。社会は今、多忙な人であふれている。そのような中、メディアでは、短時間で効率的に行動するコツが様々な視点から取り上げられている。特に耳にするのは、「食事」についてだ。近年では、バライティに富んだお惣菜や、一本で満腹になるお菓子など、画期的な食品が出回っている。そこで、問題となるのが、食器を使用しない、ということだ。食器は、用途に合わせて、大きさも違えば、形も違う。特に一人世帯の人にとっては、極力使用を控えたいと感じるものだろう。一人暮らしの祖母も、購入したお惣菜は、パックのまま食べていることが多い。母の知り合いの某主婦は、子どもが多いため、洗い物を軽減するために、使い捨ての紙皿で料理を出すという。私は初め仰天したが、スマホで連絡を取って、インターネットで情報を集めて、と空きの無い毎日を過ごす現代の大人には、それも当たり前と言えるのかもしれない。何せ今や、洗い物が全く出ない料理のレシピさえある。しかし、食器に盛り付けるひと手間を加えることで、格安のお惣菜も一気に質が上がる。また、外観が良くなることで、食品に対する感謝の心が芽生え、「食事」というものの本来の意味も分かってくる。少々の手間も惜しまずに行動することが、人間の感性を磨くことに繋がるのだ。
確かに、合理的に行動する方が、社会における任務は早く片付く。しかし、「限られた人生で、大事なことは、『何をするか』ではなく『何をしないか』である。」という名言もあるように、身の周りの風潮に惑わされず、多忙な中でも、自分の感性と向き合っていくことが何より大切だ。火を通じて人間の心が通い合うように、非合理的な人間の感性は、自分の心を満たすだけでなく、他人の心をも社会の枠から外し、豊かにすることができる。そのために私は、合理的に進んでいく世の中に流されず、自分の気持ちや、人間だからこそできることに、関心を持って生きていきたい。