あかねさん、作文を読ませていただきました。ハエの短い寿命(じゅみょう)と人間との比較(ひかく)から始まり、ご自身の経験(けいけん)や考えを織り(おり)交ぜて、非常(ひじょう)興味深い(きょうみぶかい)内容(ないよう)でした。
特に(とくに)、ハエが(かべ)にピタリと止まる様子を、人間が全力疾走(しっそう)した後に急停止(ていし)することの難し(むずかし)さと比較(ひかく)している点は、読む人にとって非常(ひじょう)に分かりやすく、理解(りかい)促進(そくしん)する素晴らしい(すばらしい)表現(ひょうげん)です。

また、カイコのエピソードを取り入れたことで、生命に対する責任(せきにん)感や、生き物としての一生の大切さを感じさせることができています。
その中で、「見ても見ぬふりしてあげよう」と結ぶ(むすぶ)部分では、生き物への思いやりや共感(きょうかん)が感じられ、読む人の心に響く(ひびく)メッセージとなっています。

構成(こうせい)明確(めいかく)で、(かく)段落(だんらく)がしっかりとつながっていて、読みやすい作文でした。
次回は、さらに自分の感情(かんじょう)や考えを深掘り(ほり)してみると、もっと読者に強い印象(いんしょう)与える(あたえる)ことができるでしょう。
これからも、あかねさんの作文を楽しみにしています。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-構成(こうせい)力:良好(りょうこう)
-表現(ひょうげん)力:良好(りょうこう)
-内容(ないよう)理解(りかい):良好(りょうこう)
-感情(かんじょう)表現(ひょうげん):良好(りょうこう)

◎たとえがうまく使われています:「ハエは素早く(すばやく)動くので、まるで陸上(りくじょう)選手(せんしゅ)みたいだな」という部分です。 森リン評価 みんな一生懸命 te 03月3週 あかね
字数/基準字数:
867字/800字
思考点:68点
知識点:58点
表現点:57点
文化点:68点
総合点:63点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
文化点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙 24個 68点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙28種35個80%58点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙67種110個61%57点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
文化語彙31種49個63%68点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
867字
 68点
 58点
 57点
 68点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 文化語彙

 


■思考語彙 24個
あてはめると,ゆるめざる,でしょう,。どうして,いうと,できるから,たので,は思う,ません,。なぜ,いうと,入れれば,だから,だから,と思う,だから,とおもい,動くので,と思う,だから,見ざる,あげよう,と思う,見ざる,

■知識語彙 28種
一生懸命,一番,不可能,人間,先生,全力,公園,冷凍庫,冷蔵,冷蔵庫,寝室,小学,年生,徒競走,授業,最終,毎日,理科,疾走,自分,調節,貴重,速度,運動会,選手,長文,陸上,順調,

■表現語彙 67種
お母さん,こと,これ,それ,たち,だめ,だらけ,ところ,ふり,まゆ,みたい,よう,カイコ,ガ,ゴール,スピード,ハエ,ヒト,メートル,ライン,一生懸命,一番,三,不可能,中,五,人間,体,先生,全力,公園,冷凍庫,冷蔵,冷蔵庫,前,匹,卵,壁,夜,妹,家,寝室,小学,年生,後,徒競走,急,授業,時,最終,毎日,理科,疾走,百,的,私,紙,自分,苦,調節,貴重,速度,運動会,選手,長文,陸上,順調,

■文化語彙 31種
あげる,あてはめる,あるく,かえる,しまう,つく,できる,とまる,なぐ,なさる,ぶつかる,ゆるめる,れる,入れる,動く,取る,帰る,持つ,止まる,止まれる,泣く,生きる,生まれる,育てる,読む,調べる,走り回る,間違える,防ぐ,飛ぶ,驚く,

 

みんな一生懸命
   小4 あかね(akaneya)  2025年3月3日

 寿命はヒトを、平均六十五年とすれば、イエバエはわずか二週間です。そうとうな速さで飛んできたハエは、そのままスピードを変えずに、ぴたりと壁にとまります。もし、これをヒトにあてはめると、百メートル、全力疾走してきたヒトが、壁の前で速度をゆるめず、ぴたりと止まることになるでしょう。

私がこの長文を読んで一番驚いたところは、ハエがすぐに飛んでいるスピードを調節できるところです。どうしてかというと、すぐに自分のスピードを調節できて壁にぶつかってしまうことを防ぐことができるからです。

 私は小学三年生の時に理科の授業で家にカイコを持って帰って育てていました。五匹くらいいたので、毎日公園にあるくわのはっぱを取ってカイコにあげていました。まゆのさなぎになってガになるところまでは順調でした。ところが、卵からすぐに生まれてこないように卵がついた貴重な紙を本当は冷蔵なのに、お母さんが間違えて冷凍庫に入れてしまい、卵はかえらなくなってしまいました。でも、私は全然苦には思っていません。なぜかというと、それは私がちゃんと自分で調べて冷蔵庫に入れれば良かっただけだからです。しかも、もし卵がかえったとしても、家の中がカイコだらけになってしまうだけだからです。 

 私の妹たちは、夜、寝室で仲良く走り回っていて、止まりたくても止まれなくて最終的に壁にぶつかって泣いてしまいます。それを見て私は、ハエみたいな体があったらいいのにそもそも、走り回るのが悪いと思ってしまいます。私は運動会の徒競走の時に、先生に

「ゴールラインまで全力疾走した後は、少しずつ止まりなさい。」

と言われます。先生がそんなに少しずつ止まりなさいと言われるのは、私たち人間は全力疾走した後、急に止まることは不可能だからだなとおもいました。私は、ハエは素早く動くので、まるで陸上選手みたいだなと思いました。

 私は、ハエも一生懸命生きているのだから、見ても見ぬふりしてあげようと思いました。

「あっハエ。」

だめだめ。見ても見ぬふり。