「人間のすばらしい体の力」という題名(だいめい)がとてもよく工夫(くふう)されていて、内容(ないよう)の中心がはっきり伝わり(つたわり)ますね。

 まず、本文の中で「体の免疫(めんえき)システムはまるで魔法(まほう)みたいに不思議(ふしぎ)」と書いてあり、たとえ表現(ひょうげん)が上手に使わ(つかわ)れている点がとても良い(よい)です。読む人に「本当にすごいな」と感じ(かんじ)させてくれました。また、自分の幼稚園(ようちえん)時代(じだい)経験(けいけん)や、お母さんとの会話を入れていることで、読み手に親しみを感じ(かんじ)させ、説得(せっとく)力を高めています。特に(とくに)「お母さんがまたため息(ためいき)をついています」という書き方で、お母さんの様子(ようす)動作(どうさ)表現(ひょうげん)できていて、「言いました」を使わ(つかわ)ない表現(ひょうげん)もよくできています。

 さらに、自分で調べ(しらべ)たことをしっかり書き加え(くわえ)、「六才から十二才の小学生は…」と知識(ちしき)取り入れ(とりいれ)説明(せつめい)できているのも高評価(ひょうか)です。野菜(やさい)を食べることや早寝(はやね)早起き(はやおき)を心がけるという具体(ぐたい)(てき)行動(こうどう)移そ(うつそ)うとする姿勢(しせい)は、とても前向き(まえむき)良い(よい)ですね。全体(ぜんたい)を通して、とてもよくまとまり、学びと決意(けつい)伝わる(つたわる)感想(かんそう)文になっています。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-内容(ないよう)理解(りかい):◎
-表現(ひょうげん)工夫(くふう):◎
-生活との関連(かんれん)付け(づけ):◎

「体の免疫(めんえき)システムはまるで魔法(まほう)みたいに不思議(ふしぎ)ですばらしい存在(そんざい)だと思います」◎たとえがうまく使わ(つかわ)れています。

内容(ないよう)◎ 構成(こうせい)◎ 題材(だいざい)◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題(しゅだい)◎ 表記(ひょうき)

字数/基準(きじゅん)字数:907字/600字
思考点:55点
知識(ちしき)点:55点
表現(ひょうげん)点:50点
総合(そうごう)点:54点
(新しい森リンで(かり)の点数を出しています)

 


■思考語彙 16個
始めると,いるので,いるはず,始まると,なので,みると,と思う,と思う,なので,飲まざる,いいので,と思う,もっと考える,過ごすため,しよう,と思う,

■知識語彙 24種
不思議,健康,優良,免疫,前半,努力,回数,園生,大人,子供,存在,学校,実感,小学生,幼稚,幼稚園,抵抗,時期,病原,確率,達成,野菜,風邪,魔法,

■表現語彙 55種
お母さん,お話,こと,そう,それ,ため,ため息,はず,みたい,よう,れい,システム,不思議,二,今,代,体,何,健康,優良,免疫,児,六,前半,力,努力,十,回数,園生,夜,大人,嫌い,子供,存在,学校,実感,小学生,年,幼稚,幼稚園,思い,才,抵抗,時,時期,楽,病原,確率,私,薬,達成,野菜,頃,風邪,魔法,

■文化語彙 23種
かかる,きれる,しまう,つく,ひく,上がる,上げる,休む,始まる,始める,寝る,応じる,感じる,数える,減る,考える,聞く,読む,調べる,通う,過ごす,食べる,飲む,

 

人間のすばらしい体の力
   小3 なな(akasona)  2025年3月3日

このパストゥールのお話を読んで一番すごいと思ったのは、人間の体はいつも抵抗力をつけようとしているところです。人間の体では風邪などのウィルスに対抗する免疫細胞が活性化していて、免疫細胞はウイルスを攻撃しながら次回に備えて倒し方を学習します。これにより、次に同じウイルスが侵入してもすぐに戦えるようになります。そして、風邪をひくと免疫の一部であるB細胞がウイルスを攻撃する特殊なタンパク質である抗体を作るそうです。ウイルスと何度も何度も戦うことで免疫システムがきたえられ、他の病気に対する抵抗力も上がる可能性があります。



「あれ、先週風邪が治ったばかりなのにまたのどが痛いの?」

と、お母さんがまたため息をついています。私が幼稚園生だった頃、幼稚園に通い始めるとすぐに風邪をひいていました。でもその時から今までに数えきれないほど風邪にかかっているので抵抗力がついてきているはずなのですが、やはり今でも学校が始まるとすぐに風邪をひいてしまいます。不思議なので調べてみると、六才から十二才の小学生は免疫が達成して風邪をひきにくくなる確率が上がるそうですが、新しい病原体にはまだ弱いそうです。免疫力が最も強い時期が二十代前半で、風邪をひく回数が最も減るそうです。体の免疫システムはまるで魔法みたいに不思議ですばらしい存在だと思います。私は早く大人になって風邪をひきにくくなる体になりたいと思いました。



お母さんに体の抵抗力について何か感じたことはないか聞いてみました。お母さんは子供の頃から健康優良児で、学校を休むことはほとんどなかったそうです。なので、体の抵抗力が年れいに応じて上がるのはあまり実感しなかったそうです。それを聞いて、私はお母さんがすごくうらやましくなりました。もし私がお母さんだったら、まずい薬も飲まずに辛い思いをしなくていいのですごく楽になると思います。



私はこのお話を読んでから風邪をひいた時に体の抵抗力についてもっと考えるようになりました。免疫力を上げて健康に過ごすために、嫌いな野菜をもう少し食べて、夜はなるべく早く寝るように努力しようと思いました。