わかばさん、今回の作文を読ませていただきました。とても興味深い(きょうみぶかい)テーマを選ん(えらん)で、その比較(ひかく)を通して多くの考察(こうさつ)を深めていることが伝わり(つたわり)ました。特に(とくに)、ヒトとハエの進化の違い(ちがい)についての考察(こうさつ)は、科学(てき)背景(はいけい)想像(そうぞう)力が融合(ゆうごう)していて、読み応え(よみごたえ)がありましたね。

作文の中で、自分の経験(けいけん)や体育の授業(じゅぎょう)でのエピソードを取り入れたことが、テーマへの理解(りかい)を深めるのに効果(こうか)(てき)だったと思います。リレーの助走という具体(てき)体験(たいけん)(れい)に出すことで、進化の概念(がいねん)をより身近なものとして捉える(とらえる)ことができています。

また、「助走とは、マンガの主人公のひっさつわざのように」という表現(ひょうげん)は、とてもユニークで印象(いんしょう)(てき)でした。このような表現(ひょうげん)は、読者にとって親しみやすく、また想像(そうぞう)力をかき立てられるため、作文全体の魅力(みりょく)を高めています。

今後の作文では、さらに多くの(れい)や科学(てき)裏付け(うらづけ)を取り入れてみると、より深い内容(ないよう)の作文が書けるかもしれませんね。これからも、いろいろなことに興味(きょうみ)を持って、それを作文に活かしていってください。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
-テーマの選定(せんてい):非常(ひじょう)良い(よい)
-内容(ないよう)理解(りかい)展開(てんかい):良い(よい)
-創造(そうぞう)(せい)とオリジナリティ:非常(ひじょう)良い(よい)
-表現(ひょうげん)力:非常(ひじょう)良い(よい)
-文章構成(こうせい):良い(よい)

「助走とは、マンガの主人公のひっさつわざのように」◎たとえがうまく使われています。 森リン評価 進化のスピード te 03月4週 わかば
字数/基準字数:
1540字/800字
思考点:63点
知識点:55点
表現点:60点
文化点:68点
総合点:61点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
文化点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙 21個 63点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙24種34個71%55点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙73種112個65%60点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
文化語彙31種44個70%68点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1540字
 63点
 55点
 60点
 68点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 文化語彙

 


■思考語彙 20個
、きっと,。だから,いえば,かけぬけると,ぎだったらどうなるか考える,すると,せざる,たので,だから,で思う,と思う,と言える,なるから,のかも,も思う,よく考える,少し考える,少ないので,試合こそ,近づくと,

■知識語彙 28種
一周,不可能,主人公,人種,人間,全力,助走,努力,勉強,半分,図鑑,変化,大事,大体,小学館,性質,成長,時間,最後,歴史,祖先,種類,結果,練習,試合,速度,進化,選手,

■表現語彙 87種
あっ勝,いのち,きょう,こと,さ,しっそう,そう,そこ,それ,ぞう,たくさん,たち,とき,はつ,ばく,ふみ,まま,みんな,よう,わざ,ん,アンカー,インタビュー,カベ,コツ,ゴール,サピエンス,サル,スピード,チーム,テープ,ハエ,ヒト,ホモ,マンガ,リレー,一,一周,万,三,不可能,中,主人公,人種,人間,今,他,位,全力,前,助走,努力,勉強,勝ち,千,半分,四,回,図鑑,変化,大事,大体,子,小学館,差,年,後,心,性質,成長,文字通り,時間,最後,歴史,祖先,私,種類,結果,練習,試合,走り,足,速度,進化,選手,頭,OK,

■文化語彙 42種
いける,おぎなう,かけぬける,ぎだったらどうなるか考える,くれる,しれる,せる,つぎ込む,つける,できる,で思う,とげる,と思う,と言える,ひっぱる,ひる,むくう,もらう,も思う,よく考える,られる,れる,使う,分かる,助ける,受ける,困る,少し考える,感じる,抜かす,止まる,生き残る,生まれる,答える,終える,落とす,調べる,走る,近づく,追う,進む,飛ぶ,

 

進化のスピード
   小4 わかば(akahime)  2025年3月4日

 ヒトとイエバエの対比を読んで、一番きょうみがわいたところが二つあります。一つ目は、ヒトとハエの進化のスピードが大いに異なるということです。なぜなら、考えることもでき、二足歩行で歩く珍しい動物ともいえる人間は、少し進んでいるのかと思っていたからです。言葉と火を使って生きていく生き物は人間のみだと先生に教えてもらいました。今はハエよりヒトの方が強いとなっているけれど、未来は真逆になっているかもしれません。ハエが二足歩行出歩き、人間の三倍ほどになっている可能性だって、ぜったい無いとは言えません。ハエの方がえらくなって、人間をしはいする何てことは今の時代では考えられません。でも、人間で行ったら何百万年もかかる進化を百年くらいですませてしまうハエです。ありえないとは言い切れません。 私がきょうみがわいたことの二つ目は、ハエは助走も加速もせずピタリと止まったり、いきなりすごいスピードで飛ぶことができるということです。私たち人間にはできることではありません。これもハエの一つの進化だと思います。

 「助走!」

私のたんにんは体育の先生です。今回のじゅぎょうではリレーをしています。私は走るスピードは少し遅いくらいで、走るのがせいしん的にも苦手です。その理由は、わきばらがいたくなって、心ぞうがばくはつしそうになるからです。このまま足をひっぱってはいけないと思い、チームメイトのなおふみにインタビューしました。

「速く走るコツってある?」

すると、なおふみが少し考えてから、

「助走が大事。よし、助走の練習をするぞ。」

と答えてくれました。三時間ほどある練習時間の半分を助走練習につぎ込みました。その結果、一回だけ私より足が速い子を追い抜かすことができました。走り終えたとき、チームのみんなに

「今の走り良かったよ。」

と言ってもらえて、とってもうれしかったです。その試合は、アンカーのなおふみや、その前の子たちがひっぱって、ぐんぐん差をつけ、私たちのあっ勝でした。この試合こそ、私の努力がむくわれたと言えます。まるで助走とは、マンガの主人公のひっさつわざのように、よく考えられているな、と感じました。助ける、という文字通りだとも思いました。そして、よく考えてあるといえばゴールもそうです。リレーは一周してゴールテープをかけぬけると勝ちになります。そして、そこから大体の選手は走った後、ヨロヨロと速度を落としながら進みます。それは、きっと全力しっそうした後に、ピタリ止まるのが不可能だからだと思います。もしリレーが一周せず、カベで止まるきょうぎだったらどうなるか考えてみました。すると、カベに近づくとスピードを落として、最後まで全力でかけぬけることができないという結果になると思います。ヒトはハエほどの進化はしていないけれど、頭を使うことで、最後までハエと同じように走る(飛ぶ)ことができるのかもしれないと感じました。

 『小学館の図鑑 人間 ―いのちの歴史―』という図鑑で祖先のサルからヒトへどう進化したのか調べてみました。すると、四千万年位前から進化をとげて、私たちが生まれてきたということが分かりました。たくさんの種類のヒトがいたのですが、ホモ・サピエンスという人種が生き残ったそうです。ホモサピエンスは他のヒトよりのうが大きかったので、生き残ったそうです。それを受け、私たちの成長や変化はおそいけれど、それでも困らないようにできているんだなと感じました。

私たち人間は、性質の変化が少ないので、頭でおぎなっています。だから、もっと勉強をして、頭を成長させたいと心の中で思いました。

「OK。今の良かったよ!」