考えて実践する大切さ
   小5 あえみも(aemimo)  2025年3月2日

 考えて実践する大切さ







「創造」は世の中の人たちがその価値を認めたものである。創造は人間にふさわしい仕事であり、脳の構造と働きからも説明できる。人間が意味があり、価値があると思う新しい組み合わせであるため、2つ以上のいろいろなことが同時に脳の中に存在しなければならない。大脳の中の神経細胞のネットワークは、刺激や学習によって変化をもたらす。同じ事柄でことがらでもそれを位置づける背景や脈絡がかわることにあたる。「新しい文脈のもとで、意味が変化する」と心理学や言語学でいう。



 小学校に入って足し算引き算掛け算割り算の四則計算を勉強する。足し算引き算は数式で出来るようになるまでマグネットやおはじきを使って自分で試す練習をしてきた。掛け算割り算もお料理のとき大さじ1杯15ccでいくつになるか、150gの小麦粉を半分にすれば何gかと実際に試すことでわかることも多い。雁も鳩も食わねば知れぬよいうように実際に自分で試して実践すればもっと理解を深められることを学んだ。多分それは自分で考えながら掛け算割り算を実践して答えを出すまでの過程が数式になっているからだと思う。



 父がゴルフが上手くなってくると風速で飛距離を計算し、アイアンかドライバーかを決めることもあるそうだ。しかしあまりにも計算しすぎるとうまくいかないこともあり、実際の練習でやってみたことが生かされることの方が多い。ゴルフは知識だけでもうまくいかないし、練習だけしてもうまくはなれない。自分で考えて自分の感覚を生み出す、それがゴルフの楽しさかもしれないと父は力説していた。



 現代においてわからないことはほとんどインターネットで検索し、YouTubeでの動画で見ることが出来るため自分で学びを追い求めることが少なくなっている。私は1週間前までピアノの連打につまずき、どうやったらきれいな連打を弾くことができるのかと悩んだ。YouTube動画で「連打を成功させるコツ」と映像を何度も見たがやはり変わらなかった。そこで練習法を自分で模索した。最初はゆっくりと次にリズム練習をして、メトロノームで少しずつスピードを上げていく練習、ありとあらゆる練習を考えた。その結果、ピアノの発表会3日前にやっと成功させることが出来た。AIでもインターネットでもYouTube動画でもない。自分に合った自分で試行錯誤して考えた練習法が最後は身に付くということがわかった。成功するまでは時間がかかって投げ出したくなるけれど、自分の練習法を見つければ全てに適応できるという発見もあった。次にどんな連打があっても私はうまく弾くことができるであろうという自信もついた。父が言ったゴルフと同じように私もピアノで学ぶことが出来た。