よく知ってからルールを作る
中3 ヨーヨ(waoho)
2025年3月4日
今日の社会は、法的社会である。しかし、共同体意識は、今も人々の間に生き続けている。孔子は葉で、自分の父親の犯罪を証言した正直な息子を批判した。法がしだいに社会的に認知されつつあった春秋時代に、共同体原理を体現したのが孔子だった。僕は、助け合いの心をもって生きていきたい。
そのためには第一に、法律よりも人を見ることだ。決まりに従うことが必ずしも最善とは限らない。確かにルールやきまりは守るべきものだ。しかし、ルールを守ったりマニュアル通りに行うことは今の時代AIやロボットでもできる。そこで、人として広い心を持ち、対応することがとても重要であると思う。例えば、病院でも受け付け締め切りに一、二分遅れてきた人がいたとして、マニュアル通り、ルールに従えば断るという選択になるだろう。しかし、命にかかわったりすることで数分の差で受け入れずに悪化してしまう可能性もある。ここで受け入れるか受け入れないのかというのが要であると思う。僕も、小学校四年生の時にインフルエンザにかかって登校許可証をもらう時、一分遅れてしまったことがあった。印刷して渡すだけにもかかわらず、時間終了と言われ、次の日にもらいに行く羽目になってしまいとても残念に思った。このように、ルールを守るだけの人ではなく、その人の立場に立ち、気持ちを理解した上で自分にできることはないか、自分が犠牲になっても最善なことをすることがこれからは大切なのだ。
また、法律を執行する人の人間性も大切だ。理不尽なルールで切り捨て、よく分かっていないのに決めると反感を得る。また、その反感が多数派になると逆に攻撃される可能性もある。そのため、ルールを作る人は自分のものさしで作成するのではなく、話し合って一緒に決めたり、その内容についてきちんと調べ、一から考えるということが重要である。例えば、サッカーについて知らない野球コーチが体力をつけるためにとりあえず外周をさせるようなものだ。あまり説得力が無いうえに、本来やるべきドリブルやキックの練習をしないと上手くならない。また、そのようなルールや計画に対して反対する環境を整える必要があると思う。実際、徳川八代将軍である徳川吉宗の置いた目安箱によって日頃から、改善してほしいことを言えるという場が効果を発揮したと言われている。ただ、吉宗自身も目安箱を参考にして政治に取り入れたという背景があることから、だた聞くだけではなく、きちんと向きあい良いところがあればどんどん取り入れることが重要なのである。逆に、自分のやり方が正しいと貫き通してしまうというのも良くない。その場合、提案に対してきちんと返し、自分の意見の方が良い理由を共有しなければならないと思う。すなわち、ルールを作る人は、そのことについてよく知りルールに対する意見を言える環境作りをしていくべきなのだ。
確かに、法律に基づかない運営は不明朗なものになることが多い。しかし、「独りで気づくものは脆い。共に築くものは未来を作る」というように、僕たちはもっと共同体的な考え方を評価すべきだ。