大切な昆虫
   小4 あえたし(aetasi)  2025年3月4日

大切な昆虫

 寿命はヒトを平均六十五年とすればイエバエはわずか二週間で、このように短時間で仲間の性質をすべて変えてしまうことができます。ハエのすばらしさはスピードの調整のみごとさです。ハエは助走も加速もせず、ある場所に自由にとまり、自由に飛び出すことができます。

 ぼくはこの話を読んで一番おもしろかったのは、イエバエはとても短い期間で性質をかえてしまうことです。

 小さい時、アリにいたずらをしたことがある。まず、ありの前に石を置いてみた。アリにとってみれば、丘が空からふってきたようだろう。もちろんアリたちはまずびっくりして、ちりぢりになった。だが、すぐに上をのぼって行った。そこでアリたちの上に、葉っぱを三十個ぐらいのせた。たぶんどこからともなく迷路があらわれたという感じだと思う。はじめは、アリたちはちりぢりになって迷っているようだった。やがて何匹かのアリが出てくるとみんないっせいに抜けていった。ぼくはアリにもチームワークができてすごいなと思った。

最後に息を吹くことにした。アリにとってみれば時速八十キロぐらいの突風と同じだろう。アリたちはたちまち飛んでいった。だが、みんなでがんばって穴をのり見事に通り抜けた。ぼくはアリたちも人間みたいに知性があってすごいなと感心した。

ぼくは昆虫が大好きで、ファーブル昆虫記を読んだことがある。「狩りバチ」は自分の幼虫に生きたエサを食べさせるために、なんと獲物の体に卵を生むのです。まず自分の毒針を獲物の運動神経にさして、麻酔をかけて獲物を動けなくさせるのです。そして麻ひして動けなくなった獲物のからだに自分の卵を産みつけるのだ。

そのように卵を産みつけるとエサの鮮度が保てるので、まるで人間でいう刺身のようだ。こんなすごい技がくりだせる生物は、相当高度に進化していると思った。

昆虫は地球上の全動植物の約半分を占めている。インターネットで調べたところ、昆虫はこれまでに百万種以上が発見されている。しかし、ある研究によれば、地球上にせいそくする昆虫の総数が一年に約2・5パーセント減少している。この傾向が続けば2119年までに地球上から昆虫がいなくなるかもしれないというのだ。

もしぼくが105歳まで生きたとしたら、その時は昆虫が全て絶滅している計算だ。ぼくはきっと人間も生きるのは難しいのではないかと想像する。なぜなら、昆虫がいないと受粉ができないから野菜や果物もとれないし、他の動物たちも食料がなくなって生きられないかもしれないからだ。

昆虫は地球にとって欠かせない大切な生き物だと思った。