あおかちゃん、こんにちは。ゴミというと捨てたいもの、不要物のイメージです。捨てられるゴミは、その価値を無視されているわけです。しかし「資源ゴミ」がありますね。この発想は生き方にもほしいところです。生き方の主題は、さまざまな事柄(ことがら)を自分自身の問題として大きく考えていくことができる論じ方です。あおかちゃんも、自分自身のゴミ問題から、多角的な物の見方の大切さに言及(げんきゅう)していきました。高得点が出ています。
 ミニチュア作りでは、ふとしたひらめきがありました。「少し考えてできそうなものから始めてみることも想像力を動かす第一歩」という指摘(してき)がいいですね。
 想像力の育成に、インターネットが悪影響(あくえいきょう)しているのですね。これもいい指摘(してき)です。アインシュタインの生き方の引用もいいですね。
 「生き方」としての「リサイクルの発想」は大切です。可能性を発掘(はっくつ)する力を持ちたいですね。そこに発見や発明が潜ん(ひそん)でいます。

<<え2014/247pみ>>


あおらはさんの作文には、日常のごみから想像力を育む方法を考えるという独創的なアプローチが見られ、非常に興味深い内容でした。
まず、ごみを活用したゴミアートについての導入部分が、テーマへの興味を引きつける効果的な始まりとなっています。
その後、自身の体験を交えながら、物事を多角的に見ることの重要性を説いており、具体的なエピソードを用いることで説得力が増しています。
特に、学校のプロジェクトでゴミを再利用した例は、体験実例がよく書けており、読者に対して具体的なイメージを提供しています。

また、アインシュタインの引用を通じて、想像力の重要性を強調している点も印象的です。
名言がよく書けており、それを通じて作文のメッセージを強化しています。
生き方の主題についても、一見無価値に見えるものから価値を見出すという生き方を目指すという強い意志が感じられ、読んでいて勇気づけられる部分が多々ありました。

全体を通して、あおらはさんの作文は想像力をテーマにしながらも、自己の体験や歴史的人物のエピソードを巧み(たくみ)に織り交ぜており、とても読み応えのある作品に仕上がっています。
今後もこのような独自の視点で物事を考え、表現していくことができれば、さらに魅力(みりょく)的な文章を書くことができるでしょう。

内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1453字/600字
思考点:58点
知識点:97点
表現点:92点
総合点:83点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)

 


■思考語彙 18個
 確か, 第,、第,。しかし,すると,たから,たので,だろう,で考える,と思う,なので,なると,のかも,ももちろん,られるはず,少し考える,普及によって,養うため,

■知識語彙 79種
一番,一瞬,一部,世界,交流,人類,他者,作家,作業,価値,再現,処分,分析,創造,名言,問題,器用,基本,基礎,変革,外装,多角,大人,大切,宇宙,完成,小学校,平和,年生,幼少,建物,影響,後半,必要,性格,想像,成功,手先,技術,支配,数学,方法,時代,時間,普及,本物,材料,機会,水玉,活動,物事,物理,現代,現実,現状,理由,生活,生涯,発想,発見,目線,真実,着実,知識,研究,社会,科学,第一歩,粘土,総合,自分,興味,視察,過言,量子力学,関心,集中,順調,高度,

■表現語彙 130種
 確か,こと,さ,そう,そのもの,それ,それら,たち,とき,ぴったり,もの,よう,られるはず,アイデア,アインシュタイン,インターネット,ゴミ,スーパーマーケット,パンチ,プロ,ミニチュア,一,一番,一瞬,一部,世界,二,交流,人,人類,他者,作り,作家,作業,使い方,使い道,価値,先ほど,六,再現,処分,分析,創造,力,名言,問題,器用,基本,基礎,変革,外装,多角,大人,大切,学,宇宙,完成,小学校,平和,年生,幼少,建物,影響,後半,必要,性,性格,想像,愛,成功,手先,技術,支配,数学,方法,時,時代,時間,普及,期,本物,材料,様々,機会,水玉,活動,物事,物理,班,現代,現実,現状,理由,生き方,生活,生涯,町,発想,発見,的,目線,真実,着実,知識,研究,社会,私,科学,穴,穴あけ,第一歩,粘土,組み立て,総合,自分,興味,視察,観,話,論,豊か,過言,量子力学,関心,隣,集中,順調,養うため,高度,,,

■文化語彙 45種
いける,うまる,しまう,しれる,できる,で考える,と思う,られる,作る,使う,出る,動かす,動く,及ぼす,困る,培う,変える,始める,少し考える,張り付ける,得る,思い浮かべる,息詰まる,持つ,捨てる,支える,決める,注ぐ,生み出す,異なる,築く,聞く,育む,行う,覆す,見つける,見出す,見据える,近づく,近づける,述べる,開ける,養う,驚く,高める,

 

価値を見出す
   中3 あおらは(aoraha)  2025年4月1日

 私たちは一日にどのくらいの量のごみを出しているのか。全く出さない人も、多くのごみを出す人もいるだろう。私は、普段そんなに多く出す方ではないが大掃除などの時には張り切って多くのごみを出してしまう。ごみといっても一般的に言われる汚いものではなくブームが過ぎた筆箱、昔よく遊んでいたおもちゃなどだ。張り切って捨ててしまいあとから捨てなければよかったと後悔したこともある。そんなとき、テレビの特集で「ゴミアート」を見た。ゴミアートとは捨てられてしまったゴミで置物や、建造物を作る活動だ。このような発想から私は捨てられてしまうようなゴミをうまっく使っていけるような想像力豊かな生き方をしたい。

 第一の方法として物事を多角的に見てそのものに価値を見出したい。私は小学校六年生の総合の時間で町のミニチュア作りを行った。作る建物の視察に行き使う材料を決めて一から本物に近づけていく作業は集中力や手先の器用さを高めることができとても楽しかった。私はクラスメイト5,6人でスーパーマーケットを作っていた。組み立てを順調に行っていた私たちだったが、後半になり建物の外装をどのように再現するのかという問題が出てきた。プロのミニチュア作家はプリントアウトしたものを張り付けたり、粘土で作ったりしていたが私たちにそのような高度な技術はない。すると、隣の班で穴あけパンチで開けた穴の処分に困っていた。そこで私たちはそれを使って外装を作ることにした。スーパーマーケットの外装は水玉だったので穴あけパンチの穴がとてもぴったりだったのだ。その発想で私たちはスーパーマーケットのミニチュアを完成することができた。少しの発想で捨てられるはずだったゴミが一瞬にして外装の一部となった。ゴミを見たとき少し考えてできそうなものから始めてみることも想像力を動かす第一歩なのかもしれない。

 また、第二の方法として想像力を養うためにインターネットの普及によって自分が「興味のあるものしか見ない」という社会の現状を変えることだ。様々のもの、人の目線で考えたり、交流することは想像力を育むことに必要なことだと思う。想像力といって私が一番に思い浮かべるのはアインシュタインである。アインシュタインは生涯で物理学の基本を覆し、量子力学や宇宙論などの現代物理学の基礎を築いた。そんなアインシュタインは幼少期から数学と科学に高い関心を持っていた。また、大人になると人類愛や、平和活動にも関心を持ちそれらの活動にも力を注いだ。アインシュタインが成功することができた理由として私は想像力があったからだと思う。先ほども述べたように想像力は他者との交流でも育むことができる。平和活動に力を注いでいたアインシュタインは性格も価値観も異なる人の話を聞く機会が多かったのではないか。研究にももちろん息詰まることがある。そのような時、他者との交流で得た想像力や、幼少期時代から培ってきた知識で多角的に分析したり、方法を変えて着実に真実へ近づいていたのではないか。他者との交流が及ぼす影響は今や人類の生活を支えているといっても過言ではないだろう。

 確かに、しっかり現実を見据えて動くことも大切である。しかし「想像力が世界を支配する」というアインシュタインの名言がある。また、創造性と想像力が新しいアイデアや発見を生み出し世界を変革するとも述べている。なので、私は一見使い道がなさそうなゴミにも驚くような使い方を見つけられるような想像力豊かな生き方をしたいと思う。