「長所を伸ばすこと」と「短所を直すこと」のどちらが大切かというテーマについて、バランスよく論じることができましたね。
まず、導入部分では「長所しかない人も、短所しかない人もいない」という一般的な前提を提示し、それを自身の経験と結びつけて説明している点が秀逸です。自分のスポーツの例を挙げることで、「長所と短所は表裏一体である」という主張を自然に導入しており、読者が興味を持ちやすい工夫がされています。
次に、「長所を伸ばすべき」という意見と「短所を直すべき」という意見を、両方ともバランスよく紹介している点が高く評価できます。特に、ルービックキューブのエピソードは、自身の成長の過程を具体的に描写しており、読者が共感しやすい内容になっています。また、エジソンの例を通じて「短所を克服することが成功につながる」という視点を加えている点も良いです。エジソンの学習障害を乗り越えた話を引用することで、短所を直すことの重要性をより強調できており、説得力が増しています。
そして、結論部分では、単に「長所を伸ばす」「短所を直す」のどちらが正しいかを述べるのではなく、「客観的に自分を見つめ直すことが大切である」という新たな視点を加えている点が優れています。これにより、単なる折衷案ではなく、より高い次元で意見を総合化することに成功しています。特に、「自分が考える自分」と「他人が考える自分」の違いを指摘し、自己理解の重要性を説いている部分は深みがあり、読者に強く印象を残します。
さらに、「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所を伸ばすことである」という名言を引用して、文章全体を締めくくる構成も良いです。この言葉によって、長所と短所が単なる対立ではなく、つながっているものだという考えが明確に伝わります。
ユーモア表現の例としては、ルービックキューブの練習について「指がもげるかと思うほど回し続けた」のように大げさな表現を入れてみるのはどうでしょう^^。
■思考語彙 19個
しかし,。しかし,。だからこそ,。つまり,。例えば,あろう,うと,おけば,が考える,するため,すれば,せよう,たから,たため,だろう,と思う,なければ,の場合,乗り越えよう,
■知識語彙 60種
主観,人物,他人,以下,克服,制約,努力,勉強,参考,大事,大切,失敗,学習,客観,小学生,少年,幾度,当時,得意,必要,思考,意見,成功,改善,教師,方法,映画,時代,時間,有名,本番,根気,機会,気力,特技,特訓,独学,発明,発表,相当,短所,短時間,短期間,確信,経験,自信,自分,自身,苦悩,苦手,蓄音機,見方,視点,言葉,試行錯誤,進化,長所,障害,電球,馬鹿,
■表現語彙 106種
あなた,いちばん,こと,さ,するため,そう,そこ,その後,それ,それら,たため,とき,どちら,の場合,もの,よう,クラス,ネタ,ベース,一つ,中,主観,人,人物,今,他人,以下,会,何,克服,全て,六,制約,努力,勉強,参考,壁,大事,大切,失敗,学習,客観,家,対,小学生,少年,幾度,当時,彼,得意,必要,思考,意見,成功,所,手,改善,教師,方,方法,映画,時代,時間,有名,末,本番,根気,楽しみ,様々,機会,気力,特技,特訓,独学,発明,発表,的,皆,相当,短所,短時間,短期間,確信,磨き,私,経験,考え,自信,自分,自身,苦悩,苦手,蓄音機,見方,視点,言葉,試行錯誤,進化,道のり,長所,障害,電球,面,頃,頭,馬鹿,
■文化語彙 36種
おく,かかる,が考える,しまう,せる,できる,と思う,なくす,られる,れる,乗り切る,乗り越える,伸ばす,入れる,劣る,収める,取り込む,呼べる,学ぶ,感じる,持つ,挙げる,揃える,直す,知る,立ちはだかる,答える,繋がる,聞く,裏切る,見える,見つめる,見直す,認める,違う,重ねる,
長所と短所と客観視
中2 あきかは(akikaha)
2025年4月1日
長所しかない、短所しかないという人間はいない。誰にでも、その両方が存在する。私にも、スポーツの試合をする際に感じる点がある。例えば、負けてもすぐに切り替えができるところは長所だが、勝とうとする粘り強さがないというところは短所だと思う。長所と短所は対になっているため、どちらを伸ばしたり直したりすれば良いのか、毎回考えなければならないのは悩みどころだ。長所を伸ばせば、得意技が増え、何事にも有利になりやすいかもしれない。しかし、短所を直せば、痛いところを突かれる心配もなくなるだろう。
確かに、長所を伸ばすことは大切だ。私は小学生の頃のお楽しみ会で、クラスメイトに自分の特技を発表するという経験をしたことがある。本番は、ルービックキューブの六面を短時間で揃え、なんとか乗り切った。しかし、本番までの道のりは、とても苦悩が多かった。そもそも私には、「特技」と呼べるようなものがなかった。得意だと思うことも、特技として皆に発表するものとしては劣っているように感じていた。そこで私は、当時まだ特訓中であったルービックキューブを、「得意」から「特技」へと進化させようと、短期間で努力をした。私のクラスには、ルービックキューブの全ての面を揃えられる人がいなかったため、少し時間がかかったとしても、それは特技として認められると確信したからだ。このように、いざ、自分の長所は何かと聞かれたときの場合に、何か一つでも、長所を「持ちネタ」として持っておけば良い。そして、答えなければならない機会がなかったとしても、自分の長所を知っておくことは自信にも繋がることだろう。
しかし、短所を直すことが大事だという考えもある。例えば、知らない人はいないであろう、発明家のエジソンは、自身の短所をなくすことで大成功を収めた人物だ。エジソンは、電球や蓄音機、映画の発明などで有名だが、それらは数多くの失敗を重ねた末にあったものだという。つまり、幾度と立ちはだかる壁を乗り越えようとする根気強さが必要だったのだ。では、彼はどのようにして、その根気強さを手に入れたのか。実は、エジソンは少年時代、学習障害があり、教師からも「あなたは馬鹿だ」と言われてしまうほどだったそうだ。しかし、勉強が苦手という短所を克服するために、エジソンは独学をした。そこには様々な制約もあったが、それらを乗り越えることができた。そしてこの、自身の学び方を見直し、試行錯誤をした経験が、その後の大発明の約だったのだ。このように、短所を直すということは、相当な気力が必要である。しかし、それを克服したという経験には、決して裏切られることはないのだ。
以下のように、長所を伸ばすこと、短所を直すことは、どちらもとても大切だ。しかし、最も大切なことは、自分を客観的に見ることだ。その方法としては、自分の頭だけで思考するのではなく、他人からの意見も参考にして自分磨きをしていくということが挙げられる。よく言われるように、自分が考える「自分」と、他人が考える「自分」は違っているのだ。だからこそ、主観的な見方をベースにしつつ、客観的に自分を見つめ直すということを大切にしなければならない。「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所を伸ばすことである」という言葉があるように、長所と短所は、対になっているように見えるが繋がっている。そこに客観的な視点を取り込むことで、長所と短所のどちらをどのように改善すれば良いのかが見えてくるのだ。