ゆうとくん、作文の提出ありがとう。よく頑張っていますね
君がリサイクルについて書いた比喩を用いて、人間の経験や失敗が持つ可能性を探求するアプローチは非常に印象的だったよ。
具体的な日常のシーンからスタートし、それを自己成長や社会的な視点に広げる手法は、読み手にとって理解しやすく、また共感を呼ぶものがある。
特に、バスケットボールのチームプレーを例にとった部分では、個々の長所をどう活かすかという具体的な方法がよく書けていたね。
また、社会の「減点主義」についての批判と、それに対する建設的な提案も効果的だった。
君の作文は、ただ事実を羅列するのではなく、それをどう生活や考え方に活かすかという視点がしっかりと描かれていて、読み応えがあった。
自分の生き方に結びつける意見もしっかりと書かれており、自己反省や社会への提案が感じられる内容だった。
これからも、日常の小さな発見や気づきから、大きなテーマに思いを馳せるこのような作文を書き続けてほしい。
**項目評価:**
-方法がよく書けています
-生き方の主題がよく書けています
-体験実例がよく書けています
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1172字/600字
思考点:67点
知識点:75点
表現点:88点
総合点:80点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)
■思考語彙 23個
確か,。しかし,。たとえば,いかざる,かによって,する場合,すれば,せよう,だろう,できざる,として考える,と思う,ながら考える,に思える,や可能,を考える,任せると,将来にとって,広まるべき,捨てるべき,有意義かも,生かせば,補うため,
■知識語彙 50種
不要,主義,人間,今日,以上,仲間,会社,価値,光景,克服,全体,勉強,収集,土曜日,大事,大切,失敗,学校,宝物,将来,弱点,得意,必要,成功,成長,才能,教育,方法,昨日,有意義,欠点,次第,減点,無駄,玄関,現在,社会,科目,精度,経験,苦手,補習,視点,試合,資源,透明,部分,部活,重点,音楽,
■表現語彙 124種
確か,がち,こと,ごと,する場合,それ,それら,たくさん,とき,ほう,もの,や可能,よう,アシスト,ゴミ,シュート,スポーツ,スムーズ,センス,チェック,チーム,テスト,バスケットボール,パス,ビン,プレー,ペットボトル,ペン,マイナス,ミス,リサイクル,一つ,不要,世の中,中,主義,二つ,人,人間,今,今日,以上,仲間,会社,価値,先,光景,克服,全体,八,前向き,勉強,収集,周り,土曜日,外,大事,大切,失敗,子,子ども,学校,宝物,将来,弱点,強み,形,役,彼,後,得意,心,必要,性,成功,成長,才能,持ち味,教育,新た,方,方法,日,昨日,時,有意義,朝,欠点,次,次第,活,流れ,減点,無駄,玄関,現在,的,目,社会,私,科目,窓,精度,糧,経験,絵,缶,考え方,苦手,袋,補うため,補習,視点,試合,資源,赤,車,軽やか,透明,部分,部活,重点,面,音楽,
■文化語彙 45種
かせる,させる,しまう,しれる,せる,できる,として考える,と思う,ながら考える,に思える,まとめる,られる,れる,を考える,並ぶ,任せる,伸ばす,入る,出す,受ける,向ける,変える,変わる,広まる,役立つ,心がける,持つ,捨てる,描く,気づく,求める,決める,活かす,生かす,生かせる,生きる,生まれ変わる,直す,置く,考え直す,聞こえる,補う,見つける,責める,間違う,
4.1
中3 あえとく(aetoku)
2025年4月1日
土曜日の朝八時。窓の外から、ゴミ収集車の軽やかな音楽が聞こえてくる。今日は缶やビン、ペットボトルなどのリサイクルゴミを出す日だ。玄関先には、透明な袋にまとめられたペットボトルが並んでいる。昨日までは不要なゴミだったものが、今日からは新たな資源として生まれ変わるのだ。私は、この光景を見ながら考えた。ゴミが役立つものに変わるように、人間の経験や失敗も、生かし方次第で価値のあるものになるのではないか。私は、この、ゴミのようなものも生かせるような人間になりたいと思う。
一つ目の方法として、ものごとのよい面を見るように心がけることが大切だ。たとえば、私は部活でバスケットボールをしているが、チームプレーがうまくいかず、試合でミスをしてしまうことがある。あるとき、パスを受けた仲間がシュートを決めることができず、私はそのことを責めてしまった。しかし、後になって気づいたことがある。その仲間はシュートの精度は低いものの、パスのセンスがあり、周りをよく見ていたのだ。私は、彼のシュートのミスばかりに目を向けていたが、実は彼の強みを生かせば、チームのプレーがもっと良くなるのではないかと考え直した。そして、次の試合では彼にアシスト役を任せると、チーム全体の流れがスムーズになった。
二つ目の方法として、今の社会の「減点主義」的な考え方を変えていくことが必要だ。現在の教育や社会では、どうしても人のマイナス面を直すことに重点が置かれがちである。テストでは間違った部分に赤ペンでチェックが入るし、学校でも会社でも「失敗しないこと」が求められる。しかし、本当に大切なのは、「どうすればその人の持ち味を生かせるか」を考えることではないだろうか。たとえば、学校の勉強が苦手な子どもがいたとする。今の教育では、その子の弱点を補うために補習を受けさせたり、苦手な科目を克服させようとする。しかし、その子が実はスポーツが得意だったり、絵を描くことに才能を持っていたりする場合、それを伸ばすことのほうが、その子の将来にとっては有意義かもしれない。ゴミのリサイクルと同じように、「捨てるべきもの」ではなく「活かせるもの」として考える視点が、社会全体にもっと広まるべきではないかと思う。
確かに、欠点を直すことは大事である。しかし、ものごとのよい面を生かしていくことが、それ以上に大切なのではないだろうか。ゴミのように思えるものの中に宝物を見つけられるような広い心を持った人間になりたい。
世の中には、成功だけでなく失敗や無駄に思えることがたくさんある。しかし、それらをどのように活かすかによって、人の成長や可能性は大きく変わる。ゴミがリサイクルされて新しい形に生まれ変わるように、私もまた、どんな経験も糧にして前向きに生きていきたい。