あかしかさん、先の作文の講評をさせていただきます。

まず、社会での情報の取り扱い(とりあつかい)に対する意識の高さが窺えるテーマ設定が素晴らしいです。情報の真偽(しんぎ)を見極める重要性を、具体的な事例を交えて説明しており、読者に対する説得力が増しています。特に、チロルチョコのデマの事例は身近な例として非常に効果的です。また、「情報は真実ではなく、材料である」という名言を引用することで、その主張に深みを与え(あたえ)ています。名言がよく書けています。

情報の取り扱い(とりあつかい)方についての2つの方法を提案している点も高く評価できます。第一の方法である「自分なりの基準を持つこと」、第二の方法である「主体的に考える社会を作ること」という提案は、具体的で実行可能なものであり、方法がよく書けています。これにより、読者がどのように情報に対して批判的になれるかの指針を示しており、論理的な流れで展開されています。

全体を通じて、情報リテラシーの重要性を強調しながらも、具体的な行動指針を提示しているため、読み手にとって非常に参考になる作文です。引き続き、このような深い洞察(どうさつ)と具体的な提案を持ち合わせた作文を期待しています。

項目(こうもく)評価:
-名言がよく書けています。
-方法がよく書けています。
 

森リン評価 疑問 wa 04月1週 あかしか
字数/基準字数:
941字/600字
思考点:70点
知識点:68点
表現点:64点
経験点:83点
総合点:71点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:83点
知識点:81点
表現点:78点
経験点:95点
総合点:84点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙25種33個76%70点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙41種78個53%68点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙80種150個53%64点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙40種58個69%83点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
941字
 70点
 68点
 64点
 83点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 25個
 確か, 第,、いわゆる,。しかし,。例えば,ある可能,あれば,いるため,ことによって,しかし仮に,しまうかも,すぎると,すると,するべき,たいから,たかも,だろう,できるから,で考える,ない場合,なため,に思う,に考える,のため,を考える,

■知識語彙 41種
不信,主体,事実,今日,仕事,作業,先日,内容,処理,名言,基準,報道,報酬,大切,姿勢,情報,投稿,方法,暗記,最悪,最近,材料,株式会社,注目,活用,物事,犯罪,疑問,発展,真実,社会,素直,自分,製品,記事,誇張,誘惑,質問,風潮,騒動,高額,

■表現語彙 80種
 確か,ある可能,いるため,こと,そこ,たち,ない場合,なため,のため,やり方,よう,ケース,チョコ,チロル,デマ,ニュース,バイト,フィルター,ベース,ポスト,マニュアル,一,不信,中,丸,主体,事実,二,人,今日,仕事,他,作業,先日,内容,処理,名言,基準,報道,報酬,大切,姿勢,性,情報,感,投稿,方法,時,暗記,最悪,最近,材料,株式会社,楽,様々,歩,注目,活用,物事,犯罪,疑問,発展,的,真実,社会,私,素直,自分,虫,製品,記事,誇張,誘惑,質問,身,闇,風潮,騒動,高額,鵜呑み,

■文化語彙 40種
おく,しまう,しれる,すぎる,つながる,できる,で考える,なくなる,に思う,に考える,られる,れる,を考える,与える,作る,使う,出る,出回る,取り上げる,取り入れる,受け入れる,受け取れる,外れる,巻き込む,感じる,抱く,持つ,持てる,書く,浴びる,湧く,用いる,申し込む,立ち止まる,見つける,見極める,負ける,釣り合う,防ぐ,頼る,

 

疑問
   高3 あかしか(akasika)  2025年4月1日

 今日の社会では、様々な情報が出回っているため、正しい情報を見極めることは難しい。先日、ニュースでSNSアプリのXに書かれていたチロルチョコから虫が湧いたというポストがデマであったという報道を見た。もしこの騒動が記事に取り上げられなかったらXで見た人のほとんどが鵜呑みにしてしまい、チロルチョコを作っているチロルチョコ株式会社の他の製品への不信感を抱くことになったかもしれない。私たちはもっと疑問を持つことを大切にするべきではないか。

 第一の方法としては、自分なりの基準を持つことである。基準があればそこから外れた時に疑問を持つことができるからだ。例えば、高額報酬が受け取れるバイト、いわゆる闇バイトなどもこの方法で見極めやすくなるだろう。仕事内容と報酬が釣り合っていない場合、疑問に思うことで一歩立ち止まることができるだろう。そこで疑問を持てなかったら高額報酬の誘惑に負けて申し込んでしまい、最悪のケースでは犯罪に巻き込まれてしまうかもしれない。基準をベースにすることで出てきた疑問をそのままにしないでおくことが自分の身を防ぐことにつながることもあるのだ。

 第二の方法としては、主体的に考える社会を作ることである。最近の社会ではマニュアルがあって当然のような風潮がある。やり方を与えられすぎると自分でやり方を見つけるよりも楽なため、そのマニュアルに頼ってしまい、疑問に思うことがほとんどなくなるだろう。しかし仮に疑問が出たとしてもマニュアルを用いていると作業が丸暗記のため、発展的な疑問ではなく疑問の質問である可能性が高いだろう。ある程度までは自分で考えることによって発展的な疑問を持つことができるだろう。

 確かに、素直に物事を受け入れる姿勢を持つことは大切である。しかし、「情報は真実ではなく、材料である」の名言のように、情報を鵜呑みにするのではなくて材料としてどのように使っていくかを考えることが大切である。少しでも疑問を感じた情報は自分の中で処理をしてから材料として活用するとよいだろう。最近ではXなどで注目を浴びたいから事実を誇張している投稿もよく見られる。そうした中で自分の中に取り入れる情報のフィルターとして疑問を持つことを大切にしていきたい。