あおらえさん、中学2年生にしてこのような洞察(どうさつ)に富んだ作文を書けるのは非常に素晴らしいですね。長所と短所の関係について深く考察しており、そのバランスについても考えている点が際立っています。

まず、自己の体験を基にして長所が短所にもなり得るという事例を挙げた部分は、非常に具体的で理解しやすかったです。それだけでなく、ビル・ゲイツの例を引用して、短所を克服(こくふく)することの重要性を説明している点も、効果的に作文の説得力を増しています。名言を引用している点も、文章に深みを与え(あたえ)ており、読み手にとって考えさせられる内容となっています。

さらに、自分自身の学びや成長に対する姿勢を示した部分も印象的でした。特に、科学という具体的な分野に興味を持って取り組む様子からは、学びに対する真摯(しんし)な姿勢が伺え(うかがえ)ます。また、「長所と短所は表裏一体である」という締めくくり(しめくくり)は、作文全体を上手くまとめており、その主題の総合化が非常によくできています。

この作文は、自己反省と自己発展のバランスを考える上で、非常に参考になる素晴らしい内容です。素晴らしい作文をありがとうございました。

項目(こうもく)評価】
-体験実例がよく書けています。
-名言がよく書けています。
-総合化の主題がよく書けています。
 

森リン評価 努力の根源 ya 04月1週 あおらえ
字数/基準字数:
1425字/600字
思考点:58点
知識点:92点
表現点:88点
経験点:75点
総合点:77点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙18種21個86%58点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙72種109個66%92点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙124種203個61%88点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙35種62個56%75点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1425字
 58点
 92点
 88点
 75点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 18個
 たしかに,。しかし,あるかも,あるから,いえば,がいわば,しよう,するため,するべき,せざる,せるため,と思う,なければ,なため,ならざる,られるかも,持てれば,負けると,

■知識語彙 72種
一因,上手,中学,人生,他社,企業,何事,作家,克服,共同,内面,分野,前回,努力,勉強,勝敗,勝負,化学,同意,名称,営業,大事,大切,失礼,好奇,学力,巨大,当初,得意,得点,必然,必要,性格,成長,探求,教科書,是非,普段,最高,期末,本格,極端,満足,漢字,状態,現代,現状,生物,発展,発見,目標,目的,相手,短所,積極,経営,結果,自分,自社,興味,若年,表裏一体,製品,設立,試験,責任,返事,達成,重要,長所,集中,願望,

■表現語彙 124種
あと,ここ,こと,すべて,するため,せるため,そう,それ,それら,どちら,なため,まま,もの,よう,クラス,ゲイツ,コミュニケーション,チーム,テスト,バランス,ビル,マイクロソフト,一因,上手,中学,二,人,人生,今,他社,企業,何,何事,作家,克服,共同,内面,分野,前回,努力,勉強,勝敗,勝負,化学,同意,名,名称,営業,回,売り込み,大事,大切,失礼,好き,好奇,嫌,学,学力,巨大,引き算,当初,得意,得点,心,必然,必要,性格,感,成長,探求,教科書,数,文,新た,是非,時,普段,最高,期,期末,本格,極端,気,満足,源,漢字,状態,現代,現状,生物,癪,発展,発見,的,目,目標,目的,相手,短所,私,積極,答え,米,経営,結果,考え方,者,自分,自社,興味,若年,表裏一体,製品,設立,試験,負けず嫌い,責任,近く,返事,達成,重要,長所,集中,願望,

■文化語彙 35種
しまう,しれる,すぎる,せる,できる,とらわれる,とる,と思う,やめる,やる,られる,れる,わかる,伸ばす,使う,入る,出る,取る,受ける,呼びかける,始まる,引く,得る,感じる,持つ,持てる,気付く,漏らす,直す,続ける,行う,見つめる,話す,読む,負ける,

 

努力の根源
   中2 あおらえ(aorae)  2025年4月1日

  「負けず嫌いだ」といわれる。言い換えれば、集中することが得意だということか。しかし、そうではない。確かに、興味のあるもの、理系のものや本、教科書が目の前にあるときには集中できる。ただ、話しかけられているのに気づかずに怒られることがよくある。図書館から帰ってくると、さっそく借りてきた本を読み始める。前はNewtonという雑誌の第九惑星についての記事を読んでいた。宇宙は特に興味のある分野のため、没頭していた。「夜ごはんだよー」という呼びかけも聞き漏らしてしまった。あとで近くまで来て言われ、ようやく気付き読むのをやめた。ただ、呼びかけられても返事をしないのは失礼とされる。このように、「集中できる」長所は、短所となることもある。長所と短所は表裏一体である。



 長所を伸ばしていくことや、長所を使うことは大切だ。自分の得意分野を伸ばしていくことで、新たな発見を得られるかもしれない。すでに発見されているものを自分で再発見することも楽しく、達成感を得られる。私はもともと化学や生物学が好きであり、中学でそれらが本格的に始まりさらに興味を持つようになった。興味を持てれば集中できる。生物の教科書も面白くなり、何回か読んだ。また、クラスで同じくらいの学力の人がいる。その人から前回行われた期末試験で勝負しよう、と言われた。現代文の漢字テストでも同じことを言われたが、今まで負けると嫌なため受けてこなかったが、その時はそれに同意した。負けず嫌いで、負けるのは癪なため普段よりも多く、長く勉強した。勝敗の結果はいまだによくわからないままであるが高得点をとることができ、満足はするな、といわれるが満足な結果が出たと思う。



 短所を直すこと、短所を克服することが大事だという考え方もある。引き算において、答えを大きくするために引かれる数を大きくするか、引く数を小さくするかということだ。

ビル・ゲイツという、米マイクロソフトの共同設立者で元マイクロソフトの最高経営責任者である人がいる。今ではマイクロソフトといえばGAFAには入らないものの巨大な企業であるがマイクロソフトという名称は当初、設立者である二人のチーム名であり企業ですらなかった。どうやらゲイツは、若年期内面的であったそうだ。企業を発展させるためには、必然的に他社への自社製品の売り込みなどの営業が必要となり、積極的にコミュニケーションをとる必要がある。また、話し上手で、相手をその気にさせなければならない。マイクロソフトがここまで大きくなったのも、ゲイツがいわば短所であるそのような性格を克服したことが一因であるかもしれない。



 たしかに、長所を伸ばすことや短所を伸ばすことはどちらもとても重要なことであり、是非ともそうするべきで、そう努力するべきだと思う。どちらかをやるだけでも成長することができる。しかし、そう今の状態に満足せずに努力し続けられる源には、好奇心や探求心のみならず、目的や目標を達成するという願望がある。現状の長所や短所を伸ばしたり、直したりすることにとらわれすぎることなく、長い目でその目的や目標を見つめている必要があると感じる。何事にも極端にやることは良くない。作家のロリ・デシェンは、「人生はすべてバランスだ」と言っている。長所と短所でバランスを取りながら成長していくことが大切だ。そう、長所と短所は表裏一体であるからである。