二年生最後の大掃除
    ()  年月日

「大掃除って何するの。」

友達が先生に言いました。

「床を軽く拭いたり、滑り止めの埃を落としたりするんだよ。」

先生は、まるで台詞のように言いました。



 大掃除が始まったのは春休み前です。その後、私たちは大掃除に取り掛かりました。すると、隣の席の宇野ゆりちゃんが私に話しかけてきました。

「ねえ、瑠渚ちゃん、大掃除って大変だよね。」

「うん、大変だね。」

と私は答えました。

「一番大変なところってどこ。」

宇野ゆりちゃんが聞き返しました。

「宇野ゆりちゃんはどこが大変なの。」

私は、手を止めずに言いました。宇野ゆりちゃんも掃除を続けながら話しています。

「そうだなあ。あ、大変なところは、ペンの痕を消すことだよ。」

私は、パッと顔を輝かせて

「大変なところ、一緒だね。」

と言いました。掃除が終わった頃、私は、まるで教室に星が入ったように綺麗になったなと思いました。その後、教室の隅を見ると、埃がパンパンに入ったゴミ袋が置いてありました。私は、そのとき、ゴミ袋がなかったら大変だったなと思いました。



 おばあちゃんに聞いた話です。おばあちゃんも小学生のころ、大掃除をしていたそうです。掃除で大変だったところは、床を拭くところだったそうです。どうしてかというと、木の床で、デコボコしていたからだそうです。また、おばあちゃんの学校では、掃除の時間に、バケツを振り回して中の水がこぼれないようにする遊びをよくしていたそうです。私だったら先生に怒られてしまうから止めようと思ってしまうけれど、ちょっとだけ楽しそうだからやってみたいなと思いました。



 私は、掃除をするとスッキリするし、気分もよくなるんだなと思いました。