ゴミの視点転換
中3 あいりき(airiki)
2025年4月1日
僕は、社会の授業で「環境問題」について調べ学習をしたことがある。その中で「海洋プラスチックごみ問題」について調べた。海中にペットボトルやごみ袋といったゴミが混入してしまう。そして、海を住みかとする生物たちの環境が脅かされてしまっているのだ。例えばウミガメがゴミ袋を誤食してしまうということである。さらに、人間にも被害が出てしまう。まず、魚がゴミを誤食してしまう、次に人間によって捕獲され、食品をなる、そして人間が魚を食べる。このようなサイクルにより、我々人間達にも被害が出てしまうのである。僕は、このようなごみのようなものを生かせるような人間になりたいと思う。そのためにはどのようにすればよいのだろうか。二つの方法が考えられる。
そのための方法として第一に、いつも物事の良い面を見るように心がけるということだ。僕が通っている学校では、先日「SDGs」について考える授業があった。たくさんある項目の中で、「持続可能な社会」ということについて学習した。「海洋プラスチックゴミ」や、その中から「マイクロプラスチック」などといったものもあるということを知った。その後、これらのごみの利用方法について考える班活動の時間がとられた。僕たち班では、「ゴミ」から「キーホルダー」をつくればよいのではないか、という意見が出た。そして、深く調べていくとそのような取り組みが行われているということが判明した。このように、「ゴミ」といえば、役に立たないもの、不要なものというイメージが浮かび上がるかもしれない。実際に辞典を使用し、調べてみると全く同じことが書かれていた。しかし、「ゴミ」の良い面を見ることによって利用方法を見つけることができた。このことから物事を見る視点を変えることでうまく考えることができるのである。
第二の方法として、今の減点主義の教育のような、マイナス面を直すことを中心にした社会風土を変えていくことだ。人間という生き物は、自分自身の欠点を見つけることを得意である。そして、その欠点を直そうとするということも人間特有の性質である。しかし、それらを変えていくことにより、新たな視点を生み出すことができるのではないかと思う。トーマス・エジソンは、常に新しい視点から物事を考えることを大切にしていた。エジソンは、「失敗」を恐れず、むしろそれを学びの機会と捉えていたのである。この思考を使うことにより、ごみを生かすという考え方が生まれるのではないだろうか。ごみを無くすということではなく、活かすということ。このような考えが生まれるのではないかと思う。
確かに、欠点を直すことは大切である。しかし、物事の良い面を生かしていくことがそれ以上に大事なことである。「世の中の誰もが納得するような、常識的な考え方をしていたのでは、新しいものなど作り出せはしない」というエジソンの名言がある。この名言の通り、「ごみ」ということに関して様々な視点で見ることができる。僕はこの「視点」を変えて生きることができる人間になりたいと思う。