ゆうたくん、こんにちは。生き方の主題の第一作目ですが、構成と内容をしっかり把握(はあく)し書くことができています。身近な体験談から、社会問題へ、読書体験の引用と、内容もすばらしいです。とくに、文章の論理性を表す、思考点が高い。70点を超え(こえ)ているのは高校生で数名いるだけです。自信をもって、さまざまなテーマを考えていきましょう。
<<え2018/499jみ>>

あいりきさん、作文の提出ありがとうございます。あなたの作文は、社会的な問題に対する深い理解と、それを解決するための具体的な方法について考える姿勢が見受けられ、大変印象的でした。

まず、海洋プラスチックごみ問題についての説明が具体的であり、ウミガメがゴミ(ぶくろ)を誤食する実例を挙げることで、問題の深刻さをよく表現しています。この体験実例がよく書けています。

また、問題解決の方法として、物事の良い面を見ることや教育の視点を変えることを提案している点も秀逸(しゅういつ)です。特に、ゴミからキーホルダーを作るアイデアは創造的であり、具体的な事例を通じて学んだ内容を活かしています。方法がよく書けています。

さらに、トーマス・エジソンの名言を引用して、視点を変える重要性を強調している点も見逃せ(みのがせ)ません。名言がよく書けています。これにより、ただ問題を指摘(してき)するだけでなく、それをどう捉え(とらえ)、どう解決していくかというプロセスが明確に示されているため、読み手にとっても大変参考になる内容となっています。

全体を通して、あなたの作文は問題意識が高く、解決に向けた具体的な方法をしっかりと述べており、非常に有意義な内容でした。これからもこのような思考で多くの問題に取り組んでいくことが、あなた自身の成長につながるでしょう。

内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1278字/600字
思考点:72点
知識点:72点
表現点:71点
総合点:74点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)

 


■思考語彙 26個
 確か, 第,、むしろ,。しかし,。例えば,いえば,いくと,うまく考える,が考える,ことによって,ことにより,すれば,そのため,だろう,つくれば,として第,と思う,について考える,みると,を考える,サイクルにより,人間によって,恐れざる,持続可能,浮かび上がるかも,直そう,

■知識語彙 47種
不要,中心,主義,人間,以上,使用,先日,判明,利用,名言,大事,大切,失敗,学校,学習,常識,得意,思考,性質,意見,持続,持続可能,捕獲,授業,教育,方法,時間,機会,欠点,活動,海洋,混入,減点,物事,特有,環境,生物,社会,納得,自分,自身,被害,視点,辞典,項目,風土,食品,

■表現語彙 93種
 確か,こと,これら,ごみ,そのため,その後,それ,それら,たくさん,たち,もの,よう,イメージ,ウミガメ,キーホルダー,ゴミ,サイクル,トーマス,プラスチック,マイクロ,マイナス,一,不要,世の中,中,中心,主義,二,二つ,人間,今,以上,使用,僕,先日,判明,利用,取り組み,名言,大事,大切,失敗,学び,学校,学習,常識,得意,思考,性質,意見,我々,持続,持続可能,捕獲,授業,教育,新た,方法,時間,様々,機会,欠点,活動,海,海洋,混入,減点,物事,特有,班,環境,生き物,生物,的,社会,納得,考え,考え方,自分,自身,袋,被害,視点,誰,辞典,通り,達,面,項目,風土,食,食品,魚,

■文化語彙 39種
うまく考える,が考える,しまう,しれる,つくる,できる,とる,と思う,について考える,られる,れる,を考える,住む,作り出せる,使う,出る,変える,役に立つ,心がける,恐れる,捉える,書く,活かす,浮かび上がる,無くす,生かす,生かせる,生きる,生まれる,生み出す,直す,知る,脅かす,行う,見つける,誤る,調べる,通う,食べる,

 

ゴミの視点転換
   中3 あいりき(airiki)  2025年4月1日

 僕は、社会の授業で「環境問題」について調べ学習をしたことがある。その中で「海洋プラスチックごみ問題」について調べた。海中にペットボトルやごみ袋といったゴミが混入してしまう。そして、海を住みかとする生物たちの環境が脅かされてしまっているのだ。例えばウミガメがゴミ袋を誤食してしまうということである。さらに、人間にも被害が出てしまう。まず、魚がゴミを誤食してしまう、次に人間によって捕獲され、食品をなる、そして人間が魚を食べる。このようなサイクルにより、我々人間達にも被害が出てしまうのである。僕は、このようなごみのようなものを生かせるような人間になりたいと思う。そのためにはどのようにすればよいのだろうか。二つの方法が考えられる。



 そのための方法として第一に、いつも物事の良い面を見るように心がけるということだ。僕が通っている学校では、先日「SDGs」について考える授業があった。たくさんある項目の中で、「持続可能な社会」ということについて学習した。「海洋プラスチックゴミ」や、その中から「マイクロプラスチック」などといったものもあるということを知った。その後、これらのごみの利用方法について考える班活動の時間がとられた。僕たち班では、「ゴミ」から「キーホルダー」をつくればよいのではないか、という意見が出た。そして、深く調べていくとそのような取り組みが行われているということが判明した。このように、「ゴミ」といえば、役に立たないもの、不要なものというイメージが浮かび上がるかもしれない。実際に辞典を使用し、調べてみると全く同じことが書かれていた。しかし、「ゴミ」の良い面を見ることによって利用方法を見つけることができた。このことから物事を見る視点を変えることでうまく考えることができるのである。



 第二の方法として、今の減点主義の教育のような、マイナス面を直すことを中心にした社会風土を変えていくことだ。人間という生き物は、自分自身の欠点を見つけることを得意である。そして、その欠点を直そうとするということも人間特有の性質である。しかし、それらを変えていくことにより、新たな視点を生み出すことができるのではないかと思う。トーマス・エジソンは、常に新しい視点から物事を考えることを大切にしていた。エジソンは、「失敗」を恐れず、むしろそれを学びの機会と捉えていたのである。この思考を使うことにより、ごみを生かすという考え方が生まれるのではないだろうか。ごみを無くすということではなく、活かすということ。このような考えが生まれるのではないかと思う。



 確かに、欠点を直すことは大切である。しかし、物事の良い面を生かしていくことがそれ以上に大事なことである。「世の中の誰もが納得するような、常識的な考え方をしていたのでは、新しいものなど作り出せはしない」というエジソンの名言がある。この名言の通り、「ごみ」ということに関して様々な視点で見ることができる。僕はこの「視点」を変えて生きることができる人間になりたいと思う。