一か所だけ(けい)体になってしまいましたが、常体(じょうたい)で書くことができていますね。新しい項目(こうもく)も上手に入れることができています!

総評(そうひょう)
 この作文は、大好きな先生とのお別れの場面を、心からの気持ちで書き上げた素敵(すてき)な作品です。特に、先生との思い出がとても温かく、読んでいてこちらまで(むね)が熱くなりました。別れの寂し(さびし)さと、その中でも「思い出を残したい」「ありがとうを伝えたい」という前向きな気持ちがよく伝わってきます。比喩(ひゆ)表現(ひょうげん)や聞いた話を交えて、自分の考えを深めている点も、とても良くできています。

【各段落(だんらく)講評(こうひょう)

◆第1段落(だんらく):「書き出しを工夫する」
 冒頭(ぼうとう)に会話を取り入れ、いきなり別れの印象的な場面から始めている点が素晴らしい(すばらしい)です。読者の心をぐっと引き込む(ひきこむ)力がありました。「道路を挟ん(はさん)叫ん(さけん)だ」という情景(じょうけい)描写(びょうしゃ)もよくできています。

◆第2段落(だんらく):「自分らしい体験実例を入れる」
 甘え(あまえ)ていた時のエピソードはとても心がこもっていて、自分にとってどれほど大切な先生だったかがよく伝わってきました。他の先生とは違っ(ちがっ)た「唯一(ゆいいつ)の思い出」として、大切にしている様子が微笑ましい(ほほえましい)です。

◆第3段落(だんらく):「たとえを入れる」
 先生の名前を見たときの気持ちを「まるで亡くなっ(なくなっ)た方が焼かれるときのよう」と表現(ひょうげん)しており、とても強い感情(かんじょう)が伝わってきます。印象的なたとえで、心に残りました。

◆第4段落(だんらく):「前の話、聞いた話で話題を広げる」
 お母さんの思い出話を通じて、自分の考えを広げている点がとても良かったです。「最後に思い出に残ることをしたくなる」という気づきは、体験と話をうまく結びつけて深まったものだと思います。

◆まとめ:「わかったことでまとめる」
 最後は「大事な人と別れるときは思い出を残したくなる」とまとめており、作文全体のテーマにしっかりつながっています。冒頭(ぼうとう)の「忘れ(わすれ)ないでね」という言葉にも呼応(こおう)していて、構成(こうせい)もきれいにまとまっています。

【この作文で特に優れ(すぐれ)ていた点】

書き出しを工夫する(会話+情景(じょうけい)でスタート)

自分らしい体験実例を入れた(担任(たんにん)の先生とのふれあい)

前の話・聞いた話で話題を広げた(母の話)

たとえを上手に使った(気持ちの強さを表現(ひょうげん))

「わかったことでまとめる」で締めくくっ(しめくくっ)

【考えを深めるための質問(しつもん)

 もしまたその先生に会えたとしたら、今の自分のどんなところを見てもらいたいですか?

△ゆういつ→唯一(ゆいいつ)(ゆいいつ)
△大いんだ→多いのだ
 


■思考語彙 17個
、可能,。だから,。だからこそ,。つまり,「もちろん,あまえると,あるから,しまうと,とおもい,と思う,ないから,よると,わかると,わたしにとって,今思う,思うば,良ければ,

■知識語彙 19種
一緒,両親,中学生,仕事,以後,先生,印象,友達,名前,大事,存在,年生,担任,最後,自分,退任,連絡,道路,都合,

■表現語彙 59種
、可能,いつ,お互い,こと,してき,そう,たくさん,たち,とき,ところ,とたん,ほか,みんな,よう,わたし,オーストラリア,クラス,パーティー,プレゼント,一緒,両親,中,中学生,人,今,仕事,以後,先生,印象,友達,叫び,名前,多く,大事,大好き,子,存在,年生,思い出,性,抱っこ,担任,方,日,時,最後,母,気持ち,涙,目,私,自分,話,退任,連絡,運,道路,都合,離,

■文化語彙 33種
あまえる,いむ,くれる,しまう,せる,つなげる,とおもい,と思う,のる,もらう,やる,ゆう,よる,れる,わかる,亡くなる,今思う,会える,分かる,別れる,叫ぶ,帰る,忘れる,挟む,欠く,残る,浮かぶ,渡す,焼く,甘える,行う,返す,開く,

 

大好きだった先生
   小5 あきせゆ(akiseyu)  2025年4月1日

 「先生、私たちのこと、忘れないでね。」と私と友達は叫んだ。

「もちろんですよ。」と先生が叫び返してくれた。

2年生の時の担任だった、大好きな先生が退任してしまう。だから、最後の日の帰るとき、道路を挟んでさあ以後に友達と一緒に先生に叫んでいるところだ。2年生の時に担任だった先生とはたくさんの思い出がある。その中でも特に印象に残っているのは友達2人と一緒にその先生に甘えていたことだ。あまえると先生はこちょこちょしてきたり、運が良ければ抱っこしてもらえたりしていた。今思えば少し恥ずかしい。でもほかの先生はこんなことやってくれないからゆういつの思い出だと思う。だからこそその先生の印象は大いんだとおもう。だからその先生は自分の中では大事でもあり、大好きな先生でもある。つまりわたしにとって欠かせない存在だということだ。だから、離退任してしまう先生たちの名前がのったか見たとたんに私の目には涙が浮かんだ。まるで亡くなってしまった方が焼かれるときのような気持ちになりました。母によると母の中学生の時の話だそうだ。母が中学生だった時に、いつも同じクラスだった友達が両親の仕事の都合でオーストラリアへ行ってしまうことになったそうだ。だから行ってしまう最後の日にみんなでパーティーを開いたそうだ。その時、多くに人がその子にプレゼントを渡したそうだ。別れてもずっと連絡をつなげているそうだ。このことから私は、大事な人がいなくなってしまうとわかるともう二度と会えなくなってしまう、可能性があるから、最後にお互い思い出に残るようなことがしたくなるということが分かった。