ポジティブな生き方
   中3 あおやの(aoyano)  2025年4月1日

 学問は世の役に立つかと考えるとき、よく私が思い浮かべるのは、天動説が覆され地動説が確立されるまでのヨーロッパの学者たちの探究である。いうまでもなく、太陽が動くか地球が動くかは、私たちの地上生活にとってどうでもいいものだ。天動説、つまり地球中心主義を覆すために、協会の弾圧に耐え、ずいぶんお金も使いながら、大勢の学者が執念深く追及してきたことは、直接的には「世の役に立たないこと」だ。僕はごみのように思えるものの中に宝物を見つけられるような、広い個々の持ち主になりたい。



第一の方法としては、やはり物事を良い面でみるように心がけることだ。僕は陸上競技を10年間習い続けていて、その中で一つ気付いた事がある。それは長所の大切さだ。



第二の方法としては、今の減点主義の教育のような、マイナス面を直すことを中心とした社会風土を変えていくことだ。現代社会では原点方式が教育の基本として取られている。そのひとつがテストだ。テストの点数は満点からどれだけ点数が下げられるかという採点方法で、これではマイナスな面ばかりに目を奪われてしまう。だから今の社会の形態を減点方式から加点方式に切り替えることが重要になってくると思う。そうすることで自分がどのような面で強みを持っているのかを把握することができるのだ。



確かに、欠点を直すことは大事である。しかし「人の値打ちは、長所をどう用いるかである」というように物事の良い面を活かしてくことも大切だ。だから僕は自分の長所を生かしたポジティブな生き方をしたい。