長所と短所
   中2 マムアン(mamuan)  2025年4月1日

 人には皆長所と短所がある。長所とは、人の強みや人柄であり、短所は人の欠点や弱みを示す。何でもかんでも全部できるという人はそうそういないし、全くなにもできないという人もいそうであるが、実はいない。人にはなにかしら長所と短所がある。クラスにいるとても頭が悪くて、いつも怠けてて、ゲームばっかりやっている男子も、ゲームに関しては右に出るものはいない。ましては左にもいない。ゲームのことになると急に目が輝き出し、頭がものすごく良くなってしまう。それこそ長所だと私は思う。ところで私の長所は歌うことや、クラリネットや、演劇や友達と仲良くすることだ。その代わり私の短所は物理や、衝動的であることだ。では長所と短所、どちらを重視した方が良いのか。



 確かに長所を伸ばすことは大事だ。自分の得意分野を伸ばすことでもっと得意になり、それから利益を手にすることだってできる。また、長所を伸ばすことで自信も高めることができる。私は歌を歌うことが好きで、家では起きている限りずっと歌を歌っている。また学校でもたくさん歌を歌う機会をもらっている。けれどもそれは自分の歌を歌うという長所を伸ばしたからだ。歌を歌うことは私の趣味であるため、自分で独学し、どんどん伸ばしていたが、もっと上手になりたいと思った上、プロの先生と個別のレッスンをとったりして、私の歌のスキルを磨いてきた。歌だけではなく、吹奏楽部もはじめ、毎日クラリネットを練習し、自分を試すことでスキルがものすごく上がった。さらには演劇にも力を入れ、学校のミュージカルや、演劇グループに入ることで周りからの刺激をもらい演劇の力も伸ばした。今では学校の合唱部とボーカルグループにも呼ばれ、学校でのイベントはもちろん、ホテルやタイで1番大きいショッピングモールでも歌うことができた。さらには吹奏楽部でとても大きいコンサートホールで演奏することもでき、ロックバンドに入ることで他の学校にも呼ばれて演奏したりした。演劇ではインドにある演劇ワークショップに行く機会ももらえ、私は盛りだくさんのイベントに出て、楽しむことができた。ステージに出る時はいつも長所を伸ばすことに害はないとまさに感じる。



 長所を伸ばすことは大事だが、反対に短所をなおすことも大事だ。短所を治すことで物事がよりスムーズにいくからだ。なにがなんでも得意になるのは難しい。でも重要な教科、例えば数学などに弱いと将来困る。だからそういう短所は直した方が良いと思う。あるアメリカの調査によると、生徒が苦手科目に重点的に取り組んだ場合、1年間で平均15〜30%の成績向上が見られたそうだ。これはとてもすごい成果だ。私も物理に集中することで成績が上がる可能性がある。さらに、同じ調査で分かったのは、特に数学が苦手な生徒は、補習プログラムを受けることでテストの点数が20%以上改善されたということと、短所を無視し得意分野のみに集中した生徒と比べ、短所に集中した生徒の方が総合成績の向上率が1.5倍高かったということだ。これからわかるのは、短所を克服することで大きな成果が見込めるということだ。けど短所の直し方によって効果が違ってくる。短所の直し方はまず自己分析をし自分の1番苦手なことを明確に突き止めることから始まる。それはテストの結果や成績を見るだけではわからない。テストの問題のどこが間違っていたのかなどを細かく追跡しなければならない。またモチベーションを持ち、具体的に計画を立てることも大事だ。



 確かに長所や短所を伸ばすことも大事だが、まずは自己理解が1番大事だ。自分の長所や短所がわからなければ伸ばすことや直すことはまずできない。また、自分をもっと理解することで自分の目標や価値観がより明確的になる。「最大の知恵は自分を知るということ」という有名な哲学者、ソクラテスの名言がある通り、長所を伸ばすにしても短所を直すにしてもまずは自分の長所と短所を理解していないとなにもできない。自分を正しく知ることで自分の性格や行動が他の人にとってはマイナスなのか、それとも見方を変えればポジティブなのか考えることも重要だ。自分のことをより深く知ることで長所と短所も見えてくるのだと思う。