新しい学年の課題(かだい)になりました。説明(せつめい)をよく聞いて項目(こうもく)を入れてくれましたね。

【全体(てき)総評(そうひょう)
 とても生き生きとした作文でした。掃除(そうじ)のたいへんさだけでなく、その中で感じたことや、家族とのやりとり、そして心の中の思いまで、しっかり書けていて読みごたえがありました。体をたくさん動かしたあとに感じる達成(たっせい)感や、お父さんの言葉に元気をもらう場面が特に(とくに)印象(いんしょう)(てき)です。小学生らしい素直(すなお)感性(かんせい)伝わっ(つたわっ)てきて、とてもよい作文です。

(かく)段落(だんらく)講評(こうひょう)

◆第1段落(だんらく):「書き出しを工夫(くふう)する」「会話」「心の声」
 「ふぅーつかれたな。」というセリフから始まっていて、読み手をぐっと引き込む(ひきこむ)工夫(くふう)ができています。さらに、「魔法(まほう)が使えたらなー」と心の声も入れて、子どもらしい想像(そうぞう)力が感じられました。

◆第2段落(だんらく):「たとえ表現(ひょうげん)」「体験(たいけん)の具体化」
 「火を消す消防(しょうぼう)()のようでした」というたとえがとても上手です! また、水を20回くんだことや、どの場所をどう掃除(そうじ)したのかがしっかり書かれていて、読んでいる人がその場面を思い浮かべる(おもいうかべる)ことができます。

◆第3段落(だんらく):「家族の話で話題を広げる」
 お父さんの子どものころの話を取り入れていて、作文に深みが出ています。「動物たちがよろこんでくれた」という気持ちにふれたことで、読んでいる人にもあたたかい気持ちが伝わり(つたわり)ました。

◆第4段落(だんらく):「自分だけが思ったことでまとめる」
 「気持ちよく家が使えるように掃除(そうじ)をがんばっていきたい」と、これからの意気ごみまで書けていて、とてもよいまとめになっています。感想だけで終わらせず、次につながる前向きな考え方がすばらしいです。

【この作文で特に(とくに)優れ(すぐれ)ていた点】

書き出しにセリフを使って読み手を引きつけていた

「まるで~のよう」というたとえが上手だった(消防(しょうぼう)()や金のようにピカピカ)

聞いた話(お父さんの思い出)を上手に作文に取り入れていた

気持ちの変化(へんか)と、これからの思いがしっかり書けていた

【考えを深めるための質問(しつもん)
 もし、また大そうじをすることになったら、次はどんな工夫(くふう)をしたいですか?どうすればもっと楽しくできると思いますか?
 


■思考語彙 12個
。しかし,いると,いるので,すると,たから,たので,と思う,は思う,やろう,終わると,言うと,頑張ろう,

■知識語彙 8種
動物,回数,大変,掃除,毎日,消防,限界,魔法,

■表現語彙 53種
おかげ,お父さん,かん,がた,きれい,くたくた,くみ,げん,ころ,そう,たくさん,たち,ほんと,もの,よう,ろう,トイレ,ピカ,ブラシ,ベランダ,中,二,今,何,動物,十,回,回数,士,声,大変,家,度,庭,後,心,手,掃除,時,楽,毎日,水,洗,洗い,消防,火,私,足,運び,金,限界,魔法,魚,

■文化語彙 27種
かける,がんばる,くむ,くりかえす,くれる,こする,つかれる,できる,と思う,なれる,はこぶ,は思う,ふる,やる,ゆく,よろこぶ,使える,励ます,動く,洗う,消す,疲れる,終わる,買う,運ぶ,頑張る,飼う,

 

家をきれいに大掃除
   小4 あこゆい(akoyui)  2025年4月1日

 「ふぅーつかれたな。」私は今、大掃除をしています。重い水を何度も運んでいるので疲れたのです。その時、「ゆいか、がんばれ。」と、庭にいるお父さんが声をかけてくれました。私はもう少し頑張ろうと思いました。しかし、ほんとは心の中で「魔法が使えたらなー」と思っていました。なぜなら、魔法が使えたら、楽に水運びもできるし、楽に掃除ができると思ったからです。でも、掃除を何度かくりかえしていると、だんだんなれてきて掃除が楽しくなってきました。庭に水をかけ、洗ざいをかけ、ブラシでこすりながら洗います。水をかけながら洗う私のすがたはまるで、火を消す消防士のようでした。そしてベランダが洗い終わると、家のげんかん、家のろうかを洗い、水をくんではこぶ回数はなんと二十回くらいでした。大掃除が終わるころには、もうくたくたで手も足も動かないくらいでした。でも私は、水くみをしに行くのは大変だったけど洗ったおかげできれいになったので掃除をして、よかったなと思いました。掃除をした後のベランダやろうか、げんかんはまるで金のようにピカピカで買ったばかりのもののようでした。「もう限界。」と私が言うとお父さんが「ゆいか、がんばったね。」と励ましてくれました。「こうやって掃除をすると気持ちよく家が使えるな。」と私は思いました。

 お父さんは、小さいころたくさんの動物や魚を飼っていて毎日トイレ掃除をがんばっていたそうです。トイレ掃除は大変だったけど動物たちがよろこんでくれたので良かったと思ったそうです。

 私はこれからも気持ちよく家が使えるように掃除をがんばっていきたいです。