楽しいいたずら
小4 いち(itiiti)
2025年4月1日
「うっそー!」
バレーボールの練習中、同級生の打ったボールが僕の顔面に当たりました。
打った友人は、「どうせ痛くないだろ?」と僕を見てケラケラ笑っていました。
僕はその時怒りがこみ上げてきたので、わざと泣いたふりをしました。
すると友人が真顔になって、「大丈夫?」と聞きながら恐る恐る近づいてきて、僕の顔を覗き込んできました。
僕はそれに対して、「うっそー!」と驚かせると、友人が「なんだよ!ビックリした!」そう言って最後は一緒に笑いました。
僕も同じことをされたことがあります。
その友人は嘘泣きがとても得意なので、「大丈夫?」とボールが当たった時に僕が心配すると、「うっそー!あっかんべー。」という風に騙された時もありました。
ある日、バレーボールの練習中、バレーボールの友人にこちょこちょをされたので、後ろを振り返ると誰もおらず、まるで忍者のような速さで消えていたのでびっくりしました。
また、ある日には友人を待ち伏せて、「わぁ!」という感じで、驚かせた時もあります。
その後しばらくの間友人に追いかけられて、とても大変でした。いたずらをする側でもやり返されることがあるので注意は必要です。
僕にはお互いにちょっかいをかける仲良しの先輩もいます。僕にとってはとても楽しい時間でした。その先輩が卒団の時に僕にメッセージを書いてくれました。
「いちへ。いちはサーブも、レシーブも、スパイクも上手いから周りの三年生と協力して、でも負けないようにどんどん上達していってね。」
とても心に残るメッセージで、胸が熱くなりました。さらにはお下がりの練習着もたくさんくれました。その先輩は今年3月で卒団したのでいつものようにちょっかいをかけに行こうとすると体育館に見当たらず、「あーもういないんだ。」そう思うと心の中がぽっかり穴が開いたように寂しく感じます。
相手が傷つかないいたずらや笑い合うような楽しいいたずらは良いけれど、相手が嫌に感じるいたずらは気をつけようと心の中で思いました。