中学二年生では「総合化の主題」という書き方を学んでいきましょう♪
【総評】
この作文は、自分自身の長所と短所を正直に振り返りながら、それぞれにどのように向き合ってきたかを具体的な経験とともに語っており、とても親しみやすく、説得力のある内容になっています。話し言葉のような自然な語り口の中に、ちょっとしたユーモアや読者への距離の近さもあり、読みやすさと共感を呼ぶ表現力が光っていました。四段落構成もよく守られており、それぞれの段落が明確な役割を果たしていて、文章の構成力も高く評価できます。
【第一段落(要約・状況説明)】
最初に自分の長所を「前向きさ」と述べ、実際にあった塾のテストの経験を通してその性格がどう現れたかを具体的に語っている点が素晴らしいです。その後、短所としてその前向きさの「裏返し」になっている点を挙げており、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざをうまく引用して、わかりやすく表現できています。短所が長所から生まれているという気づきは深く、自分をよく見つめている証拠です。
【第二段落(複数の意見A・実例)】
実際の失敗経験(テストでの読み間違い)をきっかけに、自分の苦手を見つけて対策を講じたことが丁寧に書かれています。行動に移した結果として点数や自信がついたという変化まで描かれており、読み手にも「自分もやってみようかな」と思わせる説得力があります。また、「苦手な食べ物は無理して克服しなくてもよい」という一文には、ユーモアと素直さが感じられ、読者の心を和ませてくれます。こうした軽やかな表現は、作文全体の印象を柔らかくし、とても良いアクセントになっています。
【第三段落(複数の意見B・実例)】
企業の事例(リクルート社)を取り上げ、自分の考えと結びつけて語っている点は非常に高い評価に値します。「Will・Can・Must」のフレームワークを紹介したあと、自分の将来への展望につなげている構成が見事です。少し語尾に「主食をしたら」と誤字がありますが、おそらく「就職をしたら」の意味でしょう。それを除けば、抽象的な概念を自分なりにしっかりかみ砕いて、日常や将来の行動と結びつけている点が大変よくできています。
【第四段落(総合化の主題・名言の引用)】
最後に「短所を知ることも、長所を伸ばすことも大事だ。だが、一番大事なのは行動することだ。」という明確な主張があり、全体の総まとめとしてふさわしい段落になっています。「欠点を知ることで、自分の長所が生きる場所が見えてくる。」という名言風の言い回しも効果的で、自作名言として十分な完成度があります。さらに、友達や親に自分の長所・短所を聞いてみるという提案もあり、読者にとっても実践しやすいヒントとなっています。
【この作文で特に優れていた点】
四段落構成にしっかり沿って書けている
具体的な実体験が豊富で説得力がある
ユーモア(苦手な食べ物のくだり)や親しみやすい語り口が文全体に良いリズムを生んでいる
名言表現「欠点を知ることで、自分の長所が生きる場所が見えてくる。」が自然で深い
企業事例を取り入れて将来の見通しとつなげた工夫が優れている
【考えを深めるための質問】
あなたが「長所をもっと伸ばしたい!」と思ったとき、今の学校生活の中でまず何から始めてみたいですか?また、それを続けるための工夫は何かありますか?
■思考語彙 21個
しかし, 確か,。しかし,。だから,いこう,いるので,これにより,さゆえ,すれば,そのため,だから,できるから,と思う,ないから,なければ,みよう,やるべき,使えざる,決まるため,聞くと,過ぎれば,
■知識語彙 60種
一番,上司,両方,主食,仕事,以外,会話,先生,克服,全部,分野,制度,勉強,半期,原動力,友達,問題,喉元,場所,大事,大切,大門,学校,対策,得意,感情,把握,担当,数学,文章,方向,業務,欠点,正解,活用,活躍,点数,無理,目標,直面,短所,社員,科目,精神,系統,納得,自信,自分,苦手,行動,解説,言葉,設定,進歩,達成,適材適所,長所,開発,集中,非常,
■表現語彙 111種
確か,おかげ,お世辞,ここ,こと,これ,さ,さゆえ,そう,そのため,それ,とき,ところ,まとめ,もの,よう,カバー,テスト,フレーム,ポジティブ,リクルート,ワーク,一,一番,上司,両方,主食,仕事,他,以外,会話,先生,克服,全部,分野,制度,前,前向き,力,勉強,化,半期,原動力,友達,周り,問題,喉元,場所,塾,大事,大切,大門,学校,対策,度,強み,得意,思い,感,感情,把握,担当,数学,文章,方,方向,日々,時,業務,欠点,正解,気,決まるため,活用,活躍,点,点数,無理,的,目標,直面,短所,社,社員,私,科目,精神,系統,納得,考え,者,職,自信,自分,苦手,行動,親,解説,言葉,設定,進歩,達成,適材適所,長所,開発,間違い,際,集中,非常,題,食べ物,
■文化語彙 35種
しまう,つく,てる,できる,と思う,やる,れる,上がる,伸ばす,使う,使える,分かる,切れる,動く,向う,向かう,増える,失う,就ける,忘れる,抱く,止まる,決まる,生かせる,生きる,知る,聞く,見える,解く,解ける,読む,返る,述べる,進む,過ぎる,
長所と短所、あだなはよいか
中2 つばさ(aeoni)
2025年4月1日
自分の長所は嫌なことがあっても前向きにそのことを考えられるところだと思う。塾のまとめテストが返ってきたときも自分が目標としていた点数よりも低くて悔しい思いをした。だが、他の目標としていたこの大門は全部正解するというものは達成することができた。点数はひどかったが前よりも進歩できたということが分かってよかった。そして、自分の短所はその前向きさゆえに「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のようにそのテストで抱いた、悔しさをすぐに忘れてしまう。そのために他のテスト勉強をしていても忘れているのでその感情が勉強への原動力として使えず、集中力がすぐ切れてしまう。
確かに、短所を知ることも大切だ。私の塾でのまとめテストでは数学が問題の読み間違いをしていて10点という大きな点数を失った。それに、学校のテストでもいろいろあった。でも、それ以外ではこの科目が苦手で、こういう系統の問題や文章題が苦手ということが分かった。そのおかげで自分の苦手はここだからどんな対策をしたらいいか分かった。だから、塾ではその苦手な分野の問題を多く解いたり、自分の分からないところはいつもよりもしっかりと先生の解説を聞くなどしてみたら、点数も上がり自分の解ける問題も増えて自信もついた。しかし、自分の苦手な食べ物は無理して克服しなくてもよいと思う。短所であったとしても。苦手な食べ物は精神的にも辛いし…
しかし、長所を伸ばすことも大切だ。リクルート社では「やりたいこと(Will)」「できること(Can)」「やるべきこと(Must)」を見える化して、社員が自分の強みを把握し、適材適所で活躍できるようにする制度がある。開発ディレクション担当者は、半期に一度の目標設定の際に「Will(したいこと)・Can(できること)・Must(しなければならないこと)」のフレームワークを活用している。これにより、自分がどういう方向に向かいたいかを上司と会話し、担当業務が決まるため、日々の業務や目標に対する納得感が非常に高いと述べている。この制度なら自分の得意・長所を伸ばすことができてしかも、それを仕事に生かせるのだからとても良い制度だと思う。私もこんな考えで主食をしたら自分に向いてる職に就ける気がする。
短所を知ることも、長所を伸ばすことも大事だ。だが、一番大事なのは行動することだ。それに、「欠点を知ることで、自分の長所が生きる場所が見えてくる。」という言葉もあるように両方をうまく使って生きて言う方がいいと思う。だから私も、自分の問題に直面した時に止まるのではなく、進んでいきたい。そのときに、自分はこういうことができるからこう動いたらいい、こんなことができないからこうカバーすれば良いが分かるように自分の長所や短所を知っていこうと思う。自分で分からなかったら、周りに聞いてみようと思う。親から言われることはもう前向き・ポジティブしかない気がするし、友達に聞くとお世辞が返ってきそうだが…