私は小さい頃
   小5 ともとも(tomotomo)  2025年4月2日

 筆者は、子どもの頃、渡良瀬川で速い流れに流されて、元のところに戻ろうと暴れたら、水を飲んで死にそうになった。元の場所にもどらなくてもいいんじゃないかと気がついて、下流に向かって泳いで流れから脱出できた。将来の頃を悩んでいた時、川に流されたことを思い出して、動かない体から教えられながら生活しようという気持ちに変わったのである。

 僕が小学3年生の時、妹と母と僕で上海ディズニーランドに行った。7人の小人のアトラクションの前母を見失った。人生で初めての迷子になった。しかも僕は中国語も英語も話せない、携帯電話もお金も持っていないので、ものすごく慌てた。迷子になったことが怖すぎて、魂が抜けて声が出なくなった。心臓は半分止まったような気持ちになった。こんな時は魂を取り戻すために手に持っていた箱からポテチを口に放り込んだ。ポテチを食べているうちに心臓が元気になり、気持ちが落ち着いて、母がよく言っていたことを思い出した。

「迷子になった時は係の人の近くにいるんだよ」

僕はそのことば通りに、7人の小人のアトラクションの前に行って、キョロキョロと辺りを見回していた。母が数分後に迎えにきてくれた。心の底からほっとした。

 母にピンチになったことを取材してみたら、上海に来て直ぐのロックダウンのことを話してくれた。ご飯もない、水もない、調味料もない、学校もない、よくわからない野菜が届く、中国語はできない、英語は全く通じなくて、母は明日子どもたちに何を食べさせようかとひやひやしていた。しかし、マンションにいる人たちと協力して、助け合って友達もできて気持ちが楽になって、そしてみんなで特別な状況を楽しもうと思ったらしい。今思うと面白い経験をしたなと思えるらしい。

 その時子どもたちはそういう心配は知らなくて、車が通らないので好き放題自転車やキックボードで遊べたので、とても楽しかった。

 僕はピンチな時や大変な時は、見方を変えて、デメリットにみえていることをメリットに変えてみる、その時にできること、その時にしかできないことをすると大変なことが楽になったり、ピンチをかわすことができるということが分かった。