どきどきひやひや
   小4 ゆきのん(akiyura)  2025年4月1日

 ずっと誰かが近づいて、いきなり私の首をくすぐりました。

 「あー。やったなー。」

と私は叫び、弟を追いかけ始めました。

 私のやるいたずらは2つで、弟とほとんどと一緒です。1つ目は、冷たい手でこっそり首や背中などに触ることです。2つ目は、こっそり首や背中をくすぐることです。1つ目は手が冷たくないとできないので、2つ目をやることが多いです。弟がやっても、私がやっても、普通やられた方は、やり返してくることもあります。やり返しでやられて、やり返した方がまたやり返してくることもあるので、まるで変り鬼(追いかけたりから追いかけられたりに変わる鬼ごっこ)だなと思いました。ひどい時には、けんかの種になったり、本当にけんかになったりして、いたずらをやると大変なことになるなと思いました。けんかになってまた怒られている時に、弟からいたずらをやり始めていたら、自業自得だなといつも思いました。やり始めたのはそっちなのにと思う時もありました。

 私はけんかなどになると怒られるというのはわかっているのに、ついついいたずらをやってしまいます。じっと見ているとなぜかやりたくなって、怒られるということがいつも頭から抜け落ちてしまいます。そうやっていたずらをしてしまって、けんかになって、怒られていつも後悔します。自分でもなぜしてしまうのか不思議になります。

 母は、母の母(祖母)が出かけている時に、母の兄と一緒にたんすに落書きをしたそうです。母はたんすに字を書いていて、小さくてよく分かっていなかったみたいで、上手にかけたから喜んでもらえると思っていたけれども、いいたんすだったみたいで、母の母は悲しんでいました。母は怒られるよりも、悲しんでしまう方が反省するみたいで、自分も悲しくなっていたそうです。私は、悲しまれる方が反省すると聞いて、びっくりしました。

 弟がやってきて、けんかになって怒られたとき、私はそっちからやったんだから、自業自得じゃんと心の中で思いました。けれども自分からやったいたずらがけんかになった時や、何回もやり返している時は、あぁやらなきゃよかったとも思います。

 お母さんが、しつこかったら無視してもいいよ、と言っていたのを思い出して無視すると、弟たちは徐々にいたずらをするのをやめ始めていました。