授業の渚 wape-01-1


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ペ 1.1週

 第一段落は、状況実例と意見。日本の現代の社会をもとに考えよう。ヒトラーは、ドイツの民主主義の混乱の中から生まれた。独裁主義は、決して過去の政治制度ではない。日本の政治は、リーダー不在と言われることが多い。民主主義の弱点を少なくするにはどうすればよいのか。(企業は、1株1票で力のある者がリーダーとなれる。政治は、1人1票でだれもが同じ権限で主張できるために、ともすれば衆愚政治に陥りやすい。
 しかし、立派な人が独裁的な運営をすればよいという王道政治的な考えは、現代の社会では成り立ちにくい。なぜなら、社会が複雑になり分権化が広がれば、独裁政治の末端はやはり独裁的に腐敗するからだ。
 第二段落は、方法1。民主主義の基盤としても、国民の民度の向上。「啓発された世論は平和の基礎である」。
 第三段落は、方法2。世論形成に果たすマスメディアや教育の役割も重要。
 第四段落は、まとめ。「確かに緊急時には、独裁的な運営も必要だが……」。