授業の渚 ha-04-1


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 Hi! Billyです。

 さあ、新学期が始まったよ。新学期最初の作文の課題は、「私の目標」。新学期最初の作文にふさわしい課題だね。

 誰だい? 特に目標なんてないなあなーんて言っているのは……。新しい学年になったのだから、せめて目標ぐらい立ててみようよ。目標は、あくまでも目標。実現できなくたっていいんだよ。目標に向かってがんばろうとする姿勢が大切なんだ。

 え? 僕の目標は何かって? それはもちろん、ダイエットだよ。実は……、もうちょっとスリムになりたいなと思って、一日三回、骨盤体操に励んでいるんだよ。腰に手を当てて、息を吸いながら膝を曲げて……。あ、ぼくの話はどうでもいいよ。では、書き方の説明をするよ。学期が変わって、項目も新しくなったから、注意してね。

 第一段落は、自分の目標について簡単に説明していこう。今学期は「書き出しの工夫」に●印がついているから、書き出しの工夫をするのを忘れずにね。たとえば……。

「あーあ、今日も寝坊しちゃったよ。」
僕の目標は早起きをすることだ。

 というような具合に、会話や音などから書き始めて、自分の目標について説明してみてね。

 第二段落は、なぜその目標を立てたのか、その理由となる出来事を紹介したり、目標に向かって具体的にがんばっていることについて書いてみよう。早起きをすることが目標だったら、寝坊して学校に遅刻してしまったときのことを書いたり、早起きをするために夜早く寝たり、目覚ましを何重にもかけたりしているというような話を書いてみよう。この段落には、「まるで〜のよう」というたとえを入れるのを忘れずにね。これは、これまでも勉強してきたことだから、大丈夫だよね。できそうだったら、ユーモア表現も入れてみよう。ユーモア表現というのは、作文を読んでいる人が、思わずくすっと笑ってしまうような表現のことだよ。「ぼくは、10個目の目覚まし時計が鳴ったところでようやく目が覚めたが、もう学校に行く時間を過ぎていた。」なんて、笑えるでしょう?

 第三段落は、前の話や聞いた話を書いてみてね。たとえば、小学校1年生のころは、今となっては信じられないくらい、毎朝とても早く起きていたという話や、妹の目標は、毎日お手伝いをすることだそうだなんていう話だよ。でも、むずかしかったら、この段落は省略してしまってもかまわないからね。

 第四段落は、結び。「人間にとって目標とは、○○○である。」という形のかっこいい文でまとめてみよう。「人間」という言葉がキーワードだよ。ここが難しいところだけれど、最初のうちは、「人間にとって□□とは、○○○である。」という形だけでもできていればOKさ。「人間にとって目標とは、成長していくための道しるべである。」なんていう具合に、思い切りかっこよく決めてみてね。

 字数の目標は600字。

 では、新学期最初の作文、がんばって取り組もう。

 Let’s GO!!