授業の渚 na-04-1


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 Hi! Billyです。

 さあ、新学期が始まったよ。新学期最初の作文の課題は、「さようなら○○さん(先生)」。春は出会いの季節であると同時に別れの季節でもあるんだよね。転校してしまう友達や転任してしまう先生のことを書いてみよう。お別れの場面だけを書こうとしても長く書けないから、その人との思い出を中心に書いてみてね。その友達や先生の人柄がわかるようなエピソードが書けるといいね。

 僕も、去年の春、大好きだったカールちゃんがパリに転校してしまったときは、悲しくて悲しくてずっと泣いていたよ。うっ。今でも思い出すと……。ぼくがお弁当を忘れたとき、カールちゃんは、自分のお弁当に入っていたとんかつを分けてくれたんだ……。うっ。あ、ぼくの話はどうでもいいよ。では、書き方の説明をするよ。学期が変わって、項目も新しくなったから、注意してね。

 第一段落は、お別れしてしまう友達や先生について、簡単に説明していこう。今学期は「書き出しの工夫」に●印がついているから、書き出しの工夫をするのを忘れずにね。たとえば……。

「おはよう。」
校長先生は、毎朝、校門のところに立っていて、ぼくたちに明るくあいさつをしてくれた。

 というような具合に、会話や音などから書き始めてね。

 第二段落は、その人にまつわる思い出の出来事について書いてみよう。一緒に遊んだこと、楽しい授業の様子などを思い出して、会話や途中の思ったことなどを入れながら書いてみてね。●印のたとえも忘れずに。カールちゃんは、まるで天使のように優しかったなあ。あ、それから、今学期はダジャレ表現にも●がついているね。おもしろくなくても構わないから、必ず一つはダジャレを入れてみよう。うーん、どんなダジャレがいいかなあ。「先生は、咳き込みながら、席についた。」なんてどう? 最初のうちはこの程度のダジャレで十分だよ。

 第三段落は、もう一つ別のエピソードを書いてみよう。けんかをしたことや叱られた思い出などを書いてもいいね。今となってはいい思い出っていうわけさ。ここにも、会話やたとえなどを入れてみてね。もちろん、ダジャレも。でも、この段落は、むずかしかったら、飛ばしてしまっても構わないよ。

 第四段落は、結び。必ず「わかった」という言葉を使ってまとめてみよう。「私は、別れは悲しいけれど、別れの後には必ず出会いが待っているとわかった。」なんてどうかな。

 それから、常体(〜だ。〜である。〜だった。)で書いていくことも忘れないでね。字数の目標は500字だよ。

 では、新学期最初の作文、がんばって取り組もう。

 Let’s GO!!