授業の渚 na-06-1


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ナツメ 6・1

Hi! Billyです!

 6月になりました。今週は、進級試験だね。ドキドキしているかな? 
はじめて進級試験を受ける人もいると思うので、ちょっと説明しておこう。

 進級試験は、年に4回、6月、9月、12月、3月のそれぞれ第1週に行われます。これは、その学期に学んだことを確認し、定着させるための大事なものです。進級の基準は、目標の字数500字に達し、項目表の●印の項目ができていることです。

 いつもがんばっている君なら、ふだんの力を発揮すれば合格まちがいなしだよ! それから、今学期入会した人は、自動的に級があがるからね。

 さて、課題の説明にうつるとしよう。ナツメのみんなは、「楽しい先生」が課題です。ぷぷぷ。いるいる! 僕のピアノの先生が最高なんだ。これで書こうっと。

 まず第1段落、書き出しのくふうではじめよう。先生のくちぐせ、ほらみんなにモノマネされちゃうでしょ、よく。ああいうので始めても面白いね。または、その先生の雰囲気を表す音や、情景の描写、こんなのもいいね。僕なら、「♪たららーん、たらららーん」といういつもの先生のメロディを口ずさむ声で始めるなあ。
 このあと、先生の紹介を手短にするといい。
 僕が書きたいのは「テンテン」っていう名前の若いパンダの先生なんだ。そのテンテン先生は、いつもフリフリのフリルのついた洋服を着て、大きな指輪をしている。声は、ソプラノで、フルートも得意。真っ白なプードルを飼っている。いつもやさしくて、楽しい先生さ。そのあたりを紹介しようかな。
 次は第2・第3段落、ここでは、先生をさらにくわしく紹介したり、自分と先生の係わり合いについて書こう。君が書くのは学校の先生? 習い事の先生? 幼稚園の時の先生を思い出して書くなんていうのもいいね。そこに、ダジャレかたとえをわすれずに入れようね。
 さて、テンテン先生だけど、いつも甲高い声で、「Billy! 今週はしっかりおさらいしてきたかしら? 」って言うんだ。僕はほんとうはピアノのおさらいが嫌いなんだ、だからちっともうちで練習しない。だからね、「あっ、先生! 今日ね、僕サッカーで得点したんだよ」なんて話をそらすと、すぐ忘れちゃうんだ。「あらまあ! すてきね。それで、勝ったの? 」というぐあい。おさらいの話は忘れてくれる。
 レッスン中もね、「ほら、Billy! また手首が下がってるわ! そこ気をつけて、では10回くりかえし・・・」「あっ、先生! 先生の好きな花ってなあに? 」「えっ? そうねえ。一番はやはりバラかしら。。。バラの花束を抱えた王子様がドアの外に立っていたら、なんて思うとときめいちゃうわね。Billyは男の子だから、そんな気持ち分からないわよねえ」という調子。あやうく、特訓をのがれたよ。つまり「特訓はとっとくんだ」ってわけ。(ダジャレだよ)
 こんなエピソードを楽しく書いてね。

 結びの第4段落は、どんなふうにしめるんだった? そう、わかったことを書くんだったね。今回の場合は、「楽しい先生」がテーマだね。だから、楽しい先生から学んだこととして、「授業はただ詰め込みの暗記や繰り返し練習だけでなく、先生のようにいろいろな雑談を交えてしたほうが頭に入るということがわかった」とか「どんなことをするときでも、ユーモアや楽しさがあったほうがうまくできるとわかった」とか「人のやる気はそのときの楽しい雰囲気や、笑ったときの明るい気分でどんどん出るものだということがわかった」とかね。または、「●●先生は、僕たちに笑っているうちに勉強をさせてくれる貴重な先生だとわかった」なんていう感想もあるかもしれないね。

 先生のセリフなどもたくさん入れて、充実したものを書いてね!

では、健闘を祈る! Let’s GO!