授業の渚 na-04-2


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Hi! Billyです。

 君の住む町では、桜の状態はどうだい? 

 僕の町では今まさに満開! 桜があんまりすばらしいからついつい立ち止まってながめてしまい…

今日も遅刻寸前だったよ!!


 さて、今週のナラの課題は「私は小さい頃」の感想文だね。この長文の作者星野富弘さんは、中学の先生だったんだけど、

大怪我をして、首から下が動かなくなってしまったんだ。でも、口で絵筆を持って、美しい植物の絵を描いたり、いろいろな

著作があるんだよ。すごい人だよねえ。

 では、まず第1段落、要約だね。今回は三文ぬきがきの手法で、ここは大事だなと思うところを3つ選んでみたよ。

(1)1行目の「私は小さい頃、家の近くを流れる渡良瀬川から大切なことを教わっているように思う。」
(2)31行目の「怪我をして全く動けないままに、将来のこと、過ぎた日のことを思い、悩んでいた時、ふと、激流に流されながら、元いた岸に泳ぎつこうともがいている自分の姿を見たような気がした。」
(3)38行目の「歩けない足と動かない手と向き合って、歯をくいしばりながら一日一日を送るのではなく、むしろ動かないからだから、教えられながら生活しようという気持ちになったのである。」
 それに加えて、(4)下の段の「聖書の一節が……」を入れてもいいかな。


 君はどこがいいと思う? 何度も読んで考えてみてね。

 第2・3段落、似た話だね。なかなかここまですごい体験はないと思うけれど、ピンチになったときは、そこでじたばたするの

ではなく、それを素直に受け入れて気持ちを切り替えることが大切だ、という視点で何かないかな?

 僕はあるよ。小さいとき、デパートで迷子になったんだ。その時、「ママー、ママー」って泣きながら、あたりを探したけれど、

ママの姿はない。そこで僕は、小さいながらも一計を案じた。ママは、きっと僕を探してここにもどってきてくれる。だから、こ

こでじっとしているのが一番なんだ。それは正しい選択だった。数分後、ママは戻ってきてくれたからね。

 または、こんな方向から考えてみるのどうかな。失敗をしたときに、「あのとき、ああすればよかったのになあ」とくよくよ考

えるより、むしろその失敗を受け入れて、今自分にできることにベストを尽くすという考え方が大事。スポーツなどでは、よくそ

ういう場面があるでしょ。失敗しても「ドンマイ、ドンマイ」と言って明るくやり直す方がいい結果になるものね。


 そして、結びの4段落。「私は、この長文を読んで、困ったことがあったときでも焦らずに、そのまま受け入れればいいのだと

わかった」のように書くといいね。つまり、長文を読んで、君が知ったこと、わかったこと、納得したことを書いてくれればいい

んだ。それから、項目の苗には、「たとえ」や「ダジャレ」を入れるように書いてあるけど、うまく思いついたら挑戦してみてね。

 
 コツはわかったかな?

 
 では、行ってみよう! Let’s GO!