授業の渚 hi-09-2


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 今週は「噴水は飲めない水で」の感想文です。

なるほどなあと思えるような内容だったと思うけれど、君はどう思った?

「役に立たないもの」の存在価値について述べられていたと思う。君の身の回りにも「役に立たないけれど、あるといいもの」がたくさんあるんじゃないかな? 考えてみてね。

 では、書いていこう。

 まず1段落。要約をしてみよう。ポイントとなるのは、「噴水は役に立たないところに意味がある。日本では水不足などになると噴水を停めろという議論がでるが、それは噴水の役割を否定するものだ。噴水は、ただ水を噴き上げていればよいのである。」このあたりかな。

 2段落。3段落には体験実例を入れていこう。自分のことでもいいし、お父さんお母さん、友だちなどに聞いた話でもいいので、身の回りにある「何かの役に立つというわけではないけれど、あると楽しいもの、あると心が豊かになるもの」について紹介しよう。家の中を見回して・・・飾ってある置物、人形、写真、花など。君の集めているカードなどもその仲間だね。かわいがっているペットなどもそうだね。外へ出ると、駅前には誰かの銅像があったり、大きな芸術作品がある。広場には噴水がある。商店街からはにぎやかな音楽が流れてくる。これらは、別になくてもいいけれど、あったら雰囲気がよくなったり、心がなごんだりするよね。2つの体験実例が入らないようなら、一つは「もし〜だったら」を使ってもいいよ。「もし、噴水がなかったら」「もし、飾りがないとしたら」どんなに殺風景になるだろう、というふうにね。

 最後の段落は、まとめの段落。一般化の主題でしめよう。「人間にとって、文化とは・・・」「噴水とは・・・」「飾りとは・・・」という形で書いてみよう。ここにことわざも使えたらなおいいね!

 無用の用(一見役に立たないと思われるものが実は大きな役割を果たしているという意味)なんかぴったりだね!