授業の渚 ri-09-2


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リ 9.2週

1、自然保護は、自然を人の手から守ることではなく、自然を人間が体験できるようにすることである、というのが主題。意見は、対比する形で取り上げると焦点が明確になる。
 第一段落は、要約と生き方の主題。「自然ともっと触れ合うように生きていきたい」など。

2、第二段落は、その方法と体験実例。「そのための第一の方法は、自然を楽しむ心を持つことだ。例えば、プールと海を比較した場合、プールの方が清潔で便利だが、海には砂で汚れたり貝殻で足を切ったりというまた別の面白さがある。ペットでも、ロボット犬ならフンもしないし人にかみついたりしないが、実際の生きた犬には、そのトラブル自体が飼い主にとっていい経験になる」など。

3、第三段落は、方法2と社会実例。「第二には、この長文のトンボ王国のように、自然と触れ合う場所を作ることだ。例えば、奈良公園の鹿のように、全国の公園でその地方の特色のある生き物を放し飼いにする。例えば、北海道ならヒグマとか(笑)」

4、第四段落は、反対理解と名言。「確かに、デリケートな自然の中には、人の手から保護するものもある。例えば屋久島の杉を大勢の人が見に来るために根元が踏み固められてしまうという問題があれば、人間の接触を制限するということも必要になる。しかし……」。名言は、「6 家とは、外から見るためのものではなく、中で住むためのものである」。つまり、自然とは、人間がその中で様々な経験をすることのできる場なのである。