ズ 11.2週
歴史は、自己中心性を是正する。 しかし、客観的な歴史を求めようとするよりも、自己中心性に立脚した歴史を共存させるほうが現実的ではないか。 例えば、日中韓で、共通の歴史教科書を作るよりも、それぞれの国の歴史観に基づいた教科書を作るほうが現実的。 対策1。情報を公開し、互いの自己中心性を知ることによって、違いを理解する。 対策2。自己中心の自己を、より大きい視野で考える。 「葉隠」には、「自分の藩の歴史さえ学んでいれば、ほかのことは学ばなくてもよい」などの記述がある。そのような風土の中で、勝海舟は、「徳川家は、天下かれ見れば一つの私(私人)である」と述べることができた「氷川清和」。 ことわざの加工。「鵜の真似をする烏水に溺れる」。カラスがカラスという自己を守ることによって、初めてウと共存できるのではないか。 |